埃で、人間は死なない！

福島原発の為、なにか憂鬱な気分が覆っています。

先週の日曜日から、家内が腰を痛めて寝込んでいます。
何か体操をやっていて、腰が痛いと思ったらしいのですが、続けてしまったとのこと。
それが原因かどうかは分かりませんが、今だに治りません。

今朝　家内が「埃が舞っているね！誰か掃除をしてくれないかしら。」と、言いますので、「私が埃で、人間は死なない！」と、言い返しました。
「歩くと、埃が舞うのがいや！」と、言ったので、「埃が舞わないよう、静かに歩け！」と、言い返しました。

昨日の夜、家内の姉から家内に電話があり、家内が腰を痛めて食事が作れない。と、話したところ、姉さんが「XXさん(私の名字)に作ってもらいなさい！」と、言われたとのことです。
私が、「姉さんは自分の旦那さんには、そのような事を言えないのに、妹の旦那には言うんだね。」と、言いました。
家内の姉さんは、ご主人に自分から惚れた弱みがあるので、いつまで経っても強く言えないところがあります。

まぁ食事や掃除はともかく、洗濯物を干すなど、いつもより多めに手伝っていると自分では思っています。
最近は少し寒いので、洗濯物をベランダに干すのは手が冷たくてかないません。
家内が洗濯物を干した後、エアコンに手をかざしている気持ちが良く分かりました。

海外の報道に注意する以外ないと思いました。

フランスの原子力安全当局（ＡＳＮ）は１５日、福島第１原子力発電所での事故について、国際基準で定められているレベル７までの分類のうち、レベル６に該当する可能性があるとの見解を明らかにした。
ＡＳＮのラコスト局長は会見で「昨日から状況は変わっている。米スリーマイル島原発事故とチェルノブイリ原発事故の間のレベル６であることは明らかだ」と指摘した。
というネットの記事を見ました。

これって、日本はレベル４の事故で、チェルノブイリ原発事故や米スリーマイル島原発事故のような大惨事ではないと政府が言っていた頃です。
２５日現在も放射能が漏れている状況下は、更にひどくなっているようです。
福島原発２０キロ以内の土地は放射能に汚染されて、今後何年も使えない状況だという記事もあります。チェルノブイリ原発事故と、同等の大惨事だとも言われています。

政府は事あるたびに大丈夫だと力説しますが、戦前の大本営発表を聞いているような虚しさがあります。
自民党が政権の時と同じように、民主党も国民にとって重要な事をオープンにしない！
マスコミも今、福島の原発で起こっている真実を報道していないように思える。

今回の事で、政府、マスコミは信用できないことを改めて知りました。
海外の報道に注意する以外ないと思いました。

原発を止め、安全な電力政策を進めて欲しい。

私は東海地方の愛知県に住んでいますが、地震学者の話では東海大地震は３０年以内に起こると予測されています。
今回の東北・関東大地震は１０００年に一度の地震だと言われていますが、次は１０００年どころか、３０年以内に東海大地震が襲ってくる。

今朝の朝刊に中部電力水野明久社長が、浜岡原発６号機の着工を当初予定の来年３月より、１３年以降に延期すると発表したとの記事が掲載されていました。

週刊誌によれば、地震で一番危ない立地は、静岡にある浜岡原発だそうです。
今回の福島原発のような事態になれば、中部を始め、東京など関東地区も壊滅状態になるとのことです。

中部電力は安全だと言っていますが、今回の福島原発で安全ではないと言うことが立証されました。
静岡の掛川市長はマグニチュード９．０を越える対策でなければ原発推進を認められないと言われています。

私はマグニチュード９．０でも危ないと思っています。
今回の大地震で”想定外”という言葉が乱発されましたが、人間の予測なんて当たらないことが今回の地震で証明されました。
原発に変わる、安全な電力政策を進める以外ないと思います。

私の知らない息子の一面を知ったような気がしました。

昨日　孫の宿題を見た後、帰る際　嫁さんが、「XXちゃん(息子の名前),昨日自転車の鍵が壊れたのを何時間もかけて直したんですよ！」と言い、「凄い！」と、感心したような声を出しました。
「俺なら、すぐ自転車屋さんに持って行くけど。」と、私が言いましたら、
嫁さんも、「私もそうします。」と、言いました。

息子は私に似て、機械類は弱い筈です。
子供の頃も、図画・工作は苦手で、苦労してた事を覚えています。

今は苦手でも、多少の修理は自分でやらなければならないと思っているようです。
私の知らない息子の一面を知ったような気がしました。

旅行が取り止めになりました。

本日バス旅行を予定していました。
大井川鉄道SL列車に乗り、大井川鉄道沿いの桜並木を見て、日本平ロープウェイに乗るというコースです。

先週の木曜日、家内が「地震で娘が東京で苦労しているのに、旅行へ出かける気がしないのでキャンセルしましょうか？」と、言うので「キャンセル料取られるな！このような時期は、恐らく中止になるからもう少し待とう。」と、言いました。
旅行会社から中止と言ってくれれば、キャンセル料を取られないというケチな考えで家内に言いましたが、大地震の被災者の方々の苦しみや、解決しない原発の問題などを思うと、私もあまり気乗りしていませんでした。

次の日の金曜日、やはり日本平のロープウェイが運行を取りやめているので、中止との連絡がきました。

今回の旅行は、取りやめになってほんとうに良かったと思います。

早く気楽に旅行できるような気分にならないかなぁと、思います。
ただ当分は無理のような気がしています。