7月14日の朝、JR大阪駅に現れる。今回の四国へのアプローチは、前の記事にあるように当初は鉄道で観音寺駅に向かう予定にしていたが、高速バスの観音寺エクスプレス号に乗ることにした。大阪・神戸と香川西部を結ぶ路線だが、こういう時でないとなかなか乗る機会がない路線とも言えるだろう。JR大阪駅が起点で、この後に普段高速バスで利用する湊町バスターミナルを経由するのだが、あえて始発から乗ることにした。
大阪駅の北口のコンコースには、朝早くから大勢のツアー客が出発を待っている。行き先は立山黒部とか、尾瀬とか、涼しいイメージのところが並ぶ。連休をそうしたところで楽しむのだろう。こちらはこれから35度の猛暑の地に行くわけだが・・・。
7時15分、大阪駅からは数人が乗る程度で発車。まずは湊町バスターミナルに向かうために梅田から阪神高速に乗る。神戸方面には渋滞の情報も出ている。湊町でそこそこの乗車があり、3~4割ほどの乗車率となった。
次に停車する三宮に向かうには阪神高速の神戸線が正規ルートだが、朝の時間ならたいてい10キロ程度は混雑することが多いので迂回のために湾岸線を行くことがほとんどである。ただこの日は、湾岸線の中島から大阪港線の朝潮橋にかけて事故渋滞と出ている。運転手も「どないしようかな」という感じでブツブツ言ってともかく湊町の入口から環状線に入る。ともかく西船場のジャンクションを左に曲がり、何やかんやで湾岸線ルートを通るのだろうなと思って見ていると、ジャンクションをそのまま直進した。ならば梅田で下りて淀川左岸線の大開に行くのかなと思うが、ここも通過。そのまま淀川も渡っていく。
結局、豊中から名神高速に乗るという、私としては高速バスで初めて通るルートを選択。これで西宮まで行くわけだが、大阪市内から素直に神戸線に乗るのとそれほど迂回効果はないようにも思う。神戸線が渋滞するのはむしろここから先だし、混雑するといってもトロトロとは進んでいるので・・・。
生田川で神戸線を下りて、JR三ノ宮駅のバスターミナルに到着。ここまでで30分ほどの遅れである。これで6割ほどの乗車率となった。運転手がこの先も遅れを持って走ることから「到着地でお迎えの方がいらっしゃいましたら、あらかじめ連絡しておいてください」との案内が入る。なるほど、この先私もお迎えではないが連絡をしなければならないところがある。ただ、この後の休憩時などに電話してみるが相手は出ない。
京橋から再び神戸線に入り、そのまま名谷から高速舞子にも停車して明石海峡大橋に向かう。ここまで来れば、後は香川まで順調に走ることだろう。
そのままの遅れで淡路島の室津パーキングエリアに到着。高速バスの休憩地の定番で、同じタイミングで5台のバスが並ぶ。観音寺行き(JR四国バス)、今治行き(阪神バス)、松山市行き(伊予鉄バス)、高松行き(西日本JRバス)、阿波池田行き(阪急バス)である。高松行きはまだ乗っていないが、いずれも四国めぐりではお世話になった路線である。その中で阿波池田行きは、第8番の熊谷寺に行くのに土成バス停から徒歩でアクセスできた穴場路線だった。
渦潮が見られる大鳴門橋を渡り、四国に入る。このまま高松道を進む。上下1車線ずつの道だが、この先も拡張の工事が少しずつ進んでいる。関西と高松を結ぶルートは瀬戸大橋よりも明石海峡~淡路島経由のほうが主要となってきたことがあるのだろう。
室津から1時間あまりが過ぎたところだが、津田サービスエリアで2度目の休憩となる。走行距離、時間の関係で2回取ることが必要なのだろう。このサービスエリアに降り立つのは初めてである。正式には津田の松原サービスエリアといい、訪ねたことはないが近くには白砂青松の津田の松原という名所があるそうだ。
売店に入ると、「うどん県」のある意味玄関口だからか、うどん押しである。売店にはさぬきうどんがずらりと並んでいるし、食事のコーナーも一般メニューが食券制なのに対して、うどんだけはセルフ式の直接支払である。今回はバスのトイレ休憩のため食べる時間はないが、普通にドライブで来ていたら間違いなくここで1食いただいただろう。四国めぐりも「うどん県」に入っていくが、巡拝の途中で本場のさぬきうどんをいただく機会はあるのだろうか。
