オオガハスは、千葉市内で発掘された古代ハスの実を、植物学者でありハスの権威でもあった大賀一郎博士が発芽・育成したものです。
千葉市の花に制定されています。
〇 由来など
「1951年(昭和26年)3月3日から4月6日までの35日間、大賀一郎博士たちは東京大学検見川総合運動場の地層を掘り下げ、推定2000年以上前の古代ハスの実を3粒発掘しました。そのうちの1粒が順調に生育し、奇跡的に大輪の花を咲かせました。
現在では、国内外150か所以上に分根され、友好と平和の使者として親しまれています。」
(ちば市政だより、2020年6月号11面から引用)
昨日は快、今日はり、千葉公園のオオガハスを撮りに行った。
交通便は、自家用ママチャリ。
所要時間は、4:30/自宅~5:00/公園着:(撮影):6:30/公園~7:00/帰宅
〇 鑑賞の時間は?
『 花の色、姿が最も優美なのは開花2日目で、6~7時ごろに満開となる。11時ごろには完全に閉じるので、なるべく早い時間(6~8時)の鑑賞がお勧めです。
なお、開花や閉花の時間は日照や気温、降雨等の気象条件によって変動があります。』
日の出は、4:23ごろでしたが、
オオガハスの花弁が徐々に開き始めます。
花が最も美しく感じたのは、6:00前後でした。
ハス池に光が射すのは、モノレール側の木立を越えて陽光が差し込む時。
斜光の角度や方向が変化していく、同時に光の強弱も微妙に変わる。
気温の変化、風の影響もある。
色形や背景がよい被写体が、時間経過にしたがって変化していく。(花弁も開いていく)
それに応じて体を移動、高さ(角度)も変えて、立ったり、しゃがんだり。
より美しい瞬間、をとらえてシャッターを切る。
6時前は木道に入れない。
ハス池の外周をまわりながら、めぼしい花を捜す。
今は、コロナの関係で3密等を避けるため
6時から開通される木道は一方通行、入り口も2か所のみ。
ハスを観にくる人が増えてきます。
木道に入ると、綿打ち池側を背景にしたオオガハスが撮れます。
昨日みたいに快だと、池面のキラキラが強すぎる。
今日のようにだと、ほどよいキラキラ。
今、思い出しましたが、
昨日は、蓮華亭の階段から木道に降りかかった時に、
目の先にあるオオガハスが、「ポンッ!!」と大きな音を発して、一気に花弁を開いた。
開花というか、花弁が一気に開いた姿、音を見聴きしたのは今回が初めてです。
(私は聴力がよくないのに聴こえたということは、普通の人が聴けばかなり大きな音ですね。)
参考に、「ハス池の1年」、「ハスの花の4日間」を下に記します。
〇 ハスの花の4日間
『 1日目:徳利型、9時ごろには閉じる
2日目:おわん型、昼ごろに閉じる
3日目:皿型、午後に閉じるが半開きの状態も
4日目:花びらが落ち始め、午後には花托だけ 』
今日は見ごろでしたが、3日目、4日目の花が少し目立ってきました。
〇 ハス池の1年
4月中旬ごろ:浮葉が現れる
5月下旬:花蕾が水面に現れる
千葉公園では6/上旬に開花が始まり、6/下旬~7/上旬に開花最盛期を迎え、8/半ば過ぎに花が終える
11月:立葉が枯れる
12月:刈り取る腐敗病予防のため池は冬季でも水を張る
3月中旬ごろ:蓮根を掘り上げて植え替える