クレッシェンドラヴは12月27日中山11R 有馬記念(G1・芝2500m)に坂井瑠星騎手で出走します。
-調教時計-
20.12.23 助 手 美南W良 5F 67.9-52.8-39.2-13.4(8) 強めに追う
チュウワジョーダン(古馬1勝)直強めの内0.4秒追走同入
20.12.20 助 手 美南坂良 1回 55.4-40.2-26.0-13.0 馬ナリ余力
20.12.17 伊藤工 美南W良 5F 68.9-53.7-39.8-13.1(9) 馬ナリ余力
チュウワジョーダン(古馬1勝)馬ナリの外0.8秒追走同入
◇林調教師のコメント 「きのうウッドでやや強めにやりました。今回は後ろから行って内に入り、外の馬を動かしてから、あまり早めではなく1コーナーあたりで捕まえる内容。手元の時計では終い12秒台ですし、動き、息遣いともに良く、先週乗った伊藤工騎手も『ジャパンCの時よりいいかも』とのこと。順調にきていますよ。我々としては待つ身でしたし、目標に向けて状態を整えて仕上げるだけ。自分がジタバタしても仕方ないですからね。直前で回避となったミッキースワロー陣営のことを考えると素直には喜べませんが、(この出走は)先週のG1でも4着だった倶楽部の勢いにあやかることができたのかなとも思います。東京よりも中山が合う点が活きて欲しいところです」
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クレッシェンドラヴの有馬記念出走が確定しました。枠は2枠3番と、過去最多10勝を挙げている好枠をゲット。もともと内枠からの競馬が得意ではなかったクレッシェンドラヴですが、様々な経験を積むことにより、馬群の中での走り、位置を取っての競馬なども覚えてきましたからね。坂井騎手が「なるべく内枠が欲しかった。ロスなく運んで上位を狙いたい」と、前向きなのも大きいです。
ということなのですが、今回はライバルとして何度も対戦したミッキースワローが追い切り後に脚部不安を発症、出走回避となったための滑り込み出走であり…。林先生が仰るように、ミッキースワロー陣営のことを考えると諸手を上げて喜ぶ気にはなりませんが、それだけに『無様な姿は見せられない』という気持ちもあり、いつもとは少し違った複雑な心境です。
ただ、当のクレッシェンドラヴにとってそんな事情は関係なし。ジャパンカップに続いて今回も強さトップクラスの相手と戦うことになるワケで、もちろん生半可な状態で出走して何とかできる相手ではなく、最低でもジャパンカップ並みの状態はキープしたままレースに臨みたいところです。
その意味では林先生が「今までで一番よかったジャパンCよりいいかも」と、状態面、仕上げには自信アリのコメントをしてくれたのは良かったと思います。実際に過去最高のデキかどうか、また、出走確定に至るプロセスがどうだったかは別にして、厩舎、ジョッキーが前向きにチャレンジする姿勢は必要条件だと思いますので。
一度使った上積みに、コース替わりのプラス要素をのせての有馬記念挑戦。。泣いても笑ってもあと二日で本番を迎えるわけですから、こちらも少しずつ気合を入れていきたいと思います!
**2020/12/27中山11R 有馬記念(G1/芝2500m)出走馬**
【2020/11/29東京12R ジャパンカップ(G1)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
スポーツ報知 『【有馬記念・枠順抽選会】クレッシェンドラヴは2枠3番 坂井「上位に来られるように頑張りたい」』
2020年の中央競馬の総決算、第65回有馬記念・G1(12月27日、中山競馬場・芝2500m)の枠順抽選会が12月24日、東京都内で行われ、出走馬16頭の枠順が決まった。ミッキースワローの回避によって繰り上がりで出走となったクレッシェンドラヴ(牡6歳、美浦・林徹厩舎)は、2枠3番に入った。「なるべく内枠がいいと思っていた。いい枠。ロスなく運んで、上位に来られるように頑張りたい」(坂井瑠星騎手)
クレッシェンドラヴ(牡6、林)は内の3番枠に決まった。過去最多10勝の枠。「岡部さん、ありがとうございます。はい。なるべく内枠が良かったので、いい枠だと思います。このような舞台で騎乗依頼をいただいた関係者に感謝の気持ちでいっぱいです。イメージとしてはなるべくロスなく運んで少しでも上位に来られるように頑張りたいと思います」(坂井騎手)
極ウマ 『繰り上がりクレッシェンドラヴ上積みある/有馬記念』
ミッキースワローが23日の追い切り後に脚部不安で回避したため、出走決定賞金順で補欠1番手だったクレッシェンドラヴ(牡6、林)が繰り上がった。林師は「ミッキースワローの関係者の気持ちを察すると素直に喜べませんが・・・」と他陣営を気遣いながらも、「ジャパンC(13着)後の反動も少なく、使った上積みはあると思います。時計のかかる今の中山の馬場は大歓迎です。前走より条件が良くなりますからね」とグランプリ初挑戦に胸を高鳴らせた。
ZBAT!競馬 『【有馬記念】クレッシェンドラヴ一杯に追われ併入』
ミッキースワローの回避で出走が可能になったクレッシェンドラヴは、美浦Wコースで一杯に追われ、5ハロン68秒1-12秒5。外のチュウワジョーダン(1勝クラス)と併入した。林調教師は「先週、今週と追い切りを消化して、派手さはないですが順調です。ミッキースワロー陣営のことを考えると素直には喜べないですが、反動はないですし、今までで一番よかったジャパンCよりいいかもしれません」と仕上がりの良さを伝えた。
美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、24日朝、ウッドで追い切られています。
-調教時計-
20.12.24 助 手 美南W良 5F 70.2-54.8-40.5-13.4(8) 馬ナリ余力
