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今日は本業を行っていてエンジンの方は何も出来ず、
さらにまたメールも全く返信出来ず申し訳ないです。
ただしばらく温めていたLIFAN125やヤフオクで売られている中華エンジンのボアアップを紹介してみようかと思う。
まず上記のエンジンやタイガー125のエンジンはクランクピンが14ミリと耐久性は有るがピン径のせいでボアアップは不可能とされていた。
しかしタイガー125エンジンをボアアップしたいと無茶なお願いをされた方がいまして、
埼玉県の行田市と夏場は地獄並に暑くなる所にあるBREさんが考え出したのが、
エイプの100ccを115ccにボアアップする57ミリピストンを使ってタイガー125を138ccにボアアップしてみせた。
まぁあの頃はNCYのシリンダーが買えたから出来たんだが、
令和の今となってはそんなシリンダーは販売されておらず、
しかし私は他の方法でボアアップする事を考えてみた。
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まず用意するのは写真右側の115cc用のエイプの57ミリピストンで、
このピストンはバイトが12vエンジンと同じでピンが14ミリとなっている。
お次はロンシン125を140ccにボアアップするボアアップキットなんだが、
このピストンは13ミリのピンのため今回は使わない。
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ボアアップキットのボア径は56ミリとなっているから片肉を0.5ミリ、
つまり1ミリのみボアアップしてエイプの57ミリピストンを納めると排気量は145ccと20ccもボアアップする事は机上の空論だが成り立つ。
ただ!欠点はいくつもあり先ずは56ミリシリンダーのスリーブはかなり薄いので耐久性は大丈夫か分からないし、
125ccのエンジンにこのシリンダーを使うにはクランクケースとシリンダーのボーリングが必要だから製作料も増えるし、
ピストンも確か2万円近くになるはずだからボアアップするだけでベースエンジンを買う以上にお金がかかる事になる。
だから耐久性を落として大金を使った挙句、
たった20ccしかボアアップ出来なかったらコストパフォーマンスが悪過ぎると言われても仕方ないかなぁ。
まぁこれは私が頭の中で考えた物でまだ召喚すらしていないんだが、
もし145ccでも耐久性に確証が持ててナンバーが陸運局でちゃんと発行されたなら、
堂々と高速道路にカブで立ち入る事が可能とはなる。
しかし今では排気量が150ccや160ccや、
190ccや212ccもある中華エンジンが販売されていて、
載せ換えてしまえば終わりとも考えられるんだが、
1次側遠心クラッチと4速ロータリーと言うカブのアイデンティティは継承される。
そもそも大排気量のエンジンは必ずマニュアルクラッチだし、
カブのハンドル回りはバーハンにするのは楽だが、
逆にそのままにして作る方が難しいし、でもカブらしいかなぁ、とも思う。
しかし見た目は完全ノーマルなカブで高速道路を走るとかシビれるしロマンも有り面白いねぇ。