この7月から9月にかけて、「北東北ディステファーノキャンペーン」もとい「北東北ディスティネーションキャンペーン」を行うそうだ。それにしてもディスティネーションというのも、日本全国(というよりは、これまで観光地として超有名ではなく、穴場的存在とかちょっとアクセスしにくかったところを中心に)で行われてますなあ。今やJRグループの大切な商品といってもいいだろう。
さて、駅のパンフレットを見るに、このキャンペーンにあわせる形で、5月~9月の間、「岩手・三陸フリーきっぷ」というのが売り出されているようだ。これには思わずうなってしまった。
というのが、JR東日本の「未乗車区間」が、このエリアに集中しているからだ。朝夕3往復の「難攻不落」の岩泉線をはじめ、山田線なんかがある。また、三陸鉄道の南北リアス線や、東北本線から移管したいわて銀河鉄道や青い森鉄道などの第三セクター線も乗り放題で、南は気仙沼、北は八戸までというフリー区間に、往復の東北新幹線の指定席が付いて有効期間4日間(利用開始が8月8~10日の間は短くなるが)の都区内発28,100円ってんだから、JR東日本も太っ腹だ。
ローカル線の乗りつぶしのほかに、三陸海岸の風景と海の幸を楽しむ、「日本のチベット」と言われる北上山地を横断する、北上線の温泉駅に行く、世界遺産候補にノミネートされた平泉を訪れる、盛岡でわんこそばと冷麺を喰らう・・・と、このエリアを回るだけでいろんなものがついてくる。問題は、限られた日程でどれだけ消化できるか。
会社の夏休みの取得状況によってはこの8月、遅くとも9月後半の3連休をターゲットにして、早速どのように回るか時刻表と検討である。先日の記事に書いた九州の肥薩線と迷うところではあるのだが・・・。