WOWOWシネマで、石井隆監督・共同製作・原作・脚色の’98年作品『黒の天使vol.2』を見ました。
繁華街を談笑して歩く3人組。黒いロングコートでサングラスの女が中央の1人を射殺して逃げる。
眠る女(天海祐希)。留守録。「ママよ。明日の夜、20時から21時、青山の地下駐で予定通りに」。ベッド上の拳銃。 男の笑い声。3人の男に襲われる若い女性。
雨。しゃがみこむ若い女性に「大丈夫か?」と赤い雨傘を差しかける男(大和武士)。自分の頭が銃撃され、目覚め、それまでが夢だったと気づく女。メッセージありの携帯。女、起きる。
地下駐車場。ローラースケートの少年が現れ、向こうから歩いてくる3人の男におもちゃの拳銃で「バン」と撃つ。黒ずくめの女は柱に身を隠しながら男たちに接近。少年は折り返して来ると、振り向きざま3人の男たちを本物の拳銃で撃つ。撃ち返す男たち。そこで別の女と黒ずくめの女も銃撃戦に加わる。男たちが去り、射殺された少年に「シンちゃん! 誰か助けて」と泣き叫ぶ女。足に傷を負った黒ずくめの女は去る。
「俺を殺して得をするのは太田しかいない」。ボディガード役だった部下たちは土下座している。「薬局は?」「組長、病院に行った方が」(中略)
傷の手当をする黒ずくめの女。電話。「ママよ。お疲れ様と言いたいところだけど、しくじったわね。マヨ」「私の代わりはいくらでもいる。私を騙す奴は黒のママだろうと殺す」。暗転。
「暴走族少年、刺殺さる」の記事をカッターで切り取ろうとすると、血が流れだす。夢から目をさますマヨ。横にはオカマが横たわっている。「分からない? この声。ママよ。お疲れ様と言いたいところだけど、しくじったわね。はじめまして。化け物を見るような顔をして、どうしたの? ここは組織のゲストハウス。あの2人は所帯を持つつもりだったらしいわ。仕事を横取りされたのね。2人とも箱根の山奥に埋められたらしいわ。付けられたのよ、マヨ。残務整理をよろしく。また連絡するわ」。ママ、去る。再び眠るマヨ。
3人の組長、もめる子分たちに「うるせえんだ、お前ら」。矢崎(鶴見辰吾)「一旦車を戻して逃げたのは正解。あの駐車場は車のナンバーを記録しておくので、車で逃げたらどこの組がやったかばれていたはず。襲ってきた3人のプロは不明のままだし、巻き添えの女も何も見ていない。したがって警察も動いてない。身内同士で争わせようという誰かの魂胆かも。今回のことは私に預けて」。同意する3人の親分。「そういえば横浜のディスコの物件はどうした?」「俺にはうまくできない。兄弟がプロデュースしたらばけるでしょう」。
マヨ、起きる。足の傷の手当。足で蹴りを入れるが、痛みで倒れる。
冷蔵庫を漁るマヨ。
「ママよ。例の親子の残務整理、よかったら手伝ってね」。((中略)
花屋の娘の母「暴走族だったけれども立派に更生してたわ」花屋の女「シンちゃんが私を守ってくれる」。
シンの仏壇。眠る花屋の娘。雨の男が暗殺をしに現れるが、花屋の娘を撃つことができない。さらに現れたマヨもやはり撃てない。雨の男は「私は元暴走族で弟さんの友達だった」と香典代わりに高い花束を買う。「こんなにたくさん」と言って、雨の男を花屋の娘は追うが、男は車で去る。戻るとマヨも消えている。線香を立て、「誰なの? 知ってる人?」と仏壇に向かう花屋の娘。
花屋の娘は暴走族の加藤に「背が高い人? 東洋組って噂だぞ」と教えられる。
加藤は花屋の娘をバイクに乗せ、ラブホテルに入っていく。
ドアをノックする加藤。全身刺青の男(寺島進)がベッドにうつ伏せになっている。部屋にいた女は浴室へ。「あんたがそうなの? 大変だったね。加藤、彼女元気か? これで飯でも食って来い」。加藤が去ると「東洋って外道が犯人だよ。仇を討つんなら、横浜のバースっていうディスコに行けばいい。拳銃は貸してやるよ」。逃げようとする花屋の娘。「ただじゃ申し訳ねえってか?」と花屋の娘を押し倒し、「ガタガタうるせえ」とレイプする。「私、先に帰るから」と部屋の女。「早く帰れよ」と刺青の男。「拳銃は簡単には当たらねえ。まず腹を狙え。防弾チョッキを着ていても相手は固まる。そして顔を撃て。チャカは加藤からもらったことにすればいい。後は俺がお前の面倒を見る」。
花屋の娘、起きる。裸のまま拳銃を手に持ち、撃つマネをしていると、本当に実弾が出て、刺青の男を射殺してしまう。「私も行くから」と自殺しようとするが「できない」と泣く。血まみれの男の俯瞰。
部屋。一人で飲むマヨ。「雨が降る10年前」。
暴走族に襲われるマヨ。「止めろ」と雨の男は3人を制止しようとするが、相手の1人がナイフを取り出すと、雨の男はそれで逆に相手を刺してしまう。「大丈夫か?」と赤い傘を娘に差しかける雨の男。「送ろうか?」と言うと、首を振るマヨ。(明日へ続きます……)
