1年にも及ぶアメリカ大統領選挙戦に決着が着きました。
ヒラリーが優勢と言われた中で、トランプの勝利となりました。ずっと過激なトランプの発言には驚かされふりまわされておりました。マスコミはヒラリーをおしていると感じ取れました。それでも、アメリカの国民が下した結果はトランプ大統領の誕生でした。
どんな立場の人にも頑張ったら等しく成功のチャンスがあり、夢を持てる国と言われていたアメリカが、変わったんじゃないか?貧富が拡大し、格差が広がっているんじゃないか?そういう疑問が生まれたんだと言われています。
長く