株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(10.28.09)

2009-10-29 06:13:53 | 市場概況
10月28日(水)の市場概況です。赤字部は29日朝の更新

◆日経先物:10080円(-170円)OSC53%(-6%)10月21日の67%から下落中。 
◆日経平均:10075円(-137円)OC50%(-8%)10月20日の69%から下落中。
日経平均指数値倍率:99(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:888.8(-6.7)OSC49%(-7%)10月22日の63%から下落中。
◆マザーズ指数:437.7(-9.34)OSC43%(-14%)10月26日の62%から下落に転じる。
◆ヘラクレス指数:580.71(-4.3)OSC52%(-10%)10月23日の66%から下落に転じる。
◆ドル・円:90.69円(1円15銭の円高)OSC55%(-5%)10月8日の47%に近づく。9月15日の41%程度までは円高に揺り戻されるか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28063%(前日比+-0%)10月27日現在。
◆米10年債利回り:3.45%(-0.112)-10月27日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:9990円(大証終値比-90円)
◆シカゴ日経先物:9905円(円建て、大証終値比-175円)更新
◆NYダウ:9763ドル(-119ドル)OSC37%(-7%)6月24日の32%以来の低さ。更新

ついに、全市場とも25日移動平均線割れで終了。日経平均もTOPIXもこのところの落ち方はつるべ落としのようです。

本来は買いは御法度ですが、場中に赤字の上方修正を発表して上向きとなった6961エンプラスと、因縁の9438エム・ティ・アイを、ルール違反を承知で後場終盤には25本線をクリヤーし戻し基調でしたので、明日のリバウンドを期待して209Kで仕込みました。

ところがMTIは大引けに何と206300円まで2枚成り売りがあり、嫌な後味を残して終了。明日、205Kが防御できてから反発を期待しますが、今日のような大幅ダウンは勘弁願いたいもの。過去、このあたりまで押されてからは切り返している株ですので、それの幻影に頼りすぎたのかも知れませんね。

-------29日朝の市場コメント-------

欧州株は2%少々の下落。NY株も引けにかけて安値をマークし、特にナスダックの下げが大きい。耐久財受注はほぼ市場予想どおりでしたが、9月の新築住宅販売が年率40.2万戸と4万戸程度予想を下回る現状では、株価も高値圏からの自然落下か。(2005年のピーク時には、新築住宅販売は年率で200万戸を超えていたことに留意。今の状態はその5分の1以下なのです。中古住宅はその時期、年率で700万戸越えでした。今は500万戸ですから減り方が少ない。)

新築住宅販売で目についたのが、販売価格の上昇です。中央価格で見ると、7月の24万3百ドルから8月の19万9900ドルまで下げ続け(年初から9ヶ月間下げ続けました。)、やっと今月2.5%上昇しましたが、まだ前年度比で9.1%下げている水準です。販売在庫は7.5ヶ月分と変わらずですが、差し押さえ物件が増える中、販売戸数を減らしながらも価格が上昇したことは、やっとケースシラー住宅価格指数どおりの結果となったと言えます。(中央価格はもっと大きく前月比10%の上昇率にもなっております。)

週間石油在庫統計でガソリン在庫が予想以上だった原油も下落。米債権は、5年債の不調もあり短期債の利回りはわずか上昇しておりますが、10年債は3.4%そこそこに下落。ドル高&円高も激しく進んで、いわゆるリスク資産からの回避の動きが継続中です。

市場は、この間の7ヶ月に及ぶマーケットラリーが少々オーバーペースだったとして、その修正にかかっているところです。企業収益が伸びたのも、いわゆるコストカットによるものとの認識を強くしております。

市場は明日の米3QGDPの発表待ちですが、GSが前期比の伸び率を3%から2.7%に引き下げていることもあり、市場の雰囲気は良くありません。

但し、ダウのOSCは37%まで落ちており、このところの最低値を更新しました。ここから落ちても30%台の前半ですので、GDPの多少の悪い結果を市場は先取りしている感があります。