高松の市街地を遠くに見て、坂出に向かう。土饅頭のようにもっこりとした山が目立つのもこの辺りの特徴で、大昔の火山活動の名残だと言われている。その中でも目を引くのは讃岐富士と呼ばれる飯野山。
一旦瀬戸中央道に入り、坂出インターを下りてバスターミナルに到着する。40分ほどの遅れ。ここで半数が下車した。坂出の駅や市街地からは離れているが、ここからは迎えのクルマなどに乗るのだろう。遅れの連絡はできたのかな。
再び高松道に乗り、善通寺で下車する。歓迎の看板には、善通寺市内の5つの札所の名前が並ぶ。この辺りは、次回の四国めぐりで回る予定にしているところ。善通寺の市街地にある本郷通りに停車。この先に四国八十八所の総元締めとも言える善通寺がある。参道や五重塔もちらりと見える。
この後は国道11号線を行く。善通寺市と三豊市の境目にあるのが鳥坂(とっさか)峠で、交差点には「鳥坂まんじゅう」という店がある。江戸時代の峠の茶屋がルーツだそうで、その筋には人気の一品だという。次回はこの辺りにも来るわけだが、普段甘いものを食べない私もどんなものか少し興味あるところだ。
予讃線の高瀬駅にも近い三豊市役所でも下車があり、その後はゆめタウン三豊にも停車する。三豊市は2006年に平成の大合併で7つの町村が合わさってできた市で、香川西部では大きな面積を持つ。元は三豊郡で、「豊」という町名が3つあるのかと思いきや、その前は三野郡と豊田郡とに分かれていたそうである。
国道沿い、あるいは国道から分かれて観音寺駅に続く道にはセルフ式のうどん店が結構並んでいる。さすが「うどん県」だなと思うが、難点なのはクルマでなければアクセスできなさそうなところばかりである。香川には「うどん巡礼八十八ヶ所」なるものがあり、その中には以前に地元在住の会社の先輩にクルマで連れて行ってもらった店もあるのだが、「駅から徒歩○分」というのはほとんどなかったように思う。
定刻なら12時08分到着のところ、12時55分頃に観音寺駅に到着した。雲もほとんどなく、強い日差しが照りつける。さてここから今回の札所めぐりということにするのだが・・・・。
大阪駅の北口のコンコースには、朝早くから大勢のツアー客が出発を待っている。行き先は立山黒部とか、尾瀬とか、涼しいイメージのところが並ぶ。連休をそうしたところで楽しむのだろう。こちらはこれから35度の猛暑の地に行くわけだが・・・。
7時15分、大阪駅からは数人が乗る程度で発車。まずは湊町バスターミナルに向かうために梅田から阪神高速に乗る。神戸方面には渋滞の情報も出ている。湊町でそこそこの乗車があり、3~4割ほどの乗車率となった。
次に停車する三宮に向かうには阪神高速の神戸線が正規ルートだが、朝の時間ならたいてい10キロ程度は混雑することが多いので迂回のために湾岸線を行くことがほとんどである。ただこの日は、湾岸線の中島から大阪港線の朝潮橋にかけて事故渋滞と出ている。運転手も「どないしようかな」という感じでブツブツ言ってともかく湊町の入口から環状線に入る。ともかく西船場のジャンクションを左に曲がり、何やかんやで湾岸線ルートを通るのだろうなと思って見ていると、ジャンクションをそのまま直進した。ならば梅田で下りて淀川左岸線の大開に行くのかなと思うが、ここも通過。そのまま淀川も渡っていく。
結局、豊中から名神高速に乗るという、私としては高速バスで初めて通るルートを選択。これで西宮まで行くわけだが、大阪市内から素直に神戸線に乗るのとそれほど迂回効果はないようにも思う。神戸線が渋滞するのはむしろここから先だし、混雑するといってもトロトロとは進んでいるので・・・。
生田川で神戸線を下りて、JR三ノ宮駅のバスターミナルに到着。ここまでで30分ほどの遅れである。これで6割ほどの乗車率となった。運転手がこの先も遅れを持って走ることから「到着地でお迎えの方がいらっしゃいましたら、あらかじめ連絡しておいてください」との案内が入る。なるほど、この先私もお迎えではないが連絡をしなければならないところがある。ただ、この後の休憩時などに電話してみるが相手は出ない。
