スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

ランニング障害を回避して楽しく走る!(3/3)

2013年02月11日 | 健康のしおり

どんな市民ランナーも、時にアクシデントや、致命的ではないにしてもアキレス腱や膝、腰などの障害を経験しながら、よりよい走り方が身についてくる。

(3/3)は、25年近い自身のランニング経験から選んだ、自らに言い聞かせるための「障害を回避して楽しく走る心得」のまとめです。

5. ランニング障害を回避して楽しく走る心得

 

(1) ランニングの基本10則  

※ ゆっくり、ニコニコペースで、体調が悪ければペースダウンまたは休養する。
タイムより、安全を前提に楽しみ、ゆとりと健康維持が目的。
むきにならない。

スポーツは、日常生活の緊張を解きほぐすためにあります。

  ① 絶対に身体を追い込まない

  ② 苦しいときは止める

  ③ 疲れているとき、体調の悪いときは休む

  ④ 練習中毒にならない

  ⑤ 自分を鍛えようと思わないこと

  ⑥ 勝負にこだわらないこと

  ⑦ 暑いとき(こまめな給水)、寒冷時(寒冷対策の服装)は避ける

  ⑧ 目標は、自ら設定し、他人と競わない、マイペース

  ⑨ 長く付き合えるスポーツを

  ⑩ スポーツの疲れを翌日まで残さない

(2) 行うときの注意

自分の体を過信せず、運動の許容量を知ること。特に転倒経験のある高齢者は要注意

加齢は体力とともに神経機能も低下させる。視力や聴力が衰え、とっさの動作がとれなくなる。
   体のバランスが  ちょっと崩れると、立て直しができずに転びやすい

③ 無理せず、寝不足風邪気味など体調の悪い時はしない。

④ 準備体操・整理体操を欠かさない。
   特に夏季は暑さの引いた時間帯、冬季は日中の暖かい時間帯に行う。

⑤ 胸痛、不整脈、耳なり、強い息切れ、冷や汗、筋肉・関節痛など通常と異なる症状が出たら、ただちに中止する。

⑥ 運動終了後1時間経過しても疲労が残る場合、運動が過多、やや軽めに

⑦ 食後2時間以内、入浴後の運動は避ける。

(3) 適切な運動の種類・方法 

 ウォーキングの方法

平坦で車の往来が少ない道、木々や草花など四季の変化が観察できる500~1km程度のコースが手ごろ。余力があれば周回してもよい。
暑さ寒さの時は避け、夕夜間の足元が見えない時、寒い早朝を避け、悪天候の日は決してやらない。
防寒に努め、ウォーキングする前は準備体操、終了時には深呼吸などして、クーリングダウン(整理体操)を欠かさない。

スロージョギングの方法

「速筋」を使わず、持久力の「遅筋」だけで走る。長~く走れる。(約5km/h)

背筋を伸ばす、やや前傾姿勢、肩甲骨を引き上げる意識、足はけらずに押すだけ、ニコニコ&おしゃべりペース、きついと感じたら歩く

(4) トレーニング、大会参加 

1週間のトレーニングの原則: やや速いと思われるトレーニングは、2回/週(水、日)。他の日は、スロージョギングとする。

<チェック1>

  ① 熱はあるか               ない  ある 
 
  ② 体はだるくないか           ない  ある 
 
  ③ 昨夜の睡眠は十分か        十分  不十分

  ④ 食欲はあるか             ある  ない

  ⑤ 下痢はしていないか          ある  ない 
   
  ⑥ 頭痛や胸痛はないか         ない  ある 
  
  ⑦ 関節の痛みはないか         ない  ある 
 
  ⑧ 過労はないか             ない  ある 
       
  ⑨ 前回のスポーツの疲れは残っていないか        ない  ある  
    
  ⑩ 今日のスポーツに参加する意欲は十分にあるか   ある  ない

・上の項目の中で、1つでも2列の回答の右側の項目に○がついた場合は、当日の練習、参加を避けて休養をとる。

1週間以上症状が続いている場合は、医師の診断を受ける。

その他、

・天候に関わらず、脱水症・熱中症予防のためにスタート前、レース中必ず水分補給をして下さい。

<チェック 2>

  ① 無理なく走ろう マイペース

  ② 進んで受けようメディカルチェック

  ③ タイムより、楽しい走り、健康づくり

  ④ アタマを使って走りの工夫

  ⑤ ずっと前の若さと力あてにせず

  ⑥ 睡眠、食欲、体調チェック

  ⑦ いつもの練習あってこそ楽しいレース

  ⑧ エイッ、ここで退く勇気が大人の選手

  ⑨ いい笑顔、気力も充実、輝く高年 

<チェック3>

  ア. 高齢者も可能で、安全で効果的な走り

 ・ややきついと感じるあたりのレベルであること

  ① 自然な呼吸

  ② うっすら汗をかく

  ③ 自然な腕ふり

  ④ 不自然であるが会話ができる

  ⑤ 気持ちよく走れる

 イ. どの程度の運動量がちょうどいい

  ① 少し疲れるくらいの、日常生活より強い運動をすること

  ② 運動をやめれば、体力は急速に衰える(体力は貯金できない)

  ③ 狙った効果を上げるには、それに適した運動がある

 ウ.  トレーニングの原則

  ① 心身のバランスのとれた発達を運動の目的とする

  ② トレーニングの目的や方法を自覚する

  ③ 初めは、軽い運動から、徐々に持続時間、回数を増やしていく(高齢者は、ほどほどに)

  ④ トレーニングは、持続すること。上達するに従って回数を増やす( 〃 )

  ⑤ 本人の体力や健康状態に合った方法や強度を選ぶ

  ⑥ 安全な時間帯、安全な場所、安全な用具 を選ぶ

(5)  スポーツ障害の予防

  ① 胸痛、動悸、息切れ、めまいは要注意

  ② 急にスピードを上げない

  ③ 十分なウォーミングアップ、クーリングダウンを行う

  ④ ストレッチ(筋肉を反動をつけず、ゆっくり伸ばす)、ヨーガ体操

  ⑤ 補助運動(腕立て、腹筋、背筋、スクワットを各20回)

  ⑥ 炎暑、寒冷時は運動しない。または十分な対策(たっぷりな給水、寒冷対策の服装)

  ⑦ スポーツマッサージ

  ⑧ アイシング

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