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ドン・シーゲル監督『刑事マディガン』

2013-11-22 11:04:00 | ノンジャンル
 今日はaikoの誕生日。早くいい人見つけてほしい、と毎年思っています。とりあえずHappy Birthday!

 さて、ドン・シーゲル監督、エイブラハム・ポロンスキー共同脚色の'86年作品『刑事マディガン』をDVDで見ました。
 “金曜日”の字幕。アパートの一室に押し入ったマディガン刑事(リチャード・ウィドマーク)とボナロ刑事はベネッシュの寝込みを襲いますが、油断して拳銃を奪われてしまいます。本部長(ヘンリー・フォンダ)はマラーとある人物の会話の録音テープを聞いていましたが、マディガンらの事件の報告を受けます。マディガンらは相手が殺人容疑者と知らされず事情聴取のために送られていましたが、彼らの不手際について上司は許しません。ベネッシュは特異な性的嗜好を持つので、マディガンはミシェットに接触しようとしますが、上司はその前に始末書を書き、5日分の減棒を言い渡します。本部長は副主任警視にマラーの盗聴について聞き、相手は本部長の幼馴染みである主任警視(ジェイムズ・ホイットモア)であることを保証します。そして本部長はマディガンらを呼び、72時間の猶予を与えるので、その間に奪われた拳銃を取戻すように命じます。
 ミシェットを訪ねたマディガンらは留守だったミシェットから電話があったら連絡しろと秘書に命じます。自宅で一休みするマディガンとボナロ。警察学校の卒業式に出席した本部長は不倫関係にあるベントリー夫人と会います。マディガンらはミシェットの用心棒のバスターの兄に会い、彼からバスターが週末には必ずコニーアイランドへ行くことを教えてもらいます。そこでミシェットとバスターに会えたマディガンらは、馬券屋でもあるミシェットの常客からポン引きの話をもらいたいと言い、町に一緒に戻ることにします。
 ボナロは一眠りし、マディガンはクラブで歌うジョーンジーの元を訪ね、彼女の部屋に入りますが、妻のジュリアに義理立てして一人で寝ます。
 “土曜日”の字幕。マディガンに旧友のミッキー・ダンから電話があり、飲み屋でベネッシュを見たと知らされます。一方、ベントリー夫人と朝を迎える本部長。マディガンらは飲み屋に急行しますが、人違いでした。ミッキーは淋しかったんだろうと言うマディガン。そこへブロードウェイ104丁目にある軽食スタンドへ行くように無線が入ります。一方、本部長は主任警視に録音テープの件を持ち出し、説明を求めると、息子とバカな嫁が贅沢をして金融組合に3千ドルの借金をし、それを知ったマラーが用立てて、見返りに風俗取締の手入れをさせないように父である主任警視に求めてきたのだと語り、辞表を書くと言って、バッジを置いて去ります。マディガンらはミシェットから映画館に女を世話するヒューイ(ドン・ストラウド)がいると言い、マディガンは彼からベネッシュがステラとドーリーンという姉妹を気に入っていて、彼女らは10時以降ボンゴクラブかペール・ムーンのどちらかにいると聞きます。ベネッシュから電話があったら知らせてくれと言うマディガン。一方、本部長は主任警視にバッジを返し、今晩の警部会のパーティの後に返してくれればいいと言います。ジュリアを伴ってパーティに現れたマディガンでしたが、仕事を優先してジュリアを一で現れた男に委ねます。ジュリアはその男と浮気しようとしますが、やはりマディガンのことを愛していて踏み切れません。そして巡回中のパトカーはベネッシュを発見しますが、逆に警官1人が射殺され、1人は重体となります。そこで使用されたベネッシュに使用された拳銃はマディガンのものでした。
 “日曜日”の字幕。マディガンの元へヒューイから電話があり、ベネッシュが姉妹の一人とホテルに籠城しているという情報を寄越します。ホテルを包囲する警官。マディガンとボナロはベネッシュのいる部屋に突入する順番を争いますが、結局2日だけ警察に入るのが早かったマディガンが先に突入することにします。ベネッシュを射殺するも、致命傷を追うマディガン。ボナロに付き添われて病院に着いたジュリアは、本部長らを罵倒します。そして本部長と主任警視は、例の件は2人で乗り越えられるだろうと話すのでした。

 短いショットが連なり、素晴らしいスピード感を生んでいる、見事な活劇でした。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto