中日新聞の「くらしの作文」に「嬉しい日」というタイトルで、78歳の女性が投稿されていました。
この2、3日の冷え込みに庭の千両が一段と色を深め、どの年よりも輝いて見えるのは、私だけでしょうか。
それもそのはず、私は今一番の喜びに包まれているからです。
孫が結婚するのです。
それも初孫の男子です。
思えば、この孫が高校一年の時、嫁である母親がわずか数ヶ月、病んだだけで旅立ちました。
他に中学生と小学生の二人の子を残して・・・。
嫁の無念さを思うと「この世に神がいるならば、どうか助けてください」と願う毎日でした。
母さん子であった孫たちのショックは私以上に大きかったでしょう。
でも長男は、弟妹の手本のようにしっかりと立ち上がり、大学進学、就職と立派に成長してくれました。
ただ、その間、母の日が来るたびに、私の胸は悲しみに張り裂けそうでした。
孫たちは「母さんは空から見てるから大丈夫」と言ってくれ、私の方がどれだけ助けられたでしょうか。
あれから十二年、元気に育ってくれました。
そして、あの時に高校一年生だった孫は結婚するのです。
嬉しいです。本当に嬉しいです。
「嫁よ! あなたの息子はきれいなお嫁さんを迎えますよ。見えますか!」
澄み渡る晩秋の空に、私は叫んでいます。
以上です。
早くにお母様を亡くされたのに、しっかりお孫さんが成長されましたね。
特にご長男のお孫さんは弟妹の手本のように成長されて。
そのご長男が結婚されるなんて、おばあさまが大変喜ばれるのも分かるような気がします。
私がこの記事を見てかみさんに「〇〇(長男の孫の名前)が結婚するまで生きたい」と言いましたら「そんなに生きられるわけがない!」と言われてしまいました。
仮に30歳で結婚したら、今18歳なのであと十二年生きればいい。
私はその時、86歳。
確かにきついですね。😅
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