南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

旧車なんだが旧車の仲間に入れてくれないからネオ旧車と呼んでやる

2021年07月06日 21時55分00秒 | SRX600編





昨日と今日は雑務に追われてたいした事は出来ずエンジンも進まなかったがSRX600を車検に出す事が出来た。

とは言ってもエンジンはかからず、しかしガレージの奥から引っ張り出して来たら燃料ホースが硬化して取れていて、
さらにかなり前に燃料コックが抜けてガソリン漏れしていたからオフにしていた事もすっかり忘れていて、
ガソリンはほぼカラなのにエンジンがかからんとバカみたいに1人で悩んでいたようた。

さらにタンクの中もすっかりサビで赤くなってしまっていたから、
とりあえずエンジンがかかるようにしていただいて、
車検が終わったらまた自分で錆取りしたりちゃんとメンテナンスして乗れるようにしたいと思う。

しかしこのバイクも既に30年前のれっきとした旧車となり部品の心配も尽きないからいつまで乗れる事か。
エンジンも息が長かったSR400と違い4バルブで互換性が無いからピストンが焼き付いたら蘇らないかもしれないねぇ。

そう言えばこのバイクを購入した時に「何でSRX600にしたの?」と色んな方に聞かれたんだが、
横型エンジンばかりいじっていたら整備が楽な空冷単気筒エンジンがすっかり好きになってしまい、
それなら国内メーカーで空冷単気筒の最大排気量のバイクを探していたらたまたまSRX600だったってだけの話。

だからSRX600が無ければSR500だったかもしれないし、
XR650がもし空冷だったらそっちを買っていたかもしれない。

ただ1980代後半から1990年代前半の頃のバイクは1970年代の頃の名車と違い全く人気が無いから意外と安く購入出来たので、
アクやクセの強いバイクも多いけど個人的には好きな年代だ。












そしてSRXとは関係無いんだが、
私のウォーキングとサイクリングコースで若い子が乗ったRVF400を良く目撃するようになって何だか同胞のような気分だ。

私が三菱自動車の専門学校時代には良く見たんだが今じゃすっかり見ないし、
RC45のようなガチなホロモゲモデルなんて1度も見た事無い。

ちなみにNC30とNC35ならまだしもRC30とRC45は完全なプレミア価格でZシリーズとタメかそれ以上の価格で、
そんなもん欲しくも無いし何かあっても修理出来ないので所有は無理だわ。













あと、楕円ピストンでお馴染みのNR750ことRC40の価格を調べてみたが車両価格を通り越して物件と呼ばれる物のレベル。
でもバイクだから登録の印鑑はシャチハタでOKなんだから、
高額過ぎるバイクは登録に印鑑証明が必要でも良い気がするねぇ。


しかしだ、酒飲みながら昔のバイクの価格を少しだけ調べたらかなり面白かったから、
皆さんも自分の青春時代のバイクとか検索してみていただいて時代を感じたり思い出していただきたいね。



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GPX125のクランクシャフト交換

2021年07月04日 22時13分00秒 | GPX125 エンジン偏





今日はクランク交換のGPX125なんだけど、
写真のようにローターの付け根からまぁ見事にボッキリと折れてしまっていた。

まぁ俺ていると言うかシャフト部が破断したような感じで、
でもバラした感じだと他の部分に問題は無さそうで、
ローターのバランスが極端に悪いなら分かるんだけど、
そんな事も無さそうだし折れた原因は謎のままだった。

交換する部品はクランクシャフトとジェネレーターで、
ローターが暴れてコイルとステーターベースにヒビが入ってしまったためまとめて交換となる。

本当は軽量アウターローターを入れるなどすれば一応の対策にはなるものの、
今まででクランクが折れたのは初めてだから何とも言えず、
そもそも普通に使ってればクランクが折れる事はほぼ無い。

ただ、1速で引っ張ってからアクセルを急に閉じたりすると逆方向の力がかかるから、
繰り返したりしてればクランクには良くないとは思う。












前にクランクは買ってあったから部品を洗浄してから組み立てて、
腰下まで完成させて今日は休日だしここまでにしておいた。

明日も休日だがまた雨みたいだからまたエンジン作りで、この先梅雨で雨が続くからエンジン作りに集中する予定だ。






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LIFAN125改150が完成しました

2021年07月03日 22時16分00秒 | 輸入横型エンジン編
今日は何日かぶりに雨が上がったので夕方ウォーキングに出かけたんだけど、
その途中で落とし物と思われる財布を拾ってしまい、
見て見ぬふりしても良かったんだが良心が許さず帰り側に交番まで届けに寄ってみた。

そして書類を書いたり作成されてる間に壁に貼ってあった行方不明者や指名手配の張り紙を見ていたんだけど、
知らないだけで指名手配犯って結構いるんだねぇ。

近くだと上伊那郡の宮田村の発砲事件なんてまだ見つかってないみたいで、
ネットニュースにも出てるけど顔写真だけ見たら「アウトレイジに出演されてませんでした?」って感じでカタギには見えない。

ただ2021年現在だと夏でもマスクしてるのが当たり前だから不審者が誰かなんて全く分かんないねぇ。

あと賞金がかかっている指名手配犯なんてのもいて賞金首なんてONE PIECEの世界だけだと思ってたが、
今日みたところで最高額が800万とかなりのプライスだが、
かなり前の事件だし他県の事だから全く実感が湧かない。

ただあれだけ指名手配犯は居るんだから知らない間に同じスーパーで買い物してた、なんて事だってあるかもしれないから怖いね。
















そんな訳で昨日の続きで1次側遠心クラッチのLIFAN125改150が完成した。
排気量は正確に150.52だから151ccと言ってしまっても良いかもしれないが、
個人的に0.5ccは有って無い様な物みたいな感じかなぁ。

エンジンの仕様としては58×57ミリのボアストロークで、
ボアアップキットはモダンワークスさんのGPX125用143ccボアアップキットのピストンとシリンダーを流用し、
クランクケースをボーリングして取り付けてある。

モダンさんのボアアップキットはピストンピン径が14ミリとなっているので、
WIN120と同じスモールエンドが14ミリのピストンを使うLIFAN125のクランクだから出来る技でロンシン125とかには不可能だ。

せっかくボアアップしたんだからハイカムに交換したんだがLIFAN125のヘッドのマフラーのスタッドボルトが折れていて修復に自信が持てなかったため、
LIFAN150のヘッドを購入しベアリングを打ち替えてハイカム化もしてある。
あとはいつもの強化テンショナーやカブ50のクラッチカバーになっているくらいかなぁ。

クラッチとミッションはノーマルなんだけどクラッチに関しては強化クラッチみたいな物だからあまり心配はしていないが、
トルクも増えた事だし1速でいきなり全開にはしないてゆっくりと加速し、
無理しない程度でチェンジしてもらえればクランクには優しいはず。

1番良くないのは2速などからの全開発進で、
繰り返してるとクランクのビックエンドのベアリングが直ぐダメになるよ。

あとセル始動に関してだがワンウェイクラッチは125ccでも容量不足だから、
セルを使うならまずキックで圧縮上死点を出してからモーターを回していただきたい。
これは50cc以上の排気量にしたなら必須項目で、
カブのセル付きエンジンを88ccにボアアップしただけでも圧縮抜きは行っていただきたいし、
ワンウェイクラッチのローラーで傷んだセルのスプロケットをいくつ旋盤で修理したことか。


作っておいてこんな事言うのも何だが中華エンジンはあちこちが強化されてるとは言え基本コンポーネントはカブ50のエンジンと同じだから、
高速道路で全開走行で無理するよりトルクピークまでの回転で楽しんでいただきたいかな。

どんなエンジンでもそうだけどトルクピークまでしか使ってないエンジンはかなり耐久性があるんだけど、
高回転を常用されるとパワーダウンもするし寿命もかなり短くなる気がするので、
マイルールとしてエンジンに無理させるのは車を追い抜く数秒だけであとはトコトコ平常運転。

でも最近はバイクすら乗ってないから現在は所詮原付でイキれる気にすらなれんわ。

エンジンは完成したんだけどこれから費用を計算してメールするのでまだしばらくお待ち下さい。












お次はクランクが折れたGPX125の修理。

ただ詳細はまた明日にして日曜日だけど頑張って直します。


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大変だったエンジンも峠は越えました

2021年07月02日 20時10分00秒 | 輸入横型エンジン編





今日は本業を終わらせてからまたエンジンを作っていた。

これはLIFAN125の1次側遠心クラッチを150ccにボアアップする物で、
ベースガスケットの厚みなど悩んでいたんだが、
ガスケットを1枚だけ足してリセスに粘土を当ててみたが問題無さそうなので、
本来よりガスケットを薄めにして組む事にした。

実は本来のように1枚でも問題無さそうだったけど、
ピストンのショルダーがヘッドに当たるのも嫌だし保険的な感じでベースを厚くしある。











ヘッドを完成させてサイドも組もうかと思ったが明日完成させて内容を完成説明出来れば良いかなぁ。

明日からまた週末になってしまうし部品を剥離に出せないため、
また出来るエンジンからサッサと手を付けて行く予定で、
しばらく天気も悪そうだからエンジン製作を頑張るしかないね。



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ロンシン125のヘッドにハイカム取り付け

2021年07月01日 19時20分00秒 | オリジナル コンプリートエンジン





今日は久しぶりにロンシン125のヘッドにハイカムを取り付けるご依頼をいただいたので早速行ってみた。

写真はバルブを全く加工しないでハイカムをそのまま取り付けてみた物なんだが、
やはりオーバーラップでバルブが当たってしまうし、
もし当たらなくてもバルブスプリングが縮み切ってしまいフリクションロスも酷くなりカムとロッカーアームがいずれ焼きついてしまう。

ロンシン125のコンプリートエンジンを作る時はこの作業は当然行うんだけど、
ハイカムだけ入れたいって方も凄く多いので、
時間も1時間くらいで終わるので安価で行っとります。












作業後はこんな感じでバルブは当たる事も無くサブスプリングも取り外すからフリクションがかなり減る。

ロンシン125のコンプリートエンジンの場合はカム交換の上にハイコンプピストン交換と軽量オイルフィルター交換も行い、
エンジンの塗装を剥離とウォーターブラストしてご要望もあれば0.916の4速ギアを0.958のセミトップクロスにも交換している。
ただ中古のエンジンが出て来ないと製作出来ないし、
新品をベースにするならいっその事GPX125エンジンに交換してもらった方が良いと思うわ。

今週は何故か多忙でエンジンを1機も作れなかったが、
夏は比較的暇だから仕事があるだけでホント有り難いわ。





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