中日新聞の「くらしの作文」に「写真」というタイトルで、87歳の女性が投稿されていました。
今日も暑くなりそうと思った今年の8月4日の朝、なかなか起きてこない長男を起こしに部屋を開けた。
「えっ、どうしたの達ちゃん!」。
ベッドの下に丸くなって動かない長男。
すぐに抱いてやったが、目は開いてくれない。返事もしない。
「達ちゃん、達ちゃん」。
何度も呼び、体をさすり、手を握っても、目を開けず握り返してもくれなかった。
長男はお浄土へ逝ってしまった。
どうして、なぜ私より先に。
頭は真っ白になり、気がついた時には長男を真ん中に、左に孫、右側に私が北向きに寝かされていました。
悲しみがどんどん押し寄せてきて冷たくなった長男の手を両手で静かに抱き寄せた。
87歳の私が、こんなにも元気でいるのに、62歳の貴方が母さんより先に逝っちゃうなんて。
「これから母さんはどうやって生きていけばいいの?」と語りかけたが、何も言ってくれなかった。
今も涙も枯れ果てて息子の写真を抱き「わんぱくな少年期から、あっという間に3人の孫のおじいちゃんになってしまいましたね」と話し合っています。
六十二年間、お母さんの子どもであってくれて、ありがとう。
今はそんな気持ちでいっぱいです。
以上です。
親よりお子様が早く亡くなるのは、一番悲しい出来事だと思います。
でも親が87歳以上も生きれば、起こりうる事だと思います。
私が疑問に思ったのは、「頭は真っ白になり、気がついた時には長男を真ん中に、左に孫、右側に私が北向きに寝かされていました。」という文章です。
お子様が亡くなったのなら、まずは救急車を呼ぶのが先決でしょう。
救急車が来ればまずはご子息が生きていらっしゃるか、亡くなっているか調べるでしょう。
生きていらっしゃれば救急車で運ぶでしょうが、亡くなっていれば警察に連絡すると思います。
警察がやってきて、事件性があるかどうかを調べると思います。
事件性がなければ葬儀屋さんを手配することになります。
悲しんでいる暇なんてないと思います。
初七日が終わって、それからご子息の事を思う時間が生まれるのでは。
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