前回に続き、楽焼に付いて、お話致します。
5) 楽焼の釉について
楽焼は、本焼きに比べ、低い温度で、短時間(2~3分)に焼成する特徴があります。
それ故、本焼きより低い温度で、熔ける必要が有り、それなりの調合が必要に成ります。
① 市販されている、楽焼用の釉を使用する。
透明系以外でも、各種の色釉が、楽焼用として、市販されています。
焼成温度は、750~850℃の、熔融範囲の物が多い様です。
・ 有鉛系と、無鉛系の釉について
以前は、鉛を含んだ釉が主流ですたが、近年無鉛系の釉が増えています。
) 有鉛系釉について
a) 特徴:
酸化鉛や炭酸鉛は、安価である事。 珪酸や硼酸と簡単に、化合する事。
化合物は、容易にガラス化する事。 このガラスは、光度が増す事(屈折率が高くなる。)
ガラスの粘性を弱め、熔融温度範囲を、広げます。又失透が少なく成ります。
b) 欠点:
鉛化合物は、人体に有毒である事。その為「フリット」とにして、使用する。
鉛の種類に拠っては、大気中に長期に放置すると、空気中のガスと反応し、表面に薄い膜を
作り、光沢が失われます。
・ 「フリット」とは、酸化鉛とシリカ(SiO2)の混合物又は、炭酸鉛、珪石、焼硼砂を調合し
熔融してガラス化した物を、微粉砕した物です。 楽焼では、白玉(しらたま)と呼び
使用されています。
又、有鉛の場合だけでなく、水に溶けやすい原料(カリウムなど)を調合する際にも、
「フリット」化して使用します。
尚 酸化鉛の量が増えると、耐摩耗性が弱くなり、表面に傷が付き易く成ります。
c) 現在、食品衛生法では、食器類に有鉛の釉薬を、使用する事は、禁じられています。
但し、抹茶茶碗については、特別、例外として、使用が認められているそうです。
2) 無鉛系釉薬
楽焼用でも、無鉛系の釉が、多く使われています。これは炭酸鉛を使わない釉で、若干焼成温度
が高くなり、800~850℃程度に成っています。
6) 楽焼釉の構成
基礎釉は、比較的簡単に調合されます。
① 黒楽の釉
(合成)加茂川石粉 : 10%
無鉛白玉(ガラス粉) : 50% 水 : 50%
酸化コバルト : 1% 酸化鉄 : 3%
二酸化マンガン : 3% C M C(のり)」: 0.3~0.5%
施釉は厚めが良い、還元気味で、黒い梨地調、コバルト、鉄、マンガンの添加は、釉の安定化、
深味のある黒色を、発色します。
② 赤楽の釉
最も簡単な方法は、無鉛白玉を、単味で水に溶き、C M C(のり)を少々加え施釉する事です。
その他には
) 唐土(からのつち): 10% ) 白玉 : 70%
白玉 : 70% 長石 : 30%
日ノ岡 : 20%
③ 色釉
) 緑釉: 基礎釉に、酸化銅、又は炭酸銅を添加
) 黄釉: 基礎釉に、弁柄とアンチモン
) 紫釉: 基礎釉に、酸化マンガンとコバルト
) 青釉: 基礎釉に、酸化コバルト
などの調合で、可能ですが、割合は記しませんが、適宜調整してください。
以下次回に続きます。
5) 楽焼の釉について
楽焼は、本焼きに比べ、低い温度で、短時間(2~3分)に焼成する特徴があります。
それ故、本焼きより低い温度で、熔ける必要が有り、それなりの調合が必要に成ります。
① 市販されている、楽焼用の釉を使用する。
透明系以外でも、各種の色釉が、楽焼用として、市販されています。
焼成温度は、750~850℃の、熔融範囲の物が多い様です。
・ 有鉛系と、無鉛系の釉について
以前は、鉛を含んだ釉が主流ですたが、近年無鉛系の釉が増えています。
) 有鉛系釉について
a) 特徴:
酸化鉛や炭酸鉛は、安価である事。 珪酸や硼酸と簡単に、化合する事。
化合物は、容易にガラス化する事。 このガラスは、光度が増す事(屈折率が高くなる。)
ガラスの粘性を弱め、熔融温度範囲を、広げます。又失透が少なく成ります。
b) 欠点:
鉛化合物は、人体に有毒である事。その為「フリット」とにして、使用する。
鉛の種類に拠っては、大気中に長期に放置すると、空気中のガスと反応し、表面に薄い膜を
作り、光沢が失われます。
・ 「フリット」とは、酸化鉛とシリカ(SiO2)の混合物又は、炭酸鉛、珪石、焼硼砂を調合し
熔融してガラス化した物を、微粉砕した物です。 楽焼では、白玉(しらたま)と呼び
使用されています。
又、有鉛の場合だけでなく、水に溶けやすい原料(カリウムなど)を調合する際にも、
「フリット」化して使用します。
尚 酸化鉛の量が増えると、耐摩耗性が弱くなり、表面に傷が付き易く成ります。
c) 現在、食品衛生法では、食器類に有鉛の釉薬を、使用する事は、禁じられています。
但し、抹茶茶碗については、特別、例外として、使用が認められているそうです。
2) 無鉛系釉薬
楽焼用でも、無鉛系の釉が、多く使われています。これは炭酸鉛を使わない釉で、若干焼成温度
が高くなり、800~850℃程度に成っています。
6) 楽焼釉の構成
基礎釉は、比較的簡単に調合されます。
① 黒楽の釉
(合成)加茂川石粉 : 10%
無鉛白玉(ガラス粉) : 50% 水 : 50%
酸化コバルト : 1% 酸化鉄 : 3%
二酸化マンガン : 3% C M C(のり)」: 0.3~0.5%
施釉は厚めが良い、還元気味で、黒い梨地調、コバルト、鉄、マンガンの添加は、釉の安定化、
深味のある黒色を、発色します。
② 赤楽の釉
最も簡単な方法は、無鉛白玉を、単味で水に溶き、C M C(のり)を少々加え施釉する事です。
その他には
) 唐土(からのつち): 10% ) 白玉 : 70%
白玉 : 70% 長石 : 30%
日ノ岡 : 20%
③ 色釉
) 緑釉: 基礎釉に、酸化銅、又は炭酸銅を添加
) 黄釉: 基礎釉に、弁柄とアンチモン
) 紫釉: 基礎釉に、酸化マンガンとコバルト
) 青釉: 基礎釉に、酸化コバルト
などの調合で、可能ですが、割合は記しませんが、適宜調整してください。
以下次回に続きます。