ある日、サスを流用する際にカラーを作ってくれた悪友H君から電話がありまして、
「新しくカラーを作り直したから付けて見れば?」とのお言葉。
すぐに持って来てもらい、早速装着し直す事となりました。
で、上の写真がそのカラー。この二つで片側分です。
サイズは内径10ミリ、外径14ミリ、二つ合わせた時の長さは25ミリほとんど同じですが、
立ち上がりからは外径が18ミリに変わり、そこからの長さは2ミリと形を変えて製作してくれました。
これを入れれば、スペーサー代わりのワッシャーは不要となります。
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これも炭素鋼で作ってくれたので、今度は自分で焼き入れをしました。
方法はいたって簡単。ガストーチで色が変わるくらいまで焼いてから水に浸すだけです。
悪友M井君の話では、これも焼きすぎると中の炭素が抜けてしまい、逆に柔らかくなってしまうみたいですね。
さすが鋼材マニア。仕事に関係ない知識ですが趣味のため詳しくなってしまったみたいです。
ちなみに左側は焼き入れ前、右側のが焼き入れ後です。
熱で炭素が浮き出てきてこのように変色しました。
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これはカラーを上から見た写真ですが、内径の中心が偏芯しているのがお分かりでしょうか。
実はこれ、H君がチャッキングミスをしたらしくこのようになってしまいました。
ですが1ミリもずれてはいないのでこのまま使用します。
どうやら2個とも同じくらいずれているのでボルトもすんなり入ってくれましたし、
ここでコンマ何ミリずれようがサスの使用には問題ないと思ったからですね。
それに作り直しなんて頼めないし、それどころか作ってくれとすら頼んでない訳ですから…
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装着はいたって簡単。
バイクのリアをボルトに負荷がかからない程度まで上げて写真のように入れ替えるだけ。
しかしこのカラーは鋼材の特性上、錆やすいのでグリスをしっかり塗ってから装着しました。
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装着後はこんな感じ。立ち上がりからの外径は20ミリでも良かったのですが、このままでも問題は無いでしょう。
見た目も、中でクルクル回ってしまうワッシャーよりは純正っぽく仕上がって大満足です。
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装着後の車体姿勢は写真の通り。
リンクロッド長はノーマルくらいに戻しましたが、サスの長さは2センチほど長いので、
車高は純正の頃とあまり変わらなくなりました。
後日セッティングはそのままで試運転に行きましたが、減圧は伸び縮みは真ん中、
プリロードだけは僕の体重に合うようにして走っただけなのに、純正よりよっぽど乗り心地が良く、
大きなギャップをえらいスピードで越えても衝撃吸収の収束はピタリと決まり底付きも皆無。
もう「純正は何だったの?」ってな感じです。
要因の一つはリンクロッド長をノーマルほどに戻した事によるレバー比の変化にあるのかもしれません。
自分でもよく分かっていないんですけどね…
それと大きな違いはバネの硬さだと思います。
CBの純正に比べるとこちらの方が柔らかめで、それが僕の体重と合っていたのかもしれません。
(僕は普通の男性よりは、ちと軽めです)
ですが、サスの前後バランスは悪い感じで、リアのしなやかさよりフロントのサスの入りが悪く感じられました。
さらにフロントだけ衝撃の吸収が悪く、リアに比べてフロントがいつまでもバタバタしてしまいます。
まぁ生産から一度もオーバーホールしてないもんですから仕方ないといえばそれまでですが…
今後はフロントフォークのオーバーホールとフォークオイルのブレンドで対処しようと思っていますが、
それでもバランスが取れなかった場合はせっかく代えたフォークスプリングも戻すしかないようです。
先日峠に行ってきましたがリアサスの具合に全くもって不安も無く、楽しく走ってこられました。
ですが、昔に比べ腕がなまってしまったようでタイヤが端まで使えていませんでした。
昔はリアタイヤなんか端までキッチリ使えたんですが、今年はあまり乗ってなかったものですから…
フロントフォークを何とかしたら、しばらく山篭りするしかありませんねぇ。
おまけ
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H君が定価では1万円ほどするデジタルのノギスをなんと千円で売ってくれました。
しかも電池不要のソーラー式です。
本人は電池式のに買い換えたらしいんですが、一体何が気に入らなかったのでしょう?
