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チェ・ドンフン監督『暗殺』その2

2018-08-02 07:51:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 “1911年 鍾路警察署”の字幕。目隠しをされ、上半身裸で跪いている男たちは次々に射殺される。「私をお疑いとは」「私がミラボの3人を調べる。明日上海に行って来い。キム・グが俺を疑ってる」。
 「ヨムの家を捜索?」「無線機が押収されました」「ヨムが上海の領事館で佐々木に会えば密偵確定だな。殺せ」。
 “京城駅”。列車を下りるオギュン、ドクサム、サンオクの3人。マダムが出迎え。時報が鳴り、皇居の方に向って礼をする人々。巨大な日の丸が3つ天上から下がっている。
 夜。3人、“アネモネカフェ”へ。持って来た樽を割り、中から爆薬と銃と取り出すドクサムらと、ライフルを取り出すオギュン。マダム「武器が少ないので助かります。カンの娘・満子が東京から戻りました。司令官の息子もきっと来ます。5日後、両家はカンの家で朝食。その後平沢(ピョンテク)の工場へ視察に向かいます。車で京城駅へ向かう間に標的を撃つ」オギュン「速度が落ちる西小(そそ)門で襲撃しよう」「憲兵隊は全てこの通りを? これは?」「ガソリン店です」「道中にガソリン店は?」「ありません」「もし川口がガソリンを入れるなら、ここを左折。相手は護衛だけ。ガソリン店で待とう。ドクサムは車に爆弾を投げて逃げる。速射砲は給油のふりをして標的を私と排除する。5分以内に済ませろ。生きて帰る」「逃走路は?」マダム「同日夜、汽車で済物浦(チェムルポ)へ移動。23時に上海へ」「奴らが必ずガソリン店に来ると?」「来させるの」。
 ゴーゴーバー。「これこそデカダンスだ」。木村「私は朝鮮独立に賛成ですね。マダムの下で10年目です」。サンオクに誘われ、ぎこちなく踊るオギュン。やがて笑顔に。
 「キム・グはいつ?」「逃げる方法が見つからない」「情報は?」「11月7日に標的は2人です」ハワイ「何人殺す?」「3人の朝鮮人です」「京城か。ちと遠いな。あんたたちは?」「独立運動家だ。1人千ドル。成功したらさらに2千。失敗したら返金だけでは済まんぞ。殺すは日本の密偵だ」。
 「逃げたキム・ウォンボンを俺のせいにするなんて」。1人射殺。「ミョンウ! 銃を渡して」。セグァン、刺される。「ミョンウ、誰の差し金だ?」「先生だ。ミョンウも死ね」。
 路面電車。
 川口司令官「韓国独立党、韓国革命党、朝鮮革命党、義烈団……30以上の団体の派閥争いが独立運動家?」カン「カネの入口が違うからです」「よくも俺を狙ったな!」。見知らぬ朝鮮人を射殺する川口司令官。
 ヨム「俺を高く売れるところが。京城だ」。
 夜の列車内。男、オギュンに「そのカワイ子ちゃんは?」ハワイ「通称3千ドルだ」車掌「将校は貴賓室を用意しておりますので、ご移動を」。
 川口「上海での任務は?」ウォンボン「人殺しです」「私は関東軍。こちらは第12師団の川口大尉だ」「田中少尉です。こちらは中村中尉であります。川口大尉は?」「私は結婚しに。相手は朝鮮の女です」。
 京城駅。川口「田中少尉ではまた。楽しかったよ」「お気をつけて」。
 地図を広げるハワイ。「今城は広い。どこから行く?」「いつもの用に人力車で」。
 ハワイ「京城駅の客は皆ここの人力車を?」。写真を見て「この利用客は?「男は知りませんが、女なら数日前に」「満子です」。
 車内。カン・イングク「10年以内に戦争が起きる。そうすればカネが稼げ、爵ももらえる」満子の乗った車は人力車に行く手を阻まれ、荷車に追突される。荷車の男、つぶれた車体を見て、「今度修理に上がります」。
三越で新しい眼鏡を作るオギュン。「受け取りは明日になります。住所を」「住所?」「深夜に配達します」。
 服を試着する満子。店員「一点物です」。満子、オギュンの姿を見かける。満子「これに決めるわ。川口さん、今日のデートはこれで終わり」。
 オギュン、路面電車に乗る。満子、追うが間に合わない。
 満子「パパは?」「まだだ」「叔父さん、話が。私が産まれた時、双子の妹は強盗にさらわれ、殺されたのよね。でも死んでなかった。今日見たの」「これで何度目か」「パパには内緒よ」。男「こちらはカンさんのお宅で? アメ車は頑丈なのに」。ドクサムとサンオクは車の修理をする一方で、秘かにガソリンを抜く。
 ハワイ「豪邸だな。3千ドルは令嬢?」(中略)「標的をさっそく見つけた。爺やは車を追え。俺は奴を始末する」。
 三越。写真を示し「この娘が来なかったか?」「これから写真を届ける予定です」。
 尾行するウォンボン。相手に「タバコの火を借りられますか?」。並んで歩き、「この奥の店は豚肉がうまい」「ああ」。しばらく歩いて無人になると、「この先に店はない」。乱闘に。「何者だ?」「さあな」。ウォンボン、逃げ出す。消音器付きの拳銃で2発。水の中に落ちるウォンボン。
 アネモネカフェ。「速射砲は何してんだ」マダム「帰りの船の切符よ」。(また明日へ続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で教室長だった伊藤さん、連絡をください。福長さん黒山さんと首を長くして待っています。また、伊藤さんの近況を知っている方も、以下のメールで情報をお送りください。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)