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フリッツ・ラング監督『恐怖省』

2023-04-14 05:01:24 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1944年作品『恐怖省』をDVDで観ました。

 サイト「MOVIE WALKER PRESの「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「イギリスのレンブリッジ精神病院。6時が時を打つとともにスティーブン・ニール(レイ・ミランド)の退院の瞬間がやって来た。駅に着き、列車が遅れていることを知ったニールは、中流婦人たちが催す慈善バザーの会場に入ってゆく。直前に占い師のベレイン夫人(ヒラリー・ブルック)に予言され、ニールはケーキの重さを当てるコンテストに優勝する。ケーキを持っていこうとするっと、数人の夫人たちが間違いがあって別の人の優勝だと言うと、ニールはそれでも1回目に言った数字の方が近かったと言って、ケーキをともに駅に戻った。ニールは列車に乗ると盲目の振りをした男が、突然起こった空襲の中、ケーキを持ち去ってしまう。ロンドンでニールは私立探偵レニット(アースキン・サンフォード)に依頼して2人で慈善バザーを主催した協会の本部を訪ねた。ニールはオーストリアからの亡命者ウィリー(カール・エスモンド)とカーラ(マージョリー・レイノルズ)の兄妹と知り合う。次にベレイン夫人を訪ねると、事前バザーの女性とは別人で、ニールを降霊術へと誘う。輪の中には先日のタクシーの男コスタ(ダン・デュリエ)やフォレスター博士(アラン・ネイピア)がいる。降霊術が始まると、しばらくして銃声がして、明かりをつけると、真ん中に死体があった。ニールは殺人者だとされ、レニットの事務所に帰るがそこにはツメを磨く怪しい男しかいない。再び逃げたニールはカーラと会い本屋に行き、フォレスター博士がナチの心理学者だと知る。本を持って行くよう頼まれ博士の家へ行くと、トラヴァースの名しかなく突如本のスーツケースが爆発する。ニールは事務所にいた怪人に助けられるが彼は警部であり、ニールがレニット殺しを疑われていることを告げる。2人は列車の中の盲人の殺害現場でケーキの中にあったマイクロフィルムを発見する。続いてフォレスター博士を追った2人は仕立て屋のトラヴァースを捜し出したが彼はコスタであった。だがコスタはすぐに殺され、ニールはコスタの顧客らしいカーラの家に急行する。ニールはウィリーとカーラにナチのスパイ行為の件でつめ寄り、格闘する。兄のしていたことを初めて知ったカーラはウィリーに鏡を向ける。死んだウィリーの肩から残りのマイクロフィルムが発見されるが、続いてフォレスター博士がニールとカーラに銃口を向ける。だが、その時警察がなだれ込み、一挙に事件は解決された。ニールとカーラは結婚して新婚旅行に旅立ち、ニールはカーラの「ケーキ」という言葉にギョッとするのだった。」

 物語の展開はオーヴァーラップとフェイド・インと&フェイド・アウトが五分五分といった感じでした。

フリッツ・ラング監督『マンハント』

2023-04-13 06:49:23 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1941年作品『マンハント』をDVDで再見しました。