なお、ノルウェーが1.25%から1.5%への利上げを欧州では初めて実施しております。ノルウェーは5番目に大きい原油輸出国です。経済の調子は原油高もあり良いようです。
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明日のモニタリング銘柄(10.29.09)

2009-10-28 19:58:19 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『顧客以外のステイクホルダーに対しては政治的に対応しなければならない。』
                    (乱気流時代の経営)

ステイクホルダーとは、会社にとっての利害関係者全員です。株主、従業員、取引先、地域住民、業界団体などです。もちろん顧客も、利害をともにする意味ではステークホルダーに入りますが、顧客以外のステークホルダーには政治的に対応しなければならないとドラッカーは言っております。

よく考えると、顧客以外のステークホルダーはそれぞれ利害を異にしております。例えば、株主利益を最大化しようとすれば、従業員や取引先の利害に反することにもなります。

ところが、会社としては、時に顧客の利害に反したり、時に反しなかったりすることは許されません。常に顧客を満足させなければ事業の永続性は失われます。そのためにも、顧客以外のステークホルダーの利害調整を、(顧客の満足を最適化するためにも)政治的に行う必要があると、ドラッカーは言っているように思えます。

さて、明日10月29日(木)のモニタリング銘柄です。

1.6871日本マイクロニクス(1480円あたりまで落ちれば)
2.5016新日鉱ホールディングス(下方修正はもう織り込み済みか?)
3.8086ニプロ(また1905円まで売られ)
4.7915日本写真印刷(29日、中間決算注意)
5.1963日揮(千代田の余波の受けすぎ)
6.6967新光電気工業(半導体受難の日から立ち直るか?)
7.4091大陽日酸(そろそろ、仕込みどころか?)

以上です。
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死に体相場か

2009-10-28 11:22:20 | 株に出会う
いやはや、久しぶりに傍若無人な値動きの新興銘柄を持ち越したお陰で、6417SANKYOなどの切り返しにも臆して乗れず、今日は苦杯の前場でした。

やはり新興市場の出来高が少ない株は、普通のテクニカルな指標など無視して、どんどんと売ったり買ったりする性癖があるようですね。前日安値を数次に亘る成り売りの嵐で割り込んだので、少し戻しかけた213900円で損切り。

新興で見落としたのが、2492インフォマートです。昨日OSCが39%まで押されて5日連続下落しておりました。そろそろ反転の時期でしたが、前日高値を抜く段階で指し負け。

監視銘柄の中では買う気にさせるものはほとんどありません。

日経平均はまだ25日線の10118円はキープしておりますが、これが破られると1万円割れは間近でしょう。OSCもまだ53%もあります。30%そこそこまで押される必要があります。

とにかく手がかり難。

しかたなく新規上場の4576デ・ウエスタン・セラピテクスなどというバイオ株が弄ばれております。ボックス圏の動きなので、後場は退屈がてら、こうした株でも手を染めるかどうか?

しかし、どうもこの株の名前がお調子にのっており、今ひとつ意欲がわきません。

何故、ザではなくデなのか?ウェスタンではなくウエスタンなのか?そして、何故セラピーではなくセラピテクスなのか、いや、それ以前に、セラピテクスなどという英語があるのか?(セラピューティクス=Therapeuticsという英語はあるようです。)等々、疑問は尽きません。

どうも、前任のブッシュ大統領のようなイメージの株ですので、やはり気乗りしないか。。。きっと、テキサスなまりの英語はこんなもんなのでしょう。
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市場概況(10.27.09)

