梨木香歩さんの「沼地のある森を抜けて」を読みました。これもまた有川創さんの「明るい夜」を推薦していた書店員さんの推薦本でした。書店員さん曰く「日常の象徴のようなぬか床が話題の発端となって、物語は主人公の一族の秘密、なぜ生物は種を保存するのか、スケールはものすごい勢いでひろがります。そして謎が明かされた後の美しく感動的なラスト。」確かにぬか床は登場します。そのぬか床から自分にかかわりのある人間が現われ出て、トラブったりします。で、そのぬか床の源が先祖が住んでいた島であることが分かり、そこで主人公と菌類マニアの連れの男との間で、種の保存とかの会話がかわされるのですが、読んでて「スケールがものすごい勢いでひろがる」ようには少しも感じませんでした。大した話、してないんですよね。無性生殖と有性生殖の話程度で、目新しい話は特にありませんでした。
そして「謎が明かされた後の美しく感動的なラスト」。こんなの、あったかなあ。何度か読み返しましたが、「美しく感動的なラスト」など見つかりませんでした。
この書店員さんと私は相性が悪いようですね。彼女は鹿島田真希も推薦していて、一応手に入れようと思っているのですが、どうなんでしょう?買わない方がいいでしょうか?
そして「謎が明かされた後の美しく感動的なラスト」。こんなの、あったかなあ。何度か読み返しましたが、「美しく感動的なラスト」など見つかりませんでした。
この書店員さんと私は相性が悪いようですね。彼女は鹿島田真希も推薦していて、一応手に入れようと思っているのですが、どうなんでしょう?買わない方がいいでしょうか?