中日新聞の日曜版に飛島圭介さんの「おじさん図鑑」というエッセーが載っています。
今回は「年のはじめ」というタイトルで、掲載されていました。
今はもちろんないだろうが、おじさんが小学生だった大昔、冬休みに「登校日」というものがあった。
元旦か二日がその登校日だったと思う。
児童全員に紅白の「すあま」が配られたような記憶がある。
この行事はたぶん戦前からの教育の名残だったのだろう。
その日、小学生たちは貧しいながらも精いっぱいの晴れ着を着用して登校し、校庭に整列した。
君が代を斉唱し、校長先生の訓示を聞いた。
そして、「一月一日(いちげつ いちじつ)」を合唱したのだ。
「年の始めの 例(ためし)とて、終わりなき世の めでたさを、
松竹立てて、門(かど)ごとに 祝う今日こそ 楽しけれ」
これをこの歌詞通りに歌う男の子は少数だったろう。
お正月を迎え気持ちが浮き立った当時の悪ガキどもは、こんなふうに歌詞を替えて大声で歌った。
「豆腐の始めは 豆ですよ、尾張名古屋の大地震、
松竹でんぐりかえって おおさわぎ 芋を食うこそ へがでるぞ」
思えば子どもなりの痛烈な国家批判ではないか。
官製の行事に抵抗し、押しつけられた権威とまじめさをちゃかす。
今年はこの手でいくかとおじさんはほくそ笑んだ。
以上です。
>元旦か二日がその登校日だったと思う。
児童全員に紅白の「すあま」が配られたような記憶がある。
私の記憶では元旦が登校日でしたね。
大晦日の夜は「紅白歌合戦」を見ていましたので、元旦の朝は眠くて眠くて。
なぜ元旦に登校日があるのか疑問でしたね。
今なら休んだでしょうね。😀
「すあま」なんて、知りません。何も配られた記憶がないです。😅
「すあま」が、何か分からなかったのでネットで検索しました。

関東では、一般的な和菓子として食されている「すあま」ですが、関西人からすると「かまぼこ」にしか見えないそう。たしかに見た目はかまぼこのようですが、味は全くの別物。お茶によくあう、甘い餅菓子です。 関西では、言葉自体初めて聞いたという人もいるほど知名度の低いスイーツ。関東人からすると衝撃の事実ですよね。
>その日、小学生たちは貧しいながらも精いっぱいの晴れ着を着用して登校し、校庭に整列した。
晴れ着は着なかったように思いますが、おろし立ての下着を着ていました。(自分の家が洋品を扱っていましたので、自分のところの商品でした)
>君が代を斉唱し、校長先生の訓示を聞いた。
そして、「一月一日(いちげつ いちじつ)」を合唱したのだ。
校長の訓示と校歌は、ありました。
「君が代」と「一月一日」は、歌った記憶はないです。
地域でお正月の登校日の模様も違ったのでは。
元旦の登校日は、小学生時代だけでした。
私にとっては、とんでもない登校日でした。😅
Eagles , Hotel California , Classic North West Concert , Sept 30Th 2017 Safeco Field , Seattle