ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

トリチウム17万ベクレルにもう、びっくりしないどころか、無視できるようになったんですか日本人?

2013年09月26日 | 日本とわたし
『真実を探すブログ』からの記事を紹介します。

福島原発の地下水から史上最高値!
トリチウムを17万ベクレル検出!
溶けた核燃料の存在を無視する東電!





東電が26日に発表した資料によると、福島第一原発の汚染水タンク付近で掘った、井戸の地下水から検出されるトリチウムの値が、
1リットル当たり17万ベクレルに上昇した、とのことです。

この数値は、今まで測定した地下水の値では過去最高で、
9月8日に、初めて地下水からトリチウムが検出された時から比較すると、実に40倍にもなります。

地下水の放射能が上昇したことについて、東電は、「分からない」と述べていますが
私は何度も書いているように、
地下で溶けた核燃料と地下水が反応している、と推測しています。
これは、3号機で、同時期に水蒸気を観測したことからも裏付けられており、
東電が本気で調査をすれば、ある程度は分かることです。

東電は未だに、「核燃料はコンクリートの床に留まっている可能性が高い」などと、正式にコメントをしているので、
彼らの頭の中では、「核燃料は地下に潜っていない」ということになっているのでしょう。
京都大学の小出助教も言っていますが、
2000℃を超える溶けた核燃料に、コンクリートや鋼鉄が接触をすれば、あっという間に溶けて、穴が開いてしまいます。

いい加減に、東電や原子力村の連中は、そこら辺の認識を改めるべきです。
それが出来なければ、何時まで経っても原因を特定して、解決することは出来ません。


トリチウム17万ベクレル=最高値再検出、漏えいタンク北-福島第一

東京電力福島第1原発のタンクから、高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は26日、
漏れたタンクの北側にある観測用井戸で、24日に採取した地下水から、
放射性物質のトリチウムが、1リットル当たり17万ベクレル検出された、と発表した。

漏えいタンク付近で採取した、地下水のトリチウム濃度の最高値。
同井戸の地下水からは、今月中旬も、17万ベクレルを検出しており、
東電は、再上昇した原因について、「分からない」としている。

【時事ドットコム】2013/09/26


☆福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける、水漏れに関するサンプリング結果
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/south_discharge_130925-3-j.pdf




第1原発3号機建屋でまた湯気 線量異常なし
【西日本新聞】2013/07/23

東京電力は23日、福島第1原発3号機の原子炉建屋5階部分で、午前9時5分ごろ、
湯気のようなものが出ているのを、監視カメラで確認した、と発表した。
確認されたのは、5階の中央付近で、格納容器のほぼ真上に当たり、18日に湯気が確認されたのと同じ場所。
午前10時半の時点でも、止まっていない。
 
22日夜に雨が降り、湿度が高い状況だったことから、東電は、
「雨水が床の隙間から入り込み、格納容器のふたで温められて湯気が出た」と説明。
東電によると、3号機の原子炉への注水や、使用済み核燃料プールの冷却は継続しており、
周辺のモニタリングポストで計測される放射線量に、目立った変化はない。


☆真相 メルトダウン 2


☆メルトダウン 現在の福島第一原子発電所の状況 / 小出裕章(2013/3/23)


↓(まうみ注*復習のためにもと思い、文字起こししました)

小出裕章・京都大学原子炉実験所助教
現在の福島第一原子力発電所の状況
(2013年3月現在)

みなさん、原子炉の炉心という部分が、どんなになっているか、まずイメージを持ってほしいのです。
私たちが、原子炉の炉心と呼んでいる部分は、ウランを焼き固めた瀬戸物でできています。
みなさんが家で使っている、コーヒーのカップ、お皿でもいいですけど、瀬戸物の物をたくさん、みなさん使っている。
その瀬戸物という物を、熱をかけて溶かす、ということを考えてみてください。
できるでしょうか?
カップやお皿を、ガスコンロの上に置いても溶けない、と思います。
もちろん、石油ストーブの上に置いたって溶けないし、普通、何やっても、瀬戸物を溶かすということはできないはずです。

