南信州のりもの倶楽部♪

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S15カムを使った中華エンジンを作る その3

2014年10月07日 17時49分27秒 | 輸入横型エンジン編


今日も仕事の合間にエンジン作り。

昨日剥離を終わらせてあったんだが、
クランクケースやクラッチカバーなどは何かで荒く磨いた跡があって、
さらにシリンダーだけは何か変な色。
何とも形容しがたい色なんだが「どどめ色」って言ったら良いんかな。
内出血したような嫌な色してるから、
ここだけブラスト当てようか悩んだくらいだが、
面倒だからどうしようか…









とりあえずワイヤーブラシでケースを磨いてみたら、
何か鏡面加工したような肌になった。
ここだけピカピカしてると変だから、
クラッチカバーとジェネレーターカバーはバフでもやってみる。

しかしこんな事やってて今週間に合うんかな?










シリンダーのオイルが帰る通路なんだが、
中華エンジンのシリンダーのほとんどはこんな風に段付きになっててストレートではない。
その上に通路がやたら狭くなってしまっているから、
ウチでは少し広げてあげている。

写真では広げた後のなんだが、
狭くなっててもちゃんとオイルは帰ってるみたいだから問題無さそうだけど、
まぁ気分の問題と言えばそれまでだ(笑)










ポートは段付きだけ取って終わり。

これは俺の自論でしかないんだけど、
基本ポート研磨はしてない。
中華エンジンはバルブ径の1.5倍くらいポートが広く作られてしまっているため、
排気量とポート径のバランスがかなり悪い。
だから拡大なんかする必要は無いし、
もしかしたら段付きを取らなくても良いかもしれないね。
このエンジンの場合もポートが広すぎるから、
バルブ径ほどにポートを狭めたいくらいだ。

あとポートの鏡面仕上げとかザラザラ仕上げとかは一応セオリーはあるみたいだけど、
やっても効果が体感出来なさそうだから俺はやってないかな。
かなり変わるって言うなら道具はあるからやるんだけどねぇ。

今日はベアリングが届かなかったから、
明日はクランクのバランス取りと芯出しをして、
腰下はさっさと組んでしまいたいと思う。


そんな訳で毎日やってはいるんだが仕事が入ってきてなかなか進まん。
誰か手伝ってくれんかねぇ…


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