2009-10-28 06:25:45 | 市場概況
10月27日(火)の市場概況です。赤字部は28日朝の更新

◆日経先物:10250円(-110円)OSC59%(-5%)10月21日の67%から下落途上。昨日の二枚腰が折れる。 
◆日経平均:10213円(-150円)OC58%(-7%)10月20日の69%から下落中。
日経平均指数値倍率:98(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:895.48(-15)OSC56%(-7%)10月22日の63%から下落中。昨日の二枚腰は折れる。
◆マザーズ指数:447.04(-3.14)OSC57%(-5%)10月26日の62%から下落に転じたか?
◆ヘラクレス指数:585.01(-4.69)OSC62%(-4%)10月23日の66%から下落に転じたか?
◆ドル・円:91.84円(34銭の円高)OSC60%(-2%)10月23日の63%から円高へと進行中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28063%(前日比+-0%)10月27日現在。
◆米10年債利回り:3.45%(-0.112)-10月27日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10230円(大証終値比-20円)
◆シカゴ日経先物:10150円(円建て、大証終値比-100円)更新
◆NYダウ:9882ドル(+14ドル)OSC44%(同値)10月19日の71%から下落中。更新

後場は先物が10200円で踏ん張り、そこからはじりじりとMACDはシグナル線の上に位置して、大きな下落はなく20円程度の値幅での揉み合いでした。

個別株は、じれじれした筋がやむなく手放す向きもありましたので、引けにかけては安値へ落とされる銘柄が多かったようです。

本日好調の銘柄は、引けにかけて値をも上げておりました。但し、前場に上げすぎたヤフーなどは一度押されてから、再度の地力発揮でした。

持ち越しは、今日予定どおりにプラス終了した9438エム・ティ・アイの218100円のみ。

-------28日朝の市場コメント-------

欧州株は前日比ゼロ値近辺で終了。ダウは、ケースシラー住宅価格指数が改善し、過去2日の大きな下落からのリバウンドがあるも、10月の消費者信頼感指数が47.7と予想の53.5を下回り、かつ、リッチモンド連銀の製造業指数まで予想以下となり、力なく25日移動平均線で停滞中。ナスダックは26ポイント下げております。

投資家は、アメリカの景気回復力が弱いのではないかとの確信を強めつつあり、これが債権への資金回帰となっており、10年債の利回りは3.5%を再度割り込みました。(価格は高い)

ダウのこれからの上昇を支える経済指標に事欠きつつあります。やはり、小売り、雇用のどちらかが市場期待を上回る結果を出さねばなりませんが、これに今日の消費者信頼感指数は冷や水を浴びせたことになります。

消費者信頼感指数は、しかし、5月に54.8ポイントとなり、その後は一進一退しておりますので、これでアメリカの消費が2月の25.3ポイント近くまで落ちる訳ではありません。踊り場に来ている状態ですね。

なお、例の家の購入についてのタックスクレジットを11月以降どうするかですが、今議会で検討されているのが、5年以上住んでいる人が買い換える時に、収入制限もこれまでより大幅に上げて継続するという案です。これが実現すれば、少しはインパクトがありそうです。(ステップアップバイヤーの年収制限は単身者で12万5千ドル、カップルで25万ドル。これまでの新規購入者向けは7万5千ドルと15万ドルでした。)
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明日のモニタリング銘柄(10.28.09)

2009-10-27 21:48:50 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『知識労働者とは同じ1つの階層である。』(新しい現実)

ドラッカーは現代の仕事の大部分を知識労働と位置づけております。それは、成果として「質」と「量」の両方が求められる労働です。その知識労働者が同じ1つの階層に属するということは、働く人々は知識労働を行うという一点において、同等であると言っていることになるのではないだろうか。それを正規、非正規で分けるのは資本側の都合に過ぎないことは、ドラッカーのこの金言を持ち出すまでもありません。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.3941レンゴー(逆張り。円高、原油安銘柄)
2.6417SANKYO(これも逆張り。OSC37%)
3.4997日本農薬(3Qより通期利益減で売り込まれ。)
4.2766日本風力開発(370K~373K程度までに売り)

以上です。これらはあまり良い形の銘柄ではありません。反発期待銘柄ですが、不発弾に終わることも覚悟の上で。

中間決算のシーズンですので、各銘柄の発表時期を必ず事前チェックすることをお忘れなく。
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