「君は下関商業の池永を見たか！」

私が中学生のころ、夏の甲子園の決勝で片手で力投するピッチャーがいた。それが下関商業の池永だ。その球は重く、コントロールとマウンド度胸が満点のピッチャーだった。その風格はとても高校生に見えなかった。たしか準々決勝の試合で左腕を怪我し、その左腕を包帯で吊って片手で力投した。もしが許されるなら怪我さえなければ春、夏連続優勝出来たと確信する。その後プロ野球西鉄ライオンズのエースとして活躍するのだが球界を覆った黒い霧事件に巻き込まれ八百長をやったとの理由で永久追放された。今回の１リーグ制の問題でもわかるように何の権限もない、野球もまったく知らないコミッショナーに永久追放されたのだ。だれが池永投手を生贄にしたのだろう。当時のコミッショナーではないだろう。そのような力があるとは思えない。何しろお飾りなのだから。私は夏の甲子園の片手で一人投げぬく池永投手の無実を信じる。もし仮に八百長に手を染めたとして３０何年間も追放処分のままはおかしい。殺人者でも刑務所から出てきている。野球界よ人権無視の暴挙を改めよ。池永投手を永久追放から解除してあげてくれ！！