奥田英朗氏が推薦する永井龍男氏の「秋その他」を読みました。
14の短編からなっていて、どれも平易な文章で、身の回りのちょっとしたことを捉えて書いてある文章でした。
中でも「杉林そのほか」という短編は、私と妻と二人の娘が生活して行く様が淡々と綴られ、その生活する様が何ともいえずほのぼのとしていて、読んでいて暖かい気持ちになれました。
他には「青梅雨」という心中する前の家族4人の様子を描いたものなども、ありましたが、これは例外で、日記を読んでいるような気持ちにさせる文章が多かったように思います。
私はストーリーがはっきりしている小説が好きで、こうした半分エッセイのような文章は進んで読む方ではないのですが、たまにはこういう文章を読むのもいいなあ、と思いました。
それにしても、このところ心の底から面白いと思える小説に出会っていません。金城一紀氏の新作が切に読みたい今日この頃です。
14の短編からなっていて、どれも平易な文章で、身の回りのちょっとしたことを捉えて書いてある文章でした。
中でも「杉林そのほか」という短編は、私と妻と二人の娘が生活して行く様が淡々と綴られ、その生活する様が何ともいえずほのぼのとしていて、読んでいて暖かい気持ちになれました。
他には「青梅雨」という心中する前の家族4人の様子を描いたものなども、ありましたが、これは例外で、日記を読んでいるような気持ちにさせる文章が多かったように思います。
私はストーリーがはっきりしている小説が好きで、こうした半分エッセイのような文章は進んで読む方ではないのですが、たまにはこういう文章を読むのもいいなあ、と思いました。
それにしても、このところ心の底から面白いと思える小説に出会っていません。金城一紀氏の新作が切に読みたい今日この頃です。