京橋から再び神戸線に入り、そのまま名谷から高速舞子にも停車して明石海峡大橋に向かう。ここまで来れば、後は香川まで順調に走ることだろう。
そのままの遅れで淡路島の室津パーキングエリアに到着。高速バスの休憩地の定番で、同じタイミングで5台のバスが並ぶ。観音寺行き(JR四国バス)、今治行き(阪神バス)、松山市行き(伊予鉄バス)、高松行き(西日本JRバス)、阿波池田行き(阪急バス)である。高松行きはまだ乗っていないが、いずれも四国めぐりではお世話になった路線である。その中で阿波池田行きは、第8番の熊谷寺に行くのに土成バス停から徒歩でアクセスできた穴場路線だった。
渦潮が見られる大鳴門橋を渡り、四国に入る。このまま高松道を進む。上下1車線ずつの道だが、この先も拡張の工事が少しずつ進んでいる。関西と高松を結ぶルートは瀬戸大橋よりも明石海峡~淡路島経由のほうが主要となってきたことがあるのだろう。
室津から1時間あまりが過ぎたところだが、津田サービスエリアで2度目の休憩となる。走行距離、時間の関係で2回取ることが必要なのだろう。このサービスエリアに降り立つのは初めてである。正式には津田の松原サービスエリアといい、訪ねたことはないが近くには白砂青松の津田の松原という名所があるそうだ。
売店に入ると、「うどん県」のある意味玄関口だからか、うどん押しである。売店にはさぬきうどんがずらりと並んでいるし、食事のコーナーも一般メニューが食券制なのに対して、うどんだけはセルフ式の直接支払である。今回はバスのトイレ休憩のため食べる時間はないが、普通にドライブで来ていたら間違いなくここで1食いただいただろう。四国めぐりも「うどん県」に入っていくが、巡拝の途中で本場のさぬきうどんをいただく機会はあるのだろうか。
高松の市街地を遠くに見て、坂出に向かう。土饅頭のようにもっこりとした山が目立つのもこの辺りの特徴で、大昔の火山活動の名残だと言われている。その中でも目を引くのは讃岐富士と呼ばれる飯野山。
一旦瀬戸中央道に入り、坂出インターを下りてバスターミナルに到着する。40分ほどの遅れ。ここで半数が下車した。坂出の駅や市街地からは離れているが、ここからは迎えのクルマなどに乗るのだろう。遅れの連絡はできたのかな。
再び高松道に乗り、善通寺で下車する。歓迎の看板には、善通寺市内の5つの札所の名前が並ぶ。この辺りは、次回の四国めぐりで回る予定にしているところ。善通寺の市街地にある本郷通りに停車。この先に四国八十八所の総元締めとも言える善通寺がある。参道や五重塔もちらりと見える。
この後は国道11号線を行く。善通寺市と三豊市の境目にあるのが鳥坂(とっさか)峠で、交差点には「鳥坂まんじゅう」という店がある。江戸時代の峠の茶屋がルーツだそうで、その筋には人気の一品だという。次回はこの辺りにも来るわけだが、普段甘いものを食べない私もどんなものか少し興味あるところだ。
予讃線の高瀬駅にも近い三豊市役所でも下車があり、その後はゆめタウン三豊にも停車する。三豊市は2006年に平成の大合併で7つの町村が合わさってできた市で、香川西部では大きな面積を持つ。元は三豊郡で、「豊」という町名が3つあるのかと思いきや、その前は三野郡と豊田郡とに分かれていたそうである。
国道沿い、あるいは国道から分かれて観音寺駅に続く道にはセルフ式のうどん店が結構並んでいる。さすが「うどん県」だなと思うが、難点なのはクルマでなければアクセスできなさそうなところばかりである。香川には「うどん巡礼八十八ヶ所」なるものがあり、その中には以前に地元在住の会社の先輩にクルマで連れて行ってもらった店もあるのだが、「駅から徒歩○分」というのはほとんどなかったように思う。
定刻なら12時08分到着のところ、12時55分頃に観音寺駅に到着した。雲もほとんどなく、強い日差しが照りつける。さてここから今回の札所めぐりということにするのだが・・・・。