◇尾関調教師のコメント 「帰厩してから最初の追い切りを消化。折り合いもスムーズで、やり始めた段階としてはいい雰囲気かと思います。放牧を挟んだことにより、トモの感じや精神的な部分についても特に気になる感じはありません。目標は1月23日中京11R 豊明ステークス(3勝クラス・芝1400m)。ただ、3勝クラスは今頭数が多く、すんなりと出走できない場合もありますからね。番組変更により、一週前に1月16日中京12R 3勝クラス(ダ1400m)が編成されましたので、そこも視野に入れていこうと思っています」
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トレセンに戻ったあとも、ひとまず順調に立ち上がっているようです。尾関先生によれば、「トモの感じや精神的な部分についても特に気になる感じはない」とのことなので、このまま以前の姿を取り戻してくれると良いのですが…。(一応、そんなに簡単にいかないことも想定しておきますけれど(^^;))
どちらにしても、結論は次走を使ってみなければ分かりません。
具体的な候補としては、1/16中京12R(ダ1400m)か1/23中京の豊明ステークス(芝1400m)とのことなので、そう遠くない時期に一旦の答えが出ると思うと何となく緊張しますが、ずっと結論を避けていくわけにはいきませんからね。
一応、第一希望は豊明Sのようですが、どちらのレースになっても得意の1400m戦ですし、今度こそ諸々の不安を払拭する走りを見せて欲しいと思います!
栗東トレセン在厩のバスラットレオンは24日より騎乗を再開しています。
◇岡助手のコメント 「レース後も脚元やテンションに問題はありませんが、24日朝に跨ってみた坂井騎手によれば、『トモを中心として、さすがにお疲れ気味』とのこと。現状の疲れが取れるまでは、角馬場で軽めの調整に終始する予定です。次の目標である1月10日中京11R シンザン記念(G3・芝1600m)に向かえるよう、まずはコンディションを整えることに集中したいと思います」
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G1朝日杯FSではあと一歩で馬券圏内とよく頑張ってくれましたので、多少の疲れが残るのは当然でしょう。「まずはコンディションを整えることに集中」し、早く元気になって欲しいと思います。
しかし、多少の疲れが残っていても、次走目標と定めたシンザン記念を簡単に諦めず、1/10に間に合わせる努力をするところが矢作厩舎らしくて良いですね。本当に間に合うかどうか、結果がどうなるかは別ですが、厩舎サイドの要求にしっかり応えていけば、自然に大舞台への道が見えてくるでしょう!
ちなみに当たり前かもしれませんが、朝日杯FSでは麗さんもバスラットが本命だったんですね。今では考えられないですが、麗さんは2018年の広尾TC展示会にもご参加頂いたんですよねぇ…
グレナディアガーズ😆👏
— 矢作 麗 (@rei_y_14) December 20, 2020
予想は外れたけど、バスラットもよく頑張った😭😭
#朝日杯フューチュリティステークス pic.twitter.com/MH7IWrI9DX
前走では世代トップと差のない実力を示したバスラットレオンですが、客観的にはまだ『1勝クラス』の馬なわけです。この先のレース選択を思い通りにするためにも、できるだけ早く賞金を加算してオープン馬になっておきたいところ。そして可能ならば、次走シンザン記念をアッサリ勝ってオープン入りといきたいです!
【2020/12/20阪神11R 朝日杯FS(G1/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
スポーツ報知 『【注目馬動向】バスラットレオンはシンザン記念』
朝日杯FSで4着だったバスラットレオン(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、シンザン記念(1月10日、中京・芝1600メートル)で重賞初制覇を狙う。「何とか賞金を加算させていきたいね」と矢作芳人調教師。
マーテルは、22日にトレセン近郊のチャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇武幸四郎調教師のコメント 「無理を強いることで怪我をされたり、制御が利かなくなったりしては困りますからね。トレセンの環境から競馬までの流れの中でだいぶ気持ちが高ぶっている状況ですので、まずは牧場でリフレッシュを促し、落ち着きを取り戻してあげられればと思います」
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前走は激し過ぎる気性ゆえに、ゲート内で既見た目以上に『テンパった』状態となり、マトモにレースができずの18着(最下位)という結果に。。走る能力以前の問題だけに、簡単に良化の道筋が見つかるとは思えないものの、とにかく落ち着いた状態に戻してあげるのが先決です。
その上で幸四郎先生は、チャンピオンヒルズで追い切りに近いところまでをこなし、トレセン在厩期間をなるべく短くするなどの工夫(いわゆる10日競馬)も考えているようですし、一度トレセンでの追い切りから実戦への流れを経験したことが次走に活きてくるようなら…。
しかし、マーテルのような馬の場合、外厩の役割が一段と重要になってきますね。次走までに全ての課題が解決とはいかないでしょうし、チャンピオンヒルズの皆さんにはご苦労をかけることになりますが、血統的にも筋が通ったせっかくの好素材ですから、くれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
【2020/12/20阪神6R メイクデビュー阪神でのマーテル:公式HPより】