昨日の睡眠はひどかった。
わたしゃ新生児かっ?!と自分にツッコミを入れたほどに、実に1時間ごとに目を覚ました。
雪が降りだす前の気圧の変化が、どうしてこんなにも災いするのか、自分でもよくわからないのだが、横で寝ている旦那もなぜか同じように寝苦しそうだった。
朝起きて台所に行くと、先に起きていた旦那が、「ブログのための写真撮っといた」と言って、撮った写真を見せてくれた。
窓の外は牡丹雪が、ヒラヒラとたくさん空から降りていた。
このおっきな雪の一ひらを撮りたくて頑張ったのだそうだ。
そりゃ無理でっせ。あんたもわたしも、カメラの扱いは、ただただシャッターを押す!これのみの作業しかできんのやから……。
でも、せっかくの気持ちを無にするわけにもいかないので、ここにちょっと載せておこう。
ほんまよう降る雪やわ。ちょっとは遠慮っちゅうもんないんかいな。
ちょっと、そこのあんた、ニャジラさん、あんたのそのお目々光線で雪溶かしてんか!
1時間おきに眠りながら夢を見た。たくさんの夢を見た。
そしてまた、あの夢を見た。
場所は、前の結婚で暮らしていた家のようなのだけど、実際その家は高台にあったのだけど、夢の中ではもっと、山のてっぺんのような所にその家は建っていた。
義妹の祝いの式に参列するために、皆が忙しく準備をしている、という設定だった。
なんの祝いなのか、なぜだかはっきりとしないのだが、彼女はとても上品な訪問着を着つけてもらっていて、それを近所の人達が見物に集まって来ていた。
舅がとても嬉しそうな顔をしていた。嬉しいだけではなく、晴れ晴れとしていた。
彼は、娘からもらったという、薄い反物で作られた着物のような物を着ていた。
クリーム色の地に、淡い黄色やオレンジ色のぼかしが入った、不思議な柄だった。
わたしはその満面の笑顔の舅に、こう言っていた。
「おとうさん、わたし、ここにこうやって戻ってきて、この日をお祝いすることができてよかったわ」
その時のわたしの心の中は、確かに嬉しい気持ちもあるものの、本当はウソをついていることがわかっていて、またこんなふうに、ニコニコしながらウソをついていくのだな……という、悲しさでいっぱいになっていた。
もう二度と戻ることはない……そう心に誓って出た土地。
そんな場所がわたしにはある。
そんな場所を背負って残りの一生を生きると決めた自分がいる。
決めたことを後悔していないし、そのことで傷つけた人達への申し訳なさと感謝を忘れてはいないけれど、
あそこに戻ってしまった自分の夢を見た後、いつもこう思う。
あと何回、わたしはこの夢を見るのだろう、と。
わたしゃ新生児かっ?!と自分にツッコミを入れたほどに、実に1時間ごとに目を覚ました。
雪が降りだす前の気圧の変化が、どうしてこんなにも災いするのか、自分でもよくわからないのだが、横で寝ている旦那もなぜか同じように寝苦しそうだった。
朝起きて台所に行くと、先に起きていた旦那が、「ブログのための写真撮っといた」と言って、撮った写真を見せてくれた。
窓の外は牡丹雪が、ヒラヒラとたくさん空から降りていた。
このおっきな雪の一ひらを撮りたくて頑張ったのだそうだ。
そりゃ無理でっせ。あんたもわたしも、カメラの扱いは、ただただシャッターを押す!これのみの作業しかできんのやから……。
でも、せっかくの気持ちを無にするわけにもいかないので、ここにちょっと載せておこう。
ほんまよう降る雪やわ。ちょっとは遠慮っちゅうもんないんかいな。
ちょっと、そこのあんた、ニャジラさん、あんたのそのお目々光線で雪溶かしてんか!
1時間おきに眠りながら夢を見た。たくさんの夢を見た。
そしてまた、あの夢を見た。
場所は、前の結婚で暮らしていた家のようなのだけど、実際その家は高台にあったのだけど、夢の中ではもっと、山のてっぺんのような所にその家は建っていた。
義妹の祝いの式に参列するために、皆が忙しく準備をしている、という設定だった。
なんの祝いなのか、なぜだかはっきりとしないのだが、彼女はとても上品な訪問着を着つけてもらっていて、それを近所の人達が見物に集まって来ていた。
舅がとても嬉しそうな顔をしていた。嬉しいだけではなく、晴れ晴れとしていた。
彼は、娘からもらったという、薄い反物で作られた着物のような物を着ていた。
クリーム色の地に、淡い黄色やオレンジ色のぼかしが入った、不思議な柄だった。
わたしはその満面の笑顔の舅に、こう言っていた。
「おとうさん、わたし、ここにこうやって戻ってきて、この日をお祝いすることができてよかったわ」
その時のわたしの心の中は、確かに嬉しい気持ちもあるものの、本当はウソをついていることがわかっていて、またこんなふうに、ニコニコしながらウソをついていくのだな……という、悲しさでいっぱいになっていた。
もう二度と戻ることはない……そう心に誓って出た土地。
そんな場所がわたしにはある。
そんな場所を背負って残りの一生を生きると決めた自分がいる。
決めたことを後悔していないし、そのことで傷つけた人達への申し訳なさと感謝を忘れてはいないけれど、
あそこに戻ってしまった自分の夢を見た後、いつもこう思う。
あと何回、わたしはこの夢を見るのだろう、と。