4) 鑑賞の方法
陶磁器を鑑賞する方法は、以下の様なものが有ります。
① 直接手に持って、鑑賞する
一番理想的な、鑑賞の仕方です。自分の作品や、陶器店の商品、骨董市の販売品等が、
断り無く(無断で)、手に持って鑑賞出来ます。
手に持つ事により、その作品から、色々な情報が得られます。
) 重さの感触
先ず、重さが判ります。作品の大きさの割りに、軽い場合と、重たく感じる場合が有ります。
重さは、作品の肉厚に関係します。手に持って使用する物は、軽めの方が、使い勝手が良い
様です。
) 作品の肌触り
手に「しっくり」、馴染む様な作品は、持って心が休まります。
作品の表面に異物が付いていたり、 角が鋭角名場合は、危険な場合も有ります。
作品をひっくり返したり、「撫ぜ擦る」ことで、曲面が実感されます。
) 釉の状態
肉眼で直に、表面の釉の状態を見、色合い、艶、貫入、傷の有無等を観察します。
) その他、置物や花瓶など、下に置いた場合、不安定な物(ガタツキ)も有ります。
この様な作品は、取り扱いに、注意する必要が有ります。
② 断って(承諾を得て)から、手に持って鑑賞する
骨董品店や、陶磁器店のショーウインドに、飾られている商品は、勝手に手に取る事は出来ません。
更に、茶道のお道具拝見でも、必ず、承諾を得てから、手に持たせて貰う事が出来ますが、
場合に拠っては、断られる事も有ります。
高価な物で有ったり、要望者の態度などで、判断される事も有ります。
) 骨董品やショーウインドに、飾られている作品は、高価な物や、貴重な物が多いです。
それ故、商品に傷が付いたり、落として割れてしまう事が、一番恐れる事になります。
その様な商品の取り扱いに、慣れていない様に、見られると断られても、仕方がありません。
) 見せて貰う場合、作品は出来るだけ、両手に持ってください。
更に、万一落としてしまっても、割れや傷が付かない様に、床から高く上げない事と、
(両肘を床に付けて、両手で抱える様にして下さい)
下が畳や座布団の様な、クッションの所で、見る事です。
) この様な作品は、希望すれば(質問すれば)、店主や、販売員が商品に付いて、詳しい
解説をしてくれます。この場が、鑑賞などの、勉強になる事も多いです。
③ 美術館や陶芸展で、展示してある物を、見て鑑賞する
直に作品を見る場合と、ガラス越しで見る場合が有ります。
どちらにしても、手で触る事は出来ませんが、大きさは実感できます。
・ 美術館などにある作品は、著名な作品が多く、解説書なども有って、見所や鑑賞ポイントも
ある程度、判る様に成っています。
・ 有名な陶芸展(日本陶芸展、日展など)では、実用品と言うより、見せる為の作品が多い様です。
それ故、デザインの斬新性や、高度なテクニックを、駆使した作品も、見受けられます。
当然、一般的な鑑賞とは、違った見方が必要に成ります。
③ 美術書などに、掲載されている写真で、鑑賞する
直接目で見て、触って鑑賞するのが理想ですが、眼に触れる事さえ、稀な国宝クラスの、作品も
有ります。これらは、写真によってのみ鑑賞出来ます。
大抵は、製作年代、製作場所(窯)、寸法(縦、横、高さ)が表示されています。
見所が、大きく拡大されて、写っている場合も有ります。
又、別の分類方法を、以下に記します。
次回に続きます。
陶磁器を鑑賞する方法は、以下の様なものが有ります。
① 直接手に持って、鑑賞する
一番理想的な、鑑賞の仕方です。自分の作品や、陶器店の商品、骨董市の販売品等が、
断り無く(無断で)、手に持って鑑賞出来ます。
手に持つ事により、その作品から、色々な情報が得られます。
) 重さの感触
先ず、重さが判ります。作品の大きさの割りに、軽い場合と、重たく感じる場合が有ります。
重さは、作品の肉厚に関係します。手に持って使用する物は、軽めの方が、使い勝手が良い
様です。
) 作品の肌触り
手に「しっくり」、馴染む様な作品は、持って心が休まります。
作品の表面に異物が付いていたり、 角が鋭角名場合は、危険な場合も有ります。
作品をひっくり返したり、「撫ぜ擦る」ことで、曲面が実感されます。
) 釉の状態
肉眼で直に、表面の釉の状態を見、色合い、艶、貫入、傷の有無等を観察します。
) その他、置物や花瓶など、下に置いた場合、不安定な物(ガタツキ)も有ります。
この様な作品は、取り扱いに、注意する必要が有ります。
② 断って(承諾を得て)から、手に持って鑑賞する
骨董品店や、陶磁器店のショーウインドに、飾られている商品は、勝手に手に取る事は出来ません。
更に、茶道のお道具拝見でも、必ず、承諾を得てから、手に持たせて貰う事が出来ますが、
場合に拠っては、断られる事も有ります。
高価な物で有ったり、要望者の態度などで、判断される事も有ります。
) 骨董品やショーウインドに、飾られている作品は、高価な物や、貴重な物が多いです。
それ故、商品に傷が付いたり、落として割れてしまう事が、一番恐れる事になります。
その様な商品の取り扱いに、慣れていない様に、見られると断られても、仕方がありません。
) 見せて貰う場合、作品は出来るだけ、両手に持ってください。
更に、万一落としてしまっても、割れや傷が付かない様に、床から高く上げない事と、
(両肘を床に付けて、両手で抱える様にして下さい)
下が畳や座布団の様な、クッションの所で、見る事です。
) この様な作品は、希望すれば(質問すれば)、店主や、販売員が商品に付いて、詳しい
解説をしてくれます。この場が、鑑賞などの、勉強になる事も多いです。
③ 美術館や陶芸展で、展示してある物を、見て鑑賞する
直に作品を見る場合と、ガラス越しで見る場合が有ります。
どちらにしても、手で触る事は出来ませんが、大きさは実感できます。
・ 美術館などにある作品は、著名な作品が多く、解説書なども有って、見所や鑑賞ポイントも
ある程度、判る様に成っています。
・ 有名な陶芸展(日本陶芸展、日展など)では、実用品と言うより、見せる為の作品が多い様です。
それ故、デザインの斬新性や、高度なテクニックを、駆使した作品も、見受けられます。
当然、一般的な鑑賞とは、違った見方が必要に成ります。
③ 美術書などに、掲載されている写真で、鑑賞する
直接目で見て、触って鑑賞するのが理想ですが、眼に触れる事さえ、稀な国宝クラスの、作品も
有ります。これらは、写真によってのみ鑑賞出来ます。
大抵は、製作年代、製作場所(窯)、寸法(縦、横、高さ)が表示されています。
見所が、大きく拡大されて、写っている場合も有ります。
又、別の分類方法を、以下に記します。
次回に続きます。