南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

いよいよ組み上げ!

2006年05月26日 21時17分09秒 | KLX250 レストア、整備編
このKLX250は事故車のまま放置されていたためエンジンがかかりませんでしたが、
フレーム再生中にキャブのオーバーホールを行いエンジンがかかるようにしてあります。
それと、部品を移す前に事故車の写真を細かく撮影してありましたので
分からなくなったら写真を見ながら移していきました。
オマケにこの日は僕の友人が手伝いに来てくれたので丸1日で終わらす覚悟もできました。
と、準備が全て整ったところでいよいよ分解に入ります。
まずは軽く外装全てを外していきましょうか。



フロントフォーク付近のフレームにしわがよっているのが分かるでしょうか?
塗装が落ちて少し錆びている部分です。
このためキャスター角が立った状態になり、前から見るとフロントフォークが車体に対して横に向いていたりもします。
この状態で試乗した事がありますがハンドルは切れたままですが案外真っ直ぐ走っていくので少し驚きました








とりあえずこんな感じで外していきました。外装を組むのは一番最後になるためこのまま保管しておきます。
で、いよいよエンジンを下ろし始める訳ですが、
このバイクはエンジンとスイングアームが同じシャフトでフレームに付いている為
先にリアの足周りから分解していきます。








リア周りが外し終わった画像がこちらです。ここからは横に再生したフレームを並べて作業していきました。








なんだか本格的ですね。バイク屋さんでもこういった絵には中々お目にかかれません。
この写真を見ると事故車のキャスターがやたら立っているのが分かりますね
隣のフレームヘッドと比べるとどれだけ曲がっているのか想像できます。
これだけの事故をしているのにフロントフォークが少しも曲がっていなかったので
「倒立フォークって頑丈なんだなー」などと関心していました。
ここからやっとエンジンを下ろす作業に入れます。
バイクを分解してて分かったんですが、しょせんは部品の集合体でしかなく
結構簡単にバラしていけるものです。
ここまで分解するのに2時間もかかってませんし、
このペースで行けば本当に1日で終わってしまうと僕らは思っていました。
が!そこには丈夫過ぎる倒立フォークが生んだ大きな落とし穴が!それは…?  次回をお楽しみに


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