まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

JR岩泉線廃止で秘境駅は本当の秘境に?

2012年03月29日 | ブログ

先の記事で開幕投手のことを書いたが、オリックス・バファローズの予告先発はフィガロ。

うーん、寺原ではなかったか。予想外れました。まあ、頭数は揃ってはいるがオープン戦で絶対的に良かった先発組がいたわけでもなく、岡田監督としては現在としての一手で選んだことだろう。シーズン序盤はいろんな手探りが続きそうかな。

さて、本日ニュースとして接したのが、JR東日本が岩泉線を廃止する意向というもの。

2010年に大雨からの土砂崩れが発生し、列車が立ち往生したという事故があった。それ以来、東日本大震災による三陸地区の他の運休区間とともに復旧が望まれていたが、巨額の経費と、それに見あうだけの利用が見込まれないことからの決断である。

確かに、復旧に100億円以上かかり、一日の利用が50人もいないと言われれば、海岸地区の復旧に回した方がよいのではと思う。
その50人にしても、乗りつぶしと秘境駅訪問者が結構なウエイトを占めていたりして。

P9203109私は、当時の本州のJR乗りつぶしの最後がこの路線ということで思い出がある。岩泉の駅の、一時は観光で賑わっていたであろう建物のガランとした感じ、ホーム一本の押角駅、どの駅だったかの駅前の日通の廃屋、汽車駅の風情の茂市駅。

その中で押角は「秘境駅」として、その筋に人気のあった駅であるが、そこにはもう列車は来ない。列車の来ない「秘境駅」は、もはやただの秘境である。さすがの「秘境駅」愛好家も、秘境となったその後までは追いかけているのかな。

これも鉄道に突きつけられた厳しい現実であるが、その分、一日も早い被災路線の復旧を願ってやまないのである・・・・。

コメント