岡本喜八監督・共同脚本の'67年作品『殺人狂時代』をスカパーの日本映画専門チャンネルで見ました。
人口調節審議会を主催する溝呂木(天本英世)は、ナチスの秘密結社の代表であるブルッケンマイヤーを自らの精神病院に招き、狂人を殺し屋に育てるアイディアを誇り、ブルッケンマイヤーが電話帳でランダムに選んだ3人を2日以内に殺してその死体を運んでくることで、彼の信用を得ることになります。
電車内で痴漢をして追って来た男を殺す、和服で眼帯をした女性。若い女性を追い詰めて殺す杖で和服の男性。
そしてオンボロ車に乗って帰って来て、銅像の母に挨拶をする極端な近視の大学講師・信治(仲代達矢)は、しばらくしてから自室に人口調節審議会から送られて来た男がいることに気付きます。男は住みよい日本を作るため、役立たずの人間を殺して人口調節をしていると自説を述べると、信治を殺そうとしますが、信治は男を逆にうっかり殺してしまいます。すぐに警察に知らせ警官とともに自室に戻りますが、死体は消えています。
たまたま警察に取材で訪れていた週刊ミステリーの女性記者ケイコ(団令子)は、信治とともに信治が狙われる理由を調べるために、信治の車を盗もうとした大友ビル(砂塚秀夫)を仲間に入れます。ケイコは体で信治と取材の独占契約をする一方、溝呂木はブルッケンマイヤーが組織など持っていないことを見抜き、自白強要剤を用いて、ブルッケンマイヤーがゲシュタポだった1940年の記憶を探ると、当時「クレオパトラの涙」が無くなって総統にどう報告しようか彼が困っていたことを知ります。
信治はメガネを外して背広に着替えた颯爽とした姿に変装し、活動を開始すると、すぐに人口調節審議会の方から接触を求めてきます。指定された地下鉄のホームに行くと、すでにそこには審議会によって殺された死体があり、その直後に老人の刺客が信治を襲いますが、これまた返り討ちに会い、入ってきた地下鉄に轢かれます。
見知らぬ男に紹介された霊媒師の女のところへ行ったケイコと大友は、信治の居所を女から聞かれ、それを聞いた見知らぬ男はガレージにいた信治を襲いますが、やはり返り討ちにされる一方、霊媒師は大友を催眠術にかけて飛び降り自殺させようとしますが、大友にパンツを覗かれて逆に転落死します。
ケイコの居所を知ろうと彼女の編集部を訪れた信治は、そこで溝呂木に出会い、彼にバーに誘われます。溝呂木はそこで、人間最大の快楽は殺人であると説き、狂人と大量殺戮としての戦争を賛美した上で、ケイコをなぶり殺すつもりだと言い残して去ります。残されたフィルムには拷問を受けるケイコの姿と、使者を送るとの予告が示されていました。
ということで、続きはまた明日に‥‥。
人口調節審議会を主催する溝呂木(天本英世)は、ナチスの秘密結社の代表であるブルッケンマイヤーを自らの精神病院に招き、狂人を殺し屋に育てるアイディアを誇り、ブルッケンマイヤーが電話帳でランダムに選んだ3人を2日以内に殺してその死体を運んでくることで、彼の信用を得ることになります。
電車内で痴漢をして追って来た男を殺す、和服で眼帯をした女性。若い女性を追い詰めて殺す杖で和服の男性。
そしてオンボロ車に乗って帰って来て、銅像の母に挨拶をする極端な近視の大学講師・信治(仲代達矢)は、しばらくしてから自室に人口調節審議会から送られて来た男がいることに気付きます。男は住みよい日本を作るため、役立たずの人間を殺して人口調節をしていると自説を述べると、信治を殺そうとしますが、信治は男を逆にうっかり殺してしまいます。すぐに警察に知らせ警官とともに自室に戻りますが、死体は消えています。
たまたま警察に取材で訪れていた週刊ミステリーの女性記者ケイコ(団令子)は、信治とともに信治が狙われる理由を調べるために、信治の車を盗もうとした大友ビル(砂塚秀夫)を仲間に入れます。ケイコは体で信治と取材の独占契約をする一方、溝呂木はブルッケンマイヤーが組織など持っていないことを見抜き、自白強要剤を用いて、ブルッケンマイヤーがゲシュタポだった1940年の記憶を探ると、当時「クレオパトラの涙」が無くなって総統にどう報告しようか彼が困っていたことを知ります。
信治はメガネを外して背広に着替えた颯爽とした姿に変装し、活動を開始すると、すぐに人口調節審議会の方から接触を求めてきます。指定された地下鉄のホームに行くと、すでにそこには審議会によって殺された死体があり、その直後に老人の刺客が信治を襲いますが、これまた返り討ちに会い、入ってきた地下鉄に轢かれます。
見知らぬ男に紹介された霊媒師の女のところへ行ったケイコと大友は、信治の居所を女から聞かれ、それを聞いた見知らぬ男はガレージにいた信治を襲いますが、やはり返り討ちにされる一方、霊媒師は大友を催眠術にかけて飛び降り自殺させようとしますが、大友にパンツを覗かれて逆に転落死します。
ケイコの居所を知ろうと彼女の編集部を訪れた信治は、そこで溝呂木に出会い、彼にバーに誘われます。溝呂木はそこで、人間最大の快楽は殺人であると説き、狂人と大量殺戮としての戦争を賛美した上で、ケイコをなぶり殺すつもりだと言い残して去ります。残されたフィルムには拷問を受けるケイコの姿と、使者を送るとの予告が示されていました。
ということで、続きはまた明日に‥‥。