今日は最寄りのクリニックへ、1週間前に受診した千葉市の特定健診、がん検診の結果を聞きに行った。
指定以外にPSAの検査も付加してもらいましたが、すべての項目が基準値内で良好な結果だった。
さて、今日の記事は昨夜の皆既月食撮影の様子です。
夕方のニュースで皆既月食があることを知った。
さっそく、デジイチと望遠レンズを持ち出して自宅前で満月の試し撮り!!
月のちゃんとした撮影は初めてだった。
三脚を使用し、絞り優先で夜景を撮るように撮影したが、月は明るく輪郭がぼやっとして思うような結果にならなかった。
どうやって撮ればよいのかな~? と、
皆既月食までは、まだ時間があるので、いったん自宅に帰ってネットを調べたら、あった。!!
皆既前 20:32
露出モードは絞り優先からマニュアルに変更、その他も上の情報とほぼ同じにした。
夜遅く家の前で写真を撮るのもなんなので、スポーツセンター隣の公園に移動。
ここで撮影(コンデジ撮影)
三脚を立て、レリーズでシャッターを切った。
月が欠けるにしたがってシャッター速度を遅くしたり、ISO感度を調整したりした。
8:48過ぎ、皆既月食が始まった。
皆既月食の始まり 20:48
一人の男性が隣に来た。
挨拶をされ、隣で月食を撮り始めた。
丁寧な言葉遣いで物腰の低い方だった。
「カスミストアからよく見えたんですが、周りが明るすぎるんでこちらに来ました」
撮ってる間に、「いいですね~、どちらカメラなんですか?」なんて聞いたり、
ぽつぽつ写真関連の話を交わしながら時間が過ぎていった。
空は星がまたたき、快晴のように見えた。
21:15
男性は一脚を使い、手撮り撮影だった。
「いつごろから写真をはじめられたんですか?」
と私が聞くと
「19歳ごろからです」
う~ん、ずいぶん昔だ。
先ほど昭和18年生まれだといったので、60年ぐらい前からになる。
そのころはまだやる人が少なかったようですが、いろいろな電車を撮りに日本中に出歩いたとのこと。
色々なカメラを扱ってきたらしい。
定年後の趣味で始めた地域のサークルかなにかの人ではない。
いよいよ、いろいろ経験されている方に見え、
「どちらから見えられたんですか」
と聞くと
「すぐ、そこに住んでんですよ」
お名前を聞くと
「Nです」
その名前を聞いて、ピンときた。
近くで昔から写真館を営んでいる「Nさん」に違いない!
皆既月食直前 21:45
「いや~、思いがけない方に出逢いました」
ずいぶん昔、子供の七五三入学の時記念写真を撮りに伺いました。
私の記憶からは飛んでしまっていたが、
写真館の亡くなられた祖父母がやられていたころでもあり、妻がその時のことをよく知っていた。
21:51、皆既月食になった。
皆既月食 21:52
それからは、また明るい満月になるまで撮り続けようと、撮影していた。
Nさんは稲毛で生まれ育ち、某写真館の2代目、この地域の昔のことをいろいろご存知だった。
穏やかな方で、そして豊かな心情をお持ちの方とお見受けした。
今は、3代めの息子さんが仕事を引き継ぎ、好きなことをやられているようであった。
〇山が好きで、今も時々行かれるらしいこと。
〇カメラを始めた10代後半のころから絵が好きで、6年ぐらい絵を学んで仕事の傍ら、よく描き、
日展かなにかに入選、いくつかはどこそこかに寄贈したとのこと
〇特に千葉にゆかりのある画家で「青木繁」の絵が好きで,
雲が沸き、月が見えにくくなった10:00過ぎ、公園の芝生の上で30分ぐらい青木繁などの話を伺った。
・今年の1月、NHKEテレ 日曜美術館 「魂こがして 青木繁~海を越えた“海の幸”と石橋凌の対話~」の話
・彼の故郷の九州久留米に行ったこと
・青木繁の作品がフランスのパリの美術館に出展した昨年、現地の美術館やルーブル美術館などに行ったこと
・千葉県館山市の布良という地に『青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅』があるが、
そこによく行った
Nさんの寄贈した絵も飾ってある(?)
そこでは、ノーベル賞をもらった大村さんも縁があってお会いしたり、山梨県の韮崎の大村さんの処にも伺っ
たこと
等々。
風が冷たくなり、時刻も夜の11時になったので、お話の礼を言って別れた。
また、いつか写真館に伺って続きの話などを伺ってみたいものです。