繁華街を談笑して歩く3人組。黒いロングコートでサングラスの女が中央の1人を射殺して逃げる。
眠る女(天海祐希)。留守録。「ママよ。明日の夜、20時から21時、青山の地下駐で予定通りに」。ベッド上の拳銃。 男の笑い声。3人の男に襲われる若い女性。
雨。しゃがみこむ若い女性に「大丈夫か?」と赤い雨傘を差しかける男(大和武士)。自分の頭が銃撃され、目覚め、それまでが夢だったと気づく女。メッセージありの携帯。女、起きる。
地下駐車場。ローラースケートの少年が現れ、向こうから歩いてくる3人の男におもちゃの拳銃で「バン」と撃つ。黒ずくめの女は柱に身を隠しながら男たちに接近。少年は折り返して来ると、振り向きざま3人の男たちを本物の拳銃で撃つ。撃ち返す男たち。そこで別の女と黒ずくめの女も銃撃戦に加わる。男たちが去り、射殺された少年に「シンちゃん! 誰か助けて」と泣き叫ぶ女。足に傷を負った黒ずくめの女は去る。
「俺を殺して得をするのは太田しかいない」。ボディガード役だった部下たちは土下座している。「薬局は?」「組長、病院に行った方が」(中略)
傷の手当をする黒ずくめの女。電話。「ママよ。お疲れ様と言いたいところだけど、しくじったわね。マヨ」「私の代わりはいくらでもいる。私を騙す奴は黒のママだろうと殺す」。暗転。
「暴走族少年、刺殺さる」の記事をカッターで切り取ろうとすると、血が流れだす。夢から目をさますマヨ。横にはオカマが横たわっている。「分からない? この声。ママよ。お疲れ様と言いたいところだけど、しくじったわね。はじめまして。化け物を見るような顔をして、どうしたの? ここは組織のゲストハウス。あの2人は所帯を持つつもりだったらしいわ。仕事を横取りされたのね。2人とも箱根の山奥に埋められたらしいわ。付けられたのよ、マヨ。残務整理をよろしく。また連絡するわ」。ママ、去る。再び眠るマヨ。
3人の組長、もめる子分たちに「うるせえんだ、お前ら」。矢崎(鶴見辰吾)「一旦車を戻して逃げたのは正解。あの駐車場は車のナンバーを記録しておくので、車で逃げたらどこの組がやったかばれていたはず。襲ってきた3人のプロは不明のままだし、巻き添えの女も何も見ていない。したがって警察も動いてない。身内同士で争わせようという誰かの魂胆かも。今回のことは私に預けて」。同意する3人の親分。「そういえば横浜のディスコの物件はどうした?」「俺にはうまくできない。兄弟がプロデュースしたらばけるでしょう」。
マヨ、起きる。足の傷の手当。足で蹴りを入れるが、痛みで倒れる。
冷蔵庫を漁るマヨ。
「ママよ。例の親子の残務整理、よかったら手伝ってね」。((中略)
花屋の娘の母「暴走族だったけれども立派に更生してたわ」花屋の女「シンちゃんが私を守ってくれる」。
シンの仏壇。眠る花屋の娘。雨の男が暗殺をしに現れるが、花屋の娘を撃つことができない。さらに現れたマヨもやはり撃てない。雨の男は「私は元暴走族で弟さんの友達だった」と香典代わりに高い花束を買う。「こんなにたくさん」と言って、雨の男を花屋の娘は追うが、男は車で去る。戻るとマヨも消えている。線香を立て、「誰なの? 知ってる人?」と仏壇に向かう花屋の娘。
花屋の娘は暴走族の加藤に「背が高い人? 東洋組って噂だぞ」と教えられる。
加藤は花屋の娘をバイクに乗せ、ラブホテルに入っていく。
ドアをノックする加藤。全身刺青の男(寺島進)がベッドにうつ伏せになっている。部屋にいた女は浴室へ。「あんたがそうなの? 大変だったね。加藤、彼女元気か? これで飯でも食って来い」。加藤が去ると「東洋って外道が犯人だよ。仇を討つんなら、横浜のバースっていうディスコに行けばいい。拳銃は貸してやるよ」。逃げようとする花屋の娘。「ただじゃ申し訳ねえってか?」と花屋の娘を押し倒し、「ガタガタうるせえ」とレイプする。「私、先に帰るから」と部屋の女。「早く帰れよ」と刺青の男。「拳銃は簡単には当たらねえ。まず腹を狙え。防弾チョッキを着ていても相手は固まる。そして顔を撃て。チャカは加藤からもらったことにすればいい。後は俺がお前の面倒を見る」。
花屋の娘、起きる。裸のまま拳銃を手に持ち、撃つマネをしていると、本当に実弾が出て、刺青の男を射殺してしまう。「私も行くから」と自殺しようとするが「できない」と泣く。血まみれの男の俯瞰。
部屋。一人で飲むマヨ。「雨が降る10年前」。
暴走族に襲われるマヨ。「止めろ」と雨の男は3人を制止しようとするが、相手の1人がナイフを取り出すと、雨の男はそれで逆に相手を刺してしまう。「大丈夫か?」と赤い傘を娘に差しかける雨の男。「送ろうか?」と言うと、首を振るマヨ。(明日へ続きます……)