マンハッタン島から、24時間営業の、無料のフェリーが運行してるステタン島。
いっぺん、日本からのお客さんを観光案内してた時、失敗して乗ってしもたことがある。
なんともまあ立派なフェリーで、自由の女神のほんそばを通り、そん時はみな、両サイドにあるデッキに出て、記念写真とか撮ってたりしたから、
てっきり観光用のフェリーかと思いきや……なんのこっちゃない、ステタン島に暮らす人たちの唯一の交通機関やった。
どこの島に行くにも、たっかい通行料払わされてるから、この無料はめっちゃ魅力的!
なんでも、1997年からずっと続いてるらしい。
自由の女神ファンには、めっちゃええかも、などと思う。
さて、このステタン島の住人、ケリーとウーヴェ夫妻、ひとり息子のハンズの家に、遊びに行ってきた。
彼らは今、前に買って暮らしてた家を売り、ニューヨーク州の上の方~コネチカット州~ボストン辺りまでの間で、新居となる家を探してる。
ハンズのために良い教育施設があり、ケリーのために畑仕事ができる広い敷地があり、ウーヴェのためにワイン造りが可能な環境であることが条件。
なので難航してる。
うちも家探しでは丸2年、1日も欠かさずリサーチしては見に行き、毎週末泣き笑いしながらくたくたになった。
そやし、ケリーとウーヴェのくたくた感に、深い同情を感じる。
うち(ニュージャージー)からは、この橋でステタン島に。彼らの家はステタン島の端っこなので40分ぐらいかかる。
今は過渡期住まいということで、この巨大屋敷に住む大家さんが元々住んでた家を貸してもろて住んでる。
ワイルドな庭。
これから満開になる気満々のコデマリの木。
前庭には、コンポーザー(黒いやつ)と白い箱があって……なんとこの白い箱は、ミツバチさんの巣箱なんやそうな……。
ミツバチがブンブン飛んでて近寄れへんからズームで。
みなさん、働きもんさん!
野の花。
ハンズのお気に入り、プロペラをくりくり巻いて手放すと、天高くスィ~っと上がっていくトンボのおもちゃ。
ボクはこの庭が大好きや。
ウーヴェの手作りディナーは、ロングアイランドで昨日獲れた白身魚と、ケールと庭サラダ、ほんでもってルバーブといろんなベリーを煮詰めたデザート。うまっ!
旦那も自作のドール(カレーの一種)を持ってって大人気。
なによりも、ワインのソムリエの資格を持つ、特にリーセリンワインに詳しいウーヴェには、ワインのお土産選びが難しいってんで、
旦那が信頼しきってる、いきつけのワイン店のスタッフに頼んで選んでもろたワインが大ウケ!!ホッとする旦那。
この日も朝から家探しに出かけて行き、その道中でタイヤの方からモクモク煙が出てくるという事件に遭い、戻ってきてから料理を作ってくれたウーヴェはかなり疲れる様子。
なのに、近所でやってる光の祭典、とやらを見に行ったりして、すっかり遅うなってしもた。
食事をしながらいろんな話をした。
「わたしは母親としてハンズに罪悪感を感じてるの」とケリーが言うた時、
ウーヴェがすかさず、
「なに言ってるんだ。君ほどすばらしいおかあさんはいない。世界のどこ探したっていない。最高のおかあさんだ」と一所懸命彼女に訴える。
「だって、ハンズを生んだ時がもう限界で、彼をひとりっ子にしてしまったから」
ケリー、わたしも息子らに対しては、てんこ盛りの罪悪感があるよ。
けど、多分、いや、願わくばやけど、子どもはそれほど、親が感じてるほど、親のこと、いややと思てないと思う。
もう大人になってしもた息子らから、たま~に昔の話を聞くけど、全く違う思い出になって心の中に残ってるみたい。
らせん階段で一階の寝室に降りていくハンズとウーヴェにおやすみを言うて、我らも退散。
よし、ここにしよっていう家が、早く見つかりますように。
いっぺん、日本からのお客さんを観光案内してた時、失敗して乗ってしもたことがある。
なんともまあ立派なフェリーで、自由の女神のほんそばを通り、そん時はみな、両サイドにあるデッキに出て、記念写真とか撮ってたりしたから、
てっきり観光用のフェリーかと思いきや……なんのこっちゃない、ステタン島に暮らす人たちの唯一の交通機関やった。
どこの島に行くにも、たっかい通行料払わされてるから、この無料はめっちゃ魅力的!