 サイト「MOVIE WALKER PRESS」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「「“マンハント”は初め月刊誌に“悪党”という題名の連載読み物として登場。世界的評判となった。」の字幕。「ドイツのある場所 第二次世界大戦勃発直前」の字幕。第二次大戦開戦直前のドイツ。世界的なハンターとして知られるソーンダイク大尉(ウォルター・ピジョン)は、深い森を忍んである別荘に近づき、バルコニーに現れた人影にライフル銃の照準を合わせた。標的は何とヒトラーだった。大尉にとっては照準器に獲物を捉えれば獲物を仕留めたのと同じことで、厳重な警備に刺激されたゲームに過ぎなかった。だがドイツ側は当然そうとは受け取らず、警備兵に見つかった彼は連行される。ゲシュタポの担当官キーヴ=スミス(ジョージ・サンダース)は、大尉が英国政府の命令で暗殺を敢行したという供述書にサインするよう迫る。ドイツは大尉の名声を利用し宣戦布告の材料にしようとしたが、彼は断固として拒む。大尉は事故に見せかけて崖から突き落とされたが奇跡的に助かり、大がかりな捜索網を縫って港にたどり着く。彼は停泊中のイギリス行きのオランダ船に忍び込み、少年船員ヴァナー(ロディ・マクドウォール)に助けられる。大尉に逃げられたキーヴ=スミスは、その船に不気味な男ジョーンズ(ジョン・キャラダイン)を乗船させた。大尉がロンドンに上陸すると、ゲシュタポの配下の男たちが行動を開始した。彼は追われるうちに、とあるアパートのジェリーという女(ジョーン・ベネット)の部屋に隠れた。大尉はジェリーと共に、兄のリスボロウ卿の屋敷に向かう。卿の元へは既にドイツ大使やキーヴ=スミスの探りが入っており、ドイツからは引き渡し要求が出ていた。大尉はジェリーと屋敷を去り、追手をまきながらロンドンの街を逃げ回る。そのさなか、ジェリーが帽子のピンバッチを落とし、彼は彼女が選んだ矢の形をした新しいものを買ってプレゼントする。地下鉄に逃げ込んだ大尉は、トンネル奥深くまで追ってきたジョーンズと格闘の末、彼を感電死させた。新聞は地下鉄殺人を書き立て、大尉は警察からも追われる羽目に。彼はジェリーに、3週間後、ドーセットの郵便局に手紙を出してほしいと兄への伝言を託した。約束の時が来て、郵便局に現れた大尉は様子がおかしいのに気づき、手紙を掴んで洞窟の隠れ家に逃げ帰る。手紙はキーヴ=スミスからのもので「これは本物の狩りだ」とあった。間もなく、キーヴ=スミスが現れてジェリーの帽子を差し出し、彼女が拷問で殺されたことを告げた。彼は大尉に降伏を迫る。大尉は彼女の帽子に付いていた、あのピンバッチと木の枝を利用して弓矢を作り、キーヴ=スミスを倒した。――しばらく後。戦争が始まり、ドイツ攻撃を志願した大尉は、単身パラシュ-トで敵地に降下した。今度は本当にヒトラーを撃つために。」

 この映画の画面転換は、オーヴァーラップとフェイド・イン&フェイド・アウトが同じように現れていました。

フリッツ・ラング監督『暗黒街の弾痕』

2023-04-12 06:40:40 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1937年作品『暗黒街の弾痕』をDVDで再見しました。

 サイト「MOVIE WALKER PRESS」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「恋人ジョーン(シルヴィア・シドニー)が涙を流して、官選弁護士スティーヴン・ウィットニー(バートン・マクレーン)が運動したお蔭で、前科三犯のエディ(ヘンリー・フォンダ)は保釈出獄を許される。ドーラン神父(ウィリアム・ガーガン)に送られ自由の身となった彼は、ウィットニーの世話である運送会社のトラック運転手となる。ジョーンの姉ボニー(ジーン・ディクソン)は妹がエディと結婚することに反対し、彼女に恋をしているウィットニーと結婚するように勧めたが、ジョーンは即日エディと式を挙げる。前科者と蔑む世間の冷たい眼に苦しめられながらも、二人に幸せな日が続いていた。郊外に庭園つきの小住宅を月賦払いで買うことになり、そこへ引っ越した日、エディの雇主は遅刻を理由に、非情にも彼をクビにする。なんとか職を見つけようと狂人のように町をさまようエディだが、前科者の烙印がどこまでも前途を妨げた。その頃、毒ガスを用いて銀行を襲撃し、現金を積んだトラックを奪取した怪盗がいた。乗り捨てた自動車には、エディの頭文字の入った帽子が残されていた。直ちにエディ逮捕の網が張られる。エディはジョーンに帽子は盗まれたので身に覚えがないことを告白し、逃走しようとしたが、彼女は無実を証明するため自首を勧める。そこへ警官が現れて彼は捕縛され、裁判の結果死刑が宣告された。執行の当日、エディは囚人マグシイの助けを得て自ら負傷して病室に移された時、医師を人質に脱獄を計った。その時、銀行破りの真犯人がトラックもろとも河中に転落水死しているのが発見され、エディの釈放状が着いた。ドーラン神父は拳銃を構えたエディのもとへその知らせを持って近づくが、彼は官憲のトリックと思い、神父を射殺して逃走する。ウィットニーは、ジョーンに自分の車を提供して二人を逃がす。神父を殺した悔恨に悩みながら、二人の長い逃避行が続く。野に伏し山に寝て、その中にジョーンには赤ん坊が生まれた。秘かに子供をウィットニーとボニーに托した二人は、ようやく国境近くまでたどりつく。その時、警官隊に発見され、抱き合ったまま銃弾を浴びて崩れるように二人は倒れるのだった。」

