南信州のりもの倶楽部♪

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中華部品も素性を良く見極めよう

2024年02月02日 20時42分00秒 | 輸入横型エンジン編
皆さんこんにちは、南信州のりもの倶楽部のオフシャルブログへようこそ。

昨日なんだがブログ書きながら寝てしまい更新出来なかったが、
せっかく書いたので今日の更新とさせていただく。

以前エンジンを購入していただけたお客様から電話が来たので今回はそれをネタにしてみる。












結構前にネタにしたんだが何年も前だから構わないと思うんだが、
中華VM22のセッティングが出ないと言うお悩みなんだが、
先ず言わせてもらうがあのキャブはセッティングが絶対出ないから買ったり使ったりしちゃダメで、
以前私も散々トライしたんだが全く出ずこの私がお手上げだったから、
キャブセッティングを少しカジっただけの方では到底無理。

よって買わない、使わないと私からは言いたいし命令にしたいくらいだ。

じゃあどんなキャブが良いとなるかって話なんだが私が自信を持ってお勧め出来るのは、
やはりヨシムラさんのMJNシリーズで個人的には125ccならYD24かな。

金額はそこそこするんだがセッティングがほぼ不要で、
セッティングパーツを全く必要としないからPE28やPWK28などより、
手間もかからずポン付けでいきなり走れちゃうのが魅力で、
しかもボディがカッコ良いから是非お勧めしたい。

「あれ、お前もキャブ売ってなかった?」と言われるかもだが、
NIBBIのキャブはちゃんとセッティングは出るんだが完全に玄人向けで、
セッティングが出ると凄い嬉しいし、
バチっとハマるとちゃんとパワーも炸裂してくれる。

ただ誰にでもお勧めは出来ないからここはヨシムラさんのキャブに軍配が上がるかな。

あとは永遠のスタンダードと言っても良いPC20で、
これに関しては正規品が1番良いに決まってるんだが、
私が嫌いなミニモトの4,000円もしないコピー品でも、
セッティング無しで走れるのは実証済みだから、
あんな会社にお金を落としていただきたくはないが一応紹介しておくだけで、
ちゃんと京浜さんの物を使っていただきたいね。













お次はオイルキャッチタンクのお話で、
そのお客様のGPXはスプロケの所のオイルシールが表側に出て来て抜けてしまうみたいで、
どうやら原因はエンジン搭載時にブリーザーのパイプを挟んだまま載せちゃったから内圧が高まり、
そのせいでシールが抜けてしまったらしい。

そしてこの報告はかなり多かったので、
エンジンの取り扱い説明には、
オイルキャッチタンクは必ず取り付けてと足すようになった。

写真の物はGM-MOTOの物なんだが薄型だから取り付け場所に自由度が出るし、
アップマフラーにした場合は車体右側がスカスカに感じるから、
その空いたスペースに取り付けてみたらどうだろうか。

ちなみに私が嫌いなミニモトの部品でも良いから、
オイルキャッチタンクは絶対取り付けて欲しいが、
ミニモトのオイルポンプば絶対使わないように。
前もネタにしたが精度が粗悪で油圧が上がらずエンジンブローしたわ。

↑ミニモトへの悪口が止まらんw

あとついでなんだがカブのユーザーの方々ってオイルキャッチタンクやオイルクーラーの取り付けを嫌がる方がほとんどなんだが、
100cc以下ならまだ空冷で通用するかもだが、
私が思うに125ccの中華エンジンなんてほぼ油冷エンジンだし、
ご存知のようにシリンダーのフィンなんて走行風が1番頭にしか当たらないんだから、
私はオイルクーラーは絶対必要と考えている。

そもそも走行中ならまだマシだが去年の真夏で渋滞にハマったら、
油温が120°は超えちゃうようになりかねないから、
下手するとオイルクーラーに電動ファンを取り付ける時代になるかもしれないね。

しかし私がオイルクーラーは必要ですと言ってるのに何で無視するかねぇ…
エンジンブローの危険性が上がるだけなのにそんなに見た目が大事なんかなぁ。

そんな訳で中華エンジンの取り扱いって少し注意は必要なんだが、
守る所を守れば大変楽しいエンジンには間違いないから、
必ず労わって大事に使って下さいな。










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