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オリヴァー・ストーン監督『エニイ・ギブン・サンデー』

2011-01-18 06:58:00 | ノンジャンル
 オリヴァー・ストーン監督・共同製作・共同脚本の'99年作品『エニイ・ギブン・サンデー』をスカパーの洋画★シネフィル・イマジカで見ました。
 「男にとって最高の時は、必死で戦い、疲れ果て、その戦場に横たわってる時だ」「勝利の後に」「ヴィンス・ロンバルディ(1913-1970)」という字幕。フロリダ・シャークスでMVPを3回取ったクォーターバックのスター選手キャップが試合中に倒され、今まで試合に出たことがない控えのウィリーに出番が回ってきます。ウィリーは緊張のあまり、その場で吐いてしまい、試合も終了直前に逆転されチームは4連敗となり、父の死後にチームのオーナーとなったクリスティーナ(キャメロン・ディアス)はチームをロサンゼルスに売却することを考えます。ふがいない試合に対してクリスティーナは、長年チームを率いてきたコーチのトニー(アル・パチーノ)をなじり、盛りを過ぎたキャップと、ディフェンスの要であるシャークを引退させろと言って、トニーと口論になります。そしてキャップのいない間、ウィリーはトニーの指示を守らずにスタンドプレーで活躍し、一躍時の人となりますが、チームメイトの反感を買い、恋人にも去られてしまいます。トニーは勝手なプレーを止めるようにウィリーに警告しますが、ウィリーは今まで黒人ということで受けてきた差別を理由に、チームプレーを拒否します。その結果、ウィリーは次の試合で仲間から守ってもらえず、雨の降る中泥にまみれ、試合も惨敗します。試合後ロッカールームで殴り合いをするウィリーと他のチームメイトのところへ駆けつけたトニーは「恥を知れ」と双方に吠えます。シャークの首のケガが致命的になっているのをチーム付きの医師(ジェームズ・ウッズ)は隠し、それを知ったトニーは激怒しますが、試合に出るというシャークの意思は固まった後でした。キャップも自ら体の不調を訴え次戦での復帰の辞退を申し出ますが、トニーは自分を信じろと言って、何とか出場させることに成功します。そしてテキサス戦。前半でキャップの体が限界に達したのを見てとったトニーは、ウィリーに後半を託します。ウィリーは前半のキャップの自己犠牲の姿を見て、今までの自分の態度を反省し、チームメイトに素直に謝ります。そして試合は途中でシャークが首のケガで退場するも、奇跡的な逆転勝利を上げ、クリスティーナは反目しあっていた母とも和解し、チームの売却も思いとどまります。そして数日後の記者会見。トニーは今シーズン限りの引退を表明しますが、来シーズンからはニューメキシコのチームのコーチに就任し、ウィリーも獲得したと告げ、周囲を驚かせます。そして、これからはライバルだとクリスティーナらに告げ、誇らし気にその場を立ち去るのでした。
 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』などと比べると平凡な作品で、録画していたものを途中から飛ばし見してしまいました。それでも後味が悪いということはなく、見て損はしないと思います。時間のある方にはオススメかも。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)