 場面の転換はオーヴァーラップやワイプめいたオーヴァーラップで行なわれていました。

フリッツ・ラング監督『アイ・シャル・リターン』

2023-04-10 06:21:28 | 日記
 昨日の続きです。

「その後レイテに政府が誕生して、ケソン大統領とマッカーサーにより認可された。我々は1から始めた。レイテの人々は協力を惜しまなかった。壊れた車の部品や潤滑油からズタ袋まで、ボルトやナットに金属片など、軍の役に立ちそうなものは何でも提供してくれた。ゴミの山からたまに蓄電池が見つかったりする。掘出しものだ。宝を見つけたかのごとく、大はしゃぎだ。いろいろ確認して使えることが判明すると、みんなでお祝いする。どの軍や政府にも金は要るから紙幣を印刷した。宝石店にデザインを彫ってもらった。フィリップ大佐の金が見本だ。大量に必要だったので、流れ作業で作った。ひとりが紙を切り、次の人が型に入れ、油煙で作ったインクにつけ、それを紙に押し付ける。包装紙も使った。罫線のついたノートの場合もあった。それでも金としての役割をきちんと果たした。流通した。その後、新聞も発行した。ニュースの情報源は隠しラジオ。新聞は毎週500の村に配られた。伝言は人間が走って伝えていたが、有刺鉄線をまっすぐに伸ばし、木から木へと吊るして、電信腺にした。6週間後には150キロ先までつながった。ガソリンはナツメヤシのアルコールから作った蒸留器を9台使った。ガソリンは車用だけではない。飲むこともあった。もともと目的とは違うかもしれないが。最初の銃は水パイプを2つ合わせて作った。弾はカーテンの金具、火薬は日本軍の機雷、硫黄、硝石を利用した。完成後に撃って。いいぞで大砲も作った。引き綱は安全を考え、30メートル、それが結果として大正解だった。最終的には軍を編成し、戦闘訓練もした。地図も作った。応急措置の勉強も。街に入る道路には尖らせた竹を仕掛けた。日本兵が爆風で飛ばされ竹にグサリだ。我々は軍と政府を作り、そして何よりも人々に絶対的勝利を確信させた」のナレーション。
「我々が行ったのは戦争準備だけではない。フィリピン人は祭り好きだ。地元のバンドや都会からの避難者が才能を披露し、資金集めに貢献した」のナレーション。祭りの様子。
「マルチネス氏は力になってくれた。それでも1つの局を作るのにかなりの時間を要した。精米機のエンジンを使い、発電機は映画館はした。バッテリーは車のものを再利用。ガソリンは自家製だ。見た目は悪いが、無線機に違いはなかった。機能した。そしてレイテの準備は整った。あとは呼び出しサインを送るだけ」のナレーション。通信がつながるのを待つチャック。そこへ日本兵が上陸してきて、チャックらは一旦ジャングルに逃げ込む。
「それからほどなく我々は日本陣営を襲った。だが大反撃が待っていた。日本軍は兵の数を増やし、我々を叩き出すことに邁進した。時折、ジーンと叔母にばったり会った。今や彼女も懸賞金付きの逃亡者だ。危機なので、長時間は会えなかった。俺たちがいるだけで、村は焼き払われそうだった」のナレーション。
 チャックにジーンがクとチャックリスマス・プレゼントを渡しに来る。そこへ腹に傷を負った若い兵士が運びこまれる。医師でもないのに、その兵士に手術を施すように周りから言われるチャック。チャックは嫌々ながら、引き受ける。ふぃどアウト。フェイド・イン。チャックは家から出てくるが、結局翌朝、若い兵士は死んだ。
 フェイド・イン。「あのクリスマスを境にレイテは変わっていった。1つは定期的に物資が届くようになった。それからゲリラ軍が攻撃的になった。反攻は確実に起こる。だがそれがいつなのか、誰にも分らなかった」、
 ジャングルの中でリラックスしている兵士。ジーンがチャックに会いにくる。フェイド・アウト。
 フェイド・イン。日本の艦船がやってきて、艦砲射撃が起こる。退却するチャック。フェイド・アウト。
チャックとジーンが一緒にいる。日本軍の歩兵を満載したトラックが何台もやってくる。銃撃戦が始まる。
 空にはアメリカ空軍。
 行進するマッカーサー将軍。それを熱狂的に迎える群衆。このシーンで映画は終わる。

 ハリウッド映画の中に現れる日本軍兵士の中で、一番しっかりした発音をしていた映画でした。

フリッツ・ラング監督『アイ・シャル・リターン』その1

2023-04-09 19:47:26 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1950年作品『アイ・シャル・リターン』をDVDで観ました。

 本映画はフィリピン政府と国防省の協力によりフィリピン諸島にて撮影された。彼らの指導者はかつてフィリピン解放に尽力したアメリカ合衆国、国防省の本土およびフィリピン支部にもその多大なる協力を表す」の字幕。
「1942年、春、フィリピン諸島。これが高速魚雷第3隊の最後の日。ひと月前、マッカーサー将軍は日本軍を撃破し、コレヒドールから脱出。その3日間、我々が灯台に潜伏した。傷くちをなめながら、行き場もなく、途方に暮れていた」のナレーション。レイテにいる彼らはオーストラリアに渡るため、ここから南に500キロの飛行場を目指して歩き始めた。
「我々はかなり歩いた。暑さの中、田舎道やジャングルの中に延々と、時に腰の高さまで水につかりながら、逃げる地元民と一緒に。日本軍が押し寄せるからと言うが、その姿はなかった。大移動だった。日本軍は岩のように動かず、慌てる我々を眺めていた。2週間と2日、歩き続けた。時々、足を川で洗い、疲れた体を休めながら、故郷から逃げる人々とともに。そして彼らの目的の町に行き着いた。レイデ島、北東部のタクロバンという町だ」のナレーション。ジーンという女性と出会う。
「あの女性が正しかった。船旅は72時間で幕を閉じた」のナレーション。港まで12キロメートルというところで船は嵐で破壊された。彼らのうち、泳ぎに自信のある者が助けを呼びに行くことになった。(中略)
「1942年、夏から秋にかけて我々は常に動いていた。落ち着く場所はなかった。日本兵の数は増え、入念な捜索が行われた。“竹のアメリカ人”、地元民はやせ細った我々をそう呼んだ。我々は日本軍を相手に戦う気など、まるでなかった。生きるのが精一杯だった。しかし何か落ち着かなかった。焦りが出てきたのだ」のナレーション。
 ジャングルで休憩する彼ら。彼らは偵察に来た日本兵を3名殺した。
「7カ月の間で、もっとも充実した瞬間だった。初めて日本兵を殺した」」と叫ぶ兵士。
難民の村でアメリカ兵を賛美し、協力金を集める男たち。彼らは金を集め終わると、村を去る。チャック「詐欺師だ!」
 船を強奪する彼ら。「オーストラリアへ脱出する希望を胸に、盗難船でレイテ湾を航海した。日本軍の船に見つからぬよう移動は夜に限られた。交替で監視しながら、日中は隠れ家で眠った。ガソリンは盗んだ。親切なフィリピン人が手を貸してくれた。日本兵をかわしながら、南へと進んだ。そしてついにたどり着いた。ミンダナオ島の中心、まったくの未開の地だ。3人の英雄が疲れ切って、つまずきながら、虫に悩まされ、服は破れ、髪はボサボサ。さまよい歩いた」のナレーション。たばこ
 村には日本兵はいない。タバコ「アイ・シャル・リターン ダグラス・マッカーサー」を吸う兵士。フィリップ大佐に会うジャック。
「フィリピン解放のため、軍の準備を進めています」と語るジャックに対し、フィリップ大佐はスパイの重要性を説き、ジャックに無線の責任者となることを命じる。

(明日へ続く……)