と、思っていたらすぐに原因は判明。
ソーラーが弱く、影に入るとせっかく測ったデータが消えてしまうのです。
そう言う事ね…
「新しくカラーを作り直したから付けて見れば?」とのお言葉。
すぐに持って来てもらい、早速装着し直す事となりました。
で、上の写真がそのカラー。この二つで片側分です。
サイズは内径10ミリ、外径14ミリ、二つ合わせた時の長さは25ミリほとんど同じですが、
立ち上がりからは外径が18ミリに変わり、そこからの長さは2ミリと形を変えて製作してくれました。
これを入れれば、スペーサー代わりのワッシャーは不要となります。
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これも炭素鋼で作ってくれたので、今度は自分で焼き入れをしました。
方法はいたって簡単。ガストーチで色が変わるくらいまで焼いてから水に浸すだけです。
悪友M井君の話では、これも焼きすぎると中の炭素が抜けてしまい、逆に柔らかくなってしまうみたいですね。
さすが鋼材マニア。仕事に関係ない知識ですが趣味のため詳しくなってしまったみたいです。
ちなみに左側は焼き入れ前、右側のが焼き入れ後です。
熱で炭素が浮き出てきてこのように変色しました。
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これはカラーを上から見た写真ですが、内径の中心が偏芯しているのがお分かりでしょうか。
実はこれ、H君がチャッキングミスをしたらしくこのようになってしまいました。
ですが1ミリもずれてはいないのでこのまま使用します。
どうやら2個とも同じくらいずれているのでボルトもすんなり入ってくれましたし、
ここでコンマ何ミリずれようがサスの使用には問題ないと思ったからですね。
それに作り直しなんて頼めないし、それどころか作ってくれとすら頼んでない訳ですから…
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装着はいたって簡単。
バイクのリアをボルトに負荷がかからない程度まで上げて写真のように入れ替えるだけ。
しかしこのカラーは鋼材の特性上、錆やすいのでグリスをしっかり塗ってから装着しました。
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装着後はこんな感じ。立ち上がりからの外径は20ミリでも良かったのですが、このままでも問題は無いでしょう。
見た目も、中でクルクル回ってしまうワッシャーよりは純正っぽく仕上がって大満足です。
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装着後の車体姿勢は写真の通り。
リンクロッド長はノーマルくらいに戻しましたが、サスの長さは2センチほど長いので、
車高は純正の頃とあまり変わらなくなりました。
後日セッティングはそのままで試運転に行きましたが、減圧は伸び縮みは真ん中、
プリロードだけは僕の体重に合うようにして走っただけなのに、純正よりよっぽど乗り心地が良く、
大きなギャップをえらいスピードで越えても衝撃吸収の収束はピタリと決まり底付きも皆無。
もう「純正は何だったの?」ってな感じです。
要因の一つはリンクロッド長をノーマルほどに戻した事によるレバー比の変化にあるのかもしれません。
自分でもよく分かっていないんですけどね…
それと大きな違いはバネの硬さだと思います。
CBの純正に比べるとこちらの方が柔らかめで、それが僕の体重と合っていたのかもしれません。
(僕は普通の男性よりは、ちと軽めです)
ですが、サスの前後バランスは悪い感じで、リアのしなやかさよりフロントのサスの入りが悪く感じられました。
さらにフロントだけ衝撃の吸収が悪く、リアに比べてフロントがいつまでもバタバタしてしまいます。
まぁ生産から一度もオーバーホールしてないもんですから仕方ないといえばそれまでですが…
今後はフロントフォークのオーバーホールとフォークオイルのブレンドで対処しようと思っていますが、
それでもバランスが取れなかった場合はせっかく代えたフォークスプリングも戻すしかないようです。
先日峠に行ってきましたがリアサスの具合に全くもって不安も無く、楽しく走ってこられました。
ですが、昔に比べ腕がなまってしまったようでタイヤが端まで使えていませんでした。
昔はリアタイヤなんか端までキッチリ使えたんですが、今年はあまり乗ってなかったものですから…
フロントフォークを何とかしたら、しばらく山篭りするしかありませんねぇ。
おまけ
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H君が定価では1万円ほどするデジタルのノギスをなんと千円で売ってくれました。
しかも電池不要のソーラー式です。
本人は電池式のに買い換えたらしいんですが、一体何が気に入らなかったのでしょう?
と、思っていたらすぐに原因は判明。
ソーラーが弱く、影に入るとせっかく測ったデータが消えてしまうのです。
そう言う事ね…