ZBAT!競馬 『【阪神JF】史上初の白毛G1馬誕生!ソダシが無傷V4で2歳女王に輝く』
第72回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳、牝馬、G1、芝1600m)は、吉田隼人騎手騎乗の1番人気ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)が勝利。デビューから無傷の4連勝で2歳女王の座に輝くとともに、史上初の白毛G1馬となった。タイムは1分33秒1(良)。ハナ差の2着にはサトノレイナス(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着にユーバーレーベン(6番人気)が入った。なお、武豊騎手騎乗のメイケイエールは4着に敗れた。
ソダシは父クロフネ、母ブチコという血統で、祖母のシラユキヒメから続く母子3代の白毛馬。7月12日の新馬戦(函館)を勝ち上がり、続く札幌2歳Sで重賞初制覇。さらにアルテミスSも制してデビュー3連勝でレースに臨んだ。JRA・G1に挑戦した白毛馬は2008年の秋華賞に出走したユキチャン(17着)1頭のみ。白毛馬として12年ぶり2頭目のJRA・G1出走で、歴史的な勝利を挙げた。
阪神JFを勝ったソダシは、父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。通算成績は4戦4勝。重賞は今年の札幌2歳S、アルテミスSに次いで3勝目。阪神JFは管理する須貝尚介調教師は12年ローブティサージュ、13年レッドリヴェールに次いで3勝目、騎乗した吉田隼人騎手は初勝利。
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ソダシが勝ちましたね!
最後の直線、一旦はサトノレイナスに差されていたと思うのですが、前に出られてからもうひと伸びしてのハナ差勝ち。あの形から差し返すとは、何ともスゴイ勝負根性を持った牝馬です。。こういうタイプは好タイムを出すのではなく、並んだ馬には負けないぞ!という気持ちで勝っていくと思うので、多分、これからのレースも接戦の連続になる気がします。
それにしても、非常に綺麗な白毛馬というのもありますし、ソダシは勝ち続けていくとすごい人気になるでしょうね。(もう充分に人気沸騰なのかもしれませんが(^^ゞ)
そして、個人的にはユーバーレーベンが3着に突っ込んできたのは嬉しかったです。ソダシとユーバーレーベンは札幌2歳Sでバスラットレオンに先着した馬ですから、そりゃあ、ある程度の強さを見せて欲しいわけです。追い込み一手で難しいところはあるでしょうが、ハマった時のキレ味は大したものです。
来週はバスラットレオンが朝日杯FSに出走すると思いますが、今年の札幌2歳組はとんでもなく強い…という結果になってくれるとありがたいです(^^)
**2020/12/13阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1/芝1600m)・良**
三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19は、おもにBTCの屋内ダートトラックでハロン20~24秒ペースのキャンター2400mを消化。週1回、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。12月初旬の馬体重は452kgです。
◇三瓶担当のコメント 「もう少しガツガツと飼葉を食べて欲しいところではありますが、調教の強度を上げているなかにあっても徐々に馬体重が増えているように着実な成長を感じます。今後もこの調子でペースアップを図り、年末にかけて坂路で1ハロン15秒くらいまでの調教を行ってみる予定です」
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サティアナ'19はミスペンバリー'19、ステラリード'19と違って牝馬ですし、飼葉の喰いも細めということで、馬体重は『夏場からグングン増えている』というワケではありません。それでも初期馴致から基礎トレーニング、坂路での17~20秒ペースのキャンターと進んできた中で、8月中旬440kgから12月上旬452kgと着実に成長してくれており、サイズの心配をしなくて済むのはありがたいです。
それにしても、年内に1ハロン15秒ペースを試すところまで…というのは考えていたより全然進みが早いですね。おそらく15秒はあくまで試走、年明けからはペースを追わずに再びじっくり進めていくのでしょうが、もともと牧場サイドから「血統的にゆっくり花開くタイプ」といったコメントが出ていたこともあり、もっと晩成馬的なペースで進んでいくと想定していましたので。
そのあたり、気持ちに落ち着きあること、馬体が柔軟で多少のペースアップには難なく対応できてしまうなど、全体的に余裕があることの証明かもしれません。牝馬なのでこの先難しいところが出てくるかもしれませんが、今のところはそういう気配は全くありません。牡馬ではミスペンバリー'19、牝馬ではこの馬が『何でも出来ちゃう優等生路線』を歩んでいくことになりそうです(^^)
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19:公式HP(2020/12/4更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のステラリード'19は、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や坂路でハロン20~24秒ペースのキャンター1~2本を乗られています。11月下旬の馬体重は498kgです。
◇石川代表のコメント 「カイザーノヴァよりも落ち着いて走ってくれますが、やはりテンションが高めで気が入りやすいところなどは兄弟ですね。それでも気持ちがある馬ですから、集団の先頭に立たせて行っても思いのほかこなせてしまう感じ。いざ走り出してしまえば特に問題はありません。ゲート練習も継続して行っています」
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ミスペンバリー'19と同じように馬体重の変化を見てみると、8月下旬:459kg、9月下旬:477kg、10月下旬:491kg、11月下旬:498kgと、こちらも順調な成長ぶりが確認できます。性格的にはステラ仔らしいヤンチャなところもあるようですが、調教には真面目に取り組んでいるようですし、「思いのほかこなせてしまう」のはベースの能力が高い故とも考えられます。
顔つきを見ると、何となく穏やかで落ち着きがあるタイプのような気もしますし、「テンションが高めで気が入りやすい」ところがレースでの前向きさに繋がってくれると良いですね。
ミスペンバリー'19で種牡馬入りを狙いたい的な話を先ほど書きましたが、当然ながらこの馬にも同様の期待をしています。非常に高いハードルなのは承知の上ですが、この段階では大きな夢を持っていた方が楽しいですからね。馬体が立派で気持ちが前向きというだけでも、そのための条件を持っていると言えなくもないわけで、是非とも大物感を磨いていって欲しいと思います(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のステラリード'19:公式HP(2020/12/1更新分)より】
8月下旬:450kg、9月下旬:462kg、10月下旬:478kg、11月下旬:485kgと、順調に馬体重が増えてきています。「落ち着きがあって、ゆっくりとしたペースでも真っ直ぐ走れる」とのコメントもそうですが、馬体重の増え方までソツがないと言いますか、本当に生まれついての優等生なんですね。
先入観の所為かもしれませんが、顔つきもとても整っていて利口そうですし…。いやぁ、これはきっとモテるでしょうねぇ…。羨ましいっすねぇ…。あ、そうじゃなくて、生まれつきモテるからと言ってハナノシタを伸ばすのは種牡馬になってからにしてくださいっ!
いずれ来年になればシュウジデイファームのスパルタが始まるはずですし、トレセンや競馬場では多くのライバルを蹴散らさなければいけません。そして、そういうハードルを乗り越えてこそ、鼻の下を伸ばすチャンスも出てくるわけで…。スミマセン、鼻の下にこだわり過ぎました。とにかく、当面はこのまま地道な基礎練習に取り組むことが大事ですから、余計なことを考えずに頑張って欲しいです(^^)
【シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー'19:公式HP(2020/12/1更新分)より】