昨日はマーテルがデビュー戦で18着。。走る能力以前の問題として、跨るジョッキーが身の危険を感じるほどの気性難であることが露呈していました。前途多難であることは間違いないですが、素材としては良いものを持っているだけに、この先時間がかかっても何とか成長し、落ち着いて欲しいと思います。
そしてメインイベントの2歳G1・朝日杯FSは、バスラットレオンが4着、カイザーノヴァが8着という結果でした。バスラットは8番人気、カイザーは14番人気での出走でしたから、いずれも世間様の評価を上回る、なかなか見どころのある好走だったと思います。
カイザーノヴァは後方待機から外を回って上り最速、3F33.5秒の脚を使った追い込みは迫力充分で、テン乗りの池添騎手に「背中の感触が良いイイ馬」と褒めてもらうことができました。このあとはしばし休養に入るようですが、この馬なりに着実に成長しているのは確かで、今後が非常に楽しみです。坂井騎手との兼ね合いはありますが、場合によっては池添騎手の続投があっても面白い気がします。
一方のバスラットレオンは先行態勢から直線抜け出しを狙う正攻法で勝ちにいってくれました。個人的にはもっと控えて脚を溜める競馬をイメージしていたのですが、最後までしぶとく伸びて馬券圏内あと一歩に迫った姿を見ると、現状でもマイルなら正攻法が一番似合っているのかもしれません。勝ち馬は同じ先行態勢から伸びて勝ち切ったわけですが、競馬センス、先行力、スピード対応といった部分で大きく劣っているとは考えられず、坂井騎手の「春には逆転したい」との言葉が現実になることを祈りたいと思います。
ちなみに矢作先生は、バスラットレオンを年明けの出世レース、シンザン記念(G3)に出走させるつもりのようなので、来年は1月からワクワクすることができそうです(^^)
ということで、これで2020年の出資馬出走は全ての予定を終了しました。いや、一応、クレッシェンドラヴが有馬記念に登録されており、『回避馬が出れば』という条件付きでの出走意思はあるものの、今のところ回避馬が出る見通しはなく、多分、このまま2020年は終了ということになるのでしょう。
除外対象の有馬記念と年明けの金杯をセットで考えるやり方については、個人的には如何なものかと思わないでもないですが、2021年最初の重賞で勝負ができるのはそれはそれで盛り上がる話です。どんなに力んでも(今のところ回避馬の情報なし?なので)出走できる可能性が少ない有馬記念への拘りはさて置いて、年明け金杯で1年前の雪辱を果たして欲しいと思います。
年が明けると今まで外厩にいたグランソヴァール、カナロアガール、パンサラッサといった古馬勢、ゴッドシエルやリナーシェ、ヴィジャーヤといった明け3歳勢が動き出すと思われます。少し時間がかかりそうなドゥオーモ、だいぶ時間がかかりそうなラヴマイウェイやコマンドブルックスも含めて、来年もまたそれぞれのストーリーの中で、それぞれの馬を精一杯応援していきたいと思います。
今年は新型コロナの感染拡大もあり、慌ただしい中でアッという間に1年が過ぎてしまいました。気づけば1年の振り返り、まとめをやる時季になってしまったわけですが、何だかんだで競馬をずっと楽しめたのは(他のスポーツ、イベントに比べれば)とてもありがたかったと思いますm(_ _)m
**出資馬の状況**
**2020年総合成績**