ZBAT!競馬 『【東京大賞典】オメガパフュームが断然人気に応えV!史上初の3連覇達成』
第66回東京大賞典(G1、3歳以上オープン、定量、ダート・右2000m)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗で断然の1番人気に支持されたオメガパフューム(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎)が道中は好位を追走し、手応えよく直線を迎えるとカジノフォンテンとの競り合いをクビ差制してゴール。チャンピオンズCを制したチュウワウィザードや、帝王賞とJBCクラシックで後塵を拝したクリソベリルが不在のなか、負けられない一戦を制しGI4勝目。レース史上初の3連覇を達成した。タイムは2分06秒9(良)。クビ差の2着にはカジノフォンテン(9番人気)、さらに半馬身差遅れた3着にウェスタールンド(3番人気)が入った。
◆ミルコ・デムーロ騎手(1着 オメガパフューム)「馬が本当に大人になっていて、自分の仕事をすごいわかってる。きょうはほかの時よりはすごく手応えがよかった。行きっぷりがとってもよかったけど、やはり早めに先頭に立ったらちょっと物見をしてソラ使ってるから、少し併せにいって差し切れるのを待っていました。結構プレッシャーがかかっていました。3連覇とみんなが言っていましたから。みなさん、いつも応援してくれてありがとうございます。よいお年を」
東京大賞典を勝ったオメガパフュームは、父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、母の父ゴールドアリュールという血統。通算成績は19戦9勝(うち地方8戦4勝)。重賞は18年シリウスS(G3)、東京大賞典(交流G1)、19年帝王賞(交流G1)、東京大賞典(交流G1)、今年の平安S(G3)に次いで6勝目。東京大賞典は管理する安田翔伍調教師、騎乗したM.デムーロ騎手ともに一昨年、昨年のオメガパフュームに次いで3勝目。
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ゴール前は接戦になりましたが、先行態勢から直線で抜け出したオメガパフュームがさすがの貫録勝ち、史上初の東京大賞典3連覇を達成しました。
オメガパユフュームは中央ではG3勝ちまでしかない馬ですが、大井では東京大賞典3勝に加えて帝王賞も勝っていますので、まさに大井の帝王といった存在。。特に大賞典3連覇は、やはりすごいですなぁ。今日はスローペースからの末脚勝負になったので、着差はそれほどつきませんでしたが、デムーロ騎手のコメントを見ると、このメンバーでは力が一枚上だったという事なのでしょう。
そして、広尾TCから挑戦していたハナズレジェンドは後方からの直線勝負で7着。今日も本当によく頑張ったと思いますが、惜しむらくはペースが落ち着いてしまったので…。
そうですねぇ、欲を言えばできればもう一列前から競馬をしたかった感じですが、まあ、直線勝負は戦前からの作戦でしょうし、上り3F最速35.7秒の脚をしっかり使っていますので、自分の良さを活かすレースはできたのだと思います。
それにしても、7歳にして初ダート挑戦からの交流G1出走。。いやホント、全てが上手くいくわけではないものの、矢作厩舎は楽しませてくれますねぇ(^^)
**2020/12/29大井10R 東京大賞典競走(G1/ダ2000m)15:40発走**
年末のビッグイベント、東京大賞典に広尾TCのハナズレジェンドが出走します。
ハナズレジェンドはドゥオーモと同期の7歳馬。一時は準オープンを勝つのに苦労をしていましたが、8月のSTV賞を勝ってオープン入りをした後に、初のダート挑戦となった前走カノープスS(OP/ダ2000m)で鮮やかな差し切り勝ちを納めています。
ダート替わり2戦目でのG1挑戦は楽ではないでしょうが、逆にこの路線でまだ底を見せていないとも言えますし、ちょっと面白いレースになるのでは?と期待しています。
ちなみにハナズレジェンドは(今はもう誰も触れなくなった?(^^;))タバートさん企画の40口馬ですが、考えてみればこの馬が矢作厩舎と広尾TCを繋ぐきっかけになったようなものですしね。。私の出資馬ではないものの、矢作先生や坂井騎手といった、今年お世話になった方への感謝の気持ちを込めて応援したいと思います。
**2020/12/29大井10R 東京大賞典競走(G1/ダ2000m)15:40発走**
(単勝オッズは前日20:49時点)