なんでも、1997年からずっと続いてるらしい。
自由の女神ファンには、めっちゃええかも、などと思う。
さて、このステタン島の住人、ケリーとウーヴェ夫妻、ひとり息子のハンズの家に、遊びに行ってきた。
彼らは今、前に買って暮らしてた家を売り、ニューヨーク州の上の方~コネチカット州~ボストン辺りまでの間で、新居となる家を探してる。
ハンズのために良い教育施設があり、ケリーのために畑仕事ができる広い敷地があり、ウーヴェのためにワイン造りが可能な環境であることが条件。
なので難航してる。
うちも家探しでは丸2年、1日も欠かさずリサーチしては見に行き、毎週末泣き笑いしながらくたくたになった。
そやし、ケリーとウーヴェのくたくた感に、深い同情を感じる。
うち(ニュージャージー)からは、この橋でステタン島に。彼らの家はステタン島の端っこなので40分ぐらいかかる。
今は過渡期住まいということで、この巨大屋敷に住む大家さんが元々住んでた家を貸してもろて住んでる。
ワイルドな庭。
これから満開になる気満々のコデマリの木。
前庭には、コンポーザー(黒いやつ)と白い箱があって……なんとこの白い箱は、ミツバチさんの巣箱なんやそうな……。
ミツバチがブンブン飛んでて近寄れへんからズームで。
みなさん、働きもんさん!
野の花。
ハンズのお気に入り、プロペラをくりくり巻いて手放すと、天高くスィ~っと上がっていくトンボのおもちゃ。
ボクはこの庭が大好きや。
ウーヴェの手作りディナーは、ロングアイランドで昨日獲れた白身魚と、ケールと庭サラダ、ほんでもってルバーブといろんなベリーを煮詰めたデザート。うまっ!
旦那も自作のドール(カレーの一種)を持ってって大人気。
なによりも、ワインのソムリエの資格を持つ、特にリーセリンワインに詳しいウーヴェには、ワインのお土産選びが難しいってんで、
旦那が信頼しきってる、いきつけのワイン店のスタッフに頼んで選んでもろたワインが大ウケ!!ホッとする旦那。
この日も朝から家探しに出かけて行き、その道中でタイヤの方からモクモク煙が出てくるという事件に遭い、戻ってきてから料理を作ってくれたウーヴェはかなり疲れる様子。
なのに、近所でやってる光の祭典、とやらを見に行ったりして、すっかり遅うなってしもた。
食事をしながらいろんな話をした。
「わたしは母親としてハンズに罪悪感を感じてるの」とケリーが言うた時、
ウーヴェがすかさず、
「なに言ってるんだ。君ほどすばらしいおかあさんはいない。世界のどこ探したっていない。最高のおかあさんだ」と一所懸命彼女に訴える。
「だって、ハンズを生んだ時がもう限界で、彼をひとりっ子にしてしまったから」
ケリー、わたしも息子らに対しては、てんこ盛りの罪悪感があるよ。
けど、多分、いや、願わくばやけど、子どもはそれほど、親が感じてるほど、親のこと、いややと思てないと思う。
もう大人になってしもた息子らから、たま~に昔の話を聞くけど、全く違う思い出になって心の中に残ってるみたい。
らせん階段で一階の寝室に降りていくハンズとウーヴェにおやすみを言うて、我らも退散。
よし、ここにしよっていう家が、早く見つかりますように。