原子炉の炉心は、ウランを焼き固めて作った瀬戸物ですが、それは2800℃を超えないと、溶けないのです。
ところが実際に、それが溶けてしまったのです。
合計すると、100トンにも及ぶ重さを持った瀬戸物なのです。
それが、全部が溶けてしまった、ということになりました。
溶けて落ちる先は、原子炉圧力容器という、分厚い鋼鉄製の、圧力釡の底に落ちます。
福島第一原子力発電所の場合には、厚さが16センチもあるというような、分厚い鋼鉄ですけれども、
でも、鋼鉄というのは、1500℃にもなれば溶けてしまうのです。
そこに、2800℃を超えた100トンもの物が、落ちてきてしまえば、簡単に穴が空いてしまうと、いうことになりました。
結局、溶けた炉心は、圧力容器の底を破って、さらに下に落ちました。
どこかというと、放射能を閉じ込める最後の防壁、として設計された、原子炉格納容器、と呼ばれる大きな容器の底に落ちたのです。
で、その容器は、厚さが3センチの鋼鉄製です。
ですからもし、溶けた炉心が、鋼鉄に接してしまうなら、その鋼鉄もすぐに破れてしまいます。
ところが東京電力は、その格納容器の床には、厚さ1メートルのコンクリートの床張りがあると。
そのコンクリートが、なんとか持ちこたえてくれているということを、年が明けてから公表しました。
その床のうち約70センチは、すでに溶け落ちてきた炉心で損傷してしまったけれども、
まだ30センチ分だけ残っているから大丈夫だ、というのが、東京電力の主張でした。
わたしはその主張を聞いて、「冗談はよしてくれ!」と思いました。
「いったい誰が、それを見てきたのだ」と。
わたしはそれを聞きたくなったわけですが、東京電力は、「計算をした」と言いました。
しかし、計算というのは、前提条件を入れなければ、計算ができないわけですし、
原子炉の格納機の中が、どんな状態になっているか、知ることすらができない、のが今なのです。
わたしは、場合によってはすでに、格納容器の床張りのコンクリートが、すでに完全にやられてしまって、
格納容器の鋼鉄製の底も、すでにやられてしまって、
溶けた炉心が、どんどん地下にめり込んでいってるかもしれないと、思っています。
その炉心が、地下水と接触してしまうと、放射能が外部に流れ出ていってしまう、ということを防げなくなりますので、
わたしは早急に、地下にバリアーを張り巡らせて、汚染が広がらないようにしなければならない、
ということを、昨年の5月から主張していますが、
残念ながら、今だに何の手だても打たれないまま、今日に至っています。
地下水に触れれば、溶けた炉心から、まあ放射能の塊なわけですが、
放射能が地下水に乗って、外部に流れていっていくこと自身は、もう避けられなくなってしまいます。

↑以上、転載&文字起こしおわり

(まうみ注*さらに今日、汚染についての新しい記事を見つけました)

↓以下、転載はじめ

放射能40万ベクレルを検出=1,2号機海側井戸-福島第一
【時事ドットコム】2013/09/27

東京電力福島第一原発で、放射能に汚染された地下水が、海へ流出している問題で、東電は27日、
1,2号機タービン建屋より海側の地下水で、26日に採取した水から、
ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が、1リットル当たり40万ベクレル検出されたと発表した。
 
これまでの最高値は、別の井戸で計測された同90万ベクレル

東電は、高濃度の原因について、「現時点では分からない」と話している。
 
東電によると、40万ベクレルが検出された地下水を採取した井戸は、港湾から40メートルほど内陸にある。
地下水汚染を調べるため、東電が新たに掘った井戸で、
セシウム134は検出限界値未満、セシウム137は同2.1ベクレルと比較的低い値だった。


↑以上、転載おわり


世界の叡智はもちろんのことかもしれないけれども、
日本にも、小出氏のように、事故直後から、政府や東電に提言を繰り返している、優れた学者や技術者がいる。

それをずっと、ずっとずっと無視し続けてるのはいったい誰か?
それをずっと、ずっとずっと無視し続けるよう指示してるのはいったい誰か?

日本は、そして世界は、日一日と、確実に蝕まれてる。
そのことに気づいて、必死に訴えてる人間を、放射脳やの神経症やのと揶揄する人間や、挙げ句の果てには、言葉を尽くして攻撃する人間がいる。
自分の足の裏の下に、皮膚の周りに、内臓に、無味無臭で透明の毒物が、じわりじわりと染み広がってるというのに。

閉じてる目を開けて!
塞いでる耳を開けて!
とにかくまずは、自分のことを一番に大事にすることは、悪いことなんかでは全くなく、
それが結局は、自分や自分の家族、そして自分が住む町や村、さらに自分の国を助けることにつながる、ということに気づいて!
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北電・関電・四電・九電、わてら原発を再稼働させるけど、周辺地域からの要求は拒否します!ど~ん! 

2013年09月26日 | 日本とわたし
↓以下、転載はじめ

安全協定 再稼働申請4社が拒否
【東京新聞】2013年9月25日 朝刊

原発の再稼働を申請した北海道、関西、四国、九州の四つの電力会社が原発30キロ圏の周辺市町村から
立地自治体並みの発言権を定める安全協定を結ぶよう求められたのに、いずれも拒否していたことが分かった。

原発で重大事故が起きれば、被害が周辺自治体に及ぶ可能性は高く、協定の要求が出るのは当然。
しかし、電力側は、事故時の通報連絡をする程度の対応しか取っていない。


 
従来、原発が立地する自治体は、電力会社が原発を改修しようとする際には、事前了解を求めたり、
重大な問題がある際には、原発の運転停止を求めたりする、強い権限を伴う安全協定を、電力会社と結んできた。
 
東京電力福島第一原発事故で、影響の大きさが再認識され、周辺自治体からは、権限のある安全協定を求める動きが広まった
 
本紙は、再稼働申請が出た4電力6原発を対象に、周辺の市町村から、安全協定の求めや協定締結の動きを調べた。
その結果、どの原発周辺でも、立地自治体並みの協定を結ぶ要求が出たが、電力会社は応じなかった。

その代わり、電力各社は、改修計画などを事前に説明し、意見を聴く場を設ける協定を、2県25市町村で結んだ
事故があった時に通報することを約束する協定は、4県32市町村と結んだ
 
「事前説明という、意見を言える場ができただけ前進」(滋賀県の担当者)と、前向きに受け止める声もあるが、権限は弱い。
 
九電玄海原発(佐賀県)から、最短で12キロの同県伊万里市は「事故が起きれば被害は同じ」と、
立地自治体並みの協定をあきらめていないが、九電は応じていない。
九電は、本紙の取材に、「周辺自治体とは、情報連絡の方法などを話し合っている」と回答した。
 
福井県小浜市は、関電大飯(おおい)原発(同県おおい町)から、最短4.5キロで、
福島事故以前から、立地自治体並みの協定を求めており、今回さらに強く主張したが、既存の協定の、小幅な改定に終わった。

北電泊原発(北海道泊村)でも、30キロ圏内の蘭越(らんこし)町などが求めたが、認められなかった』

↑転載おわり

改修計画などを事前に説明し意見を聴く場を設ける協定に、事故があった時に通報することを約束する協定……。

原子力発電所は、事故が起こったらもう発電所ではなく、核物質拡散兵器としての本来の姿を剥き出しにするもんやと、福島の事故から学んでませんか?
説明会ゴッコの茶番や三文芝居を、今までもう、何回となく見てきてませんか?
事故があった時にって、今まできちんと通報したことありましたか?

電力会社っていう名前に、いつまで誤摩化されてるんですか?
その会社に勤めてる人も、いつまで知らんふりしてはるんですか?
現場で、市民の安全のために、便利な暮らしのために、必死で作業してくれてはる方々の努力と献身は、心からありがたいと思てます。
けども、その方々の上の上の、そのまた上に立ってる人間らの、途方もない愚かさは、それらすべてを台無しにしていることに、気づいてほしいんです。

事故が起きたらどないする?

事故が起きたらやなくて、事故は起きて、まだ続いてる最中なんです。
そんな最中に、同じような事故が起きる可能性のあるものを、また動かす? 
そのこと自体が、とんでもなく愚かしいことやのに、
どうしても動かすというなら、被害を受けることが必至な地域が、発言を求める安全協定を結んでほしいと要求するのは当たり前のことで、
それについて、わかりました、そうします、と答えるのが当たり前の電力会社が、
拒否したと……。

今だに狂てるまんまの会社に、あんな危険な核物質兵器を取り扱わせてること自体が、日本市民の腰抜けっぷりを露呈してると思います。
なんてことを書いたら、怒らはるでしょうね、ぎょうさんの人が。
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家猫ショーティの老化現象

2013年09月26日 | 家族とわたし
家猫ショーティ、もうすぐ15才。


チビでスリムやった彼女も、今では飼い主同様、ふくよかなお腹をたぷたぷさせて歩いてる。

ここ最近、全然意味もなく「しゃ~!」「はぁ~!」などと、ひとりで威嚇するようになった。

夜中に「なぁ~なぁ~」と、いつもとは違う、けったいな声で鳴くようにもなった。

日本から、わたしたちと一緒に、アメリカに引っ越してきた彼女。

かなりネクラで、文句言いで、愛想が良くない仔やけど、ずっとずっと一緒に居てくれてる大切な家族。

リスにおちょくられ、野良猫に傷つけられしながらも、一番安いドライフードが大好物な上に病気もせず、 

長い長い間苦しい経済状態が続いた我が家に、彼女なりに貢献してくれてる。

できるだけ、不安を感じささんようにしよう。

おしっことかの粗相をしても、叱らんようにしよう。

寝る前のアンプク(両方の手のひらで、お腹と背中をそっと挟み、お腹の方の手のひらを、のの字を書くようにゆっくり動かす)マッサージを欠かさんようにしよう。

このアンプクマッサージは、旦那の発明。ショーティはもう、うっとりと夢見心地な顔をする。

そやし、まだまだ長生きしてや、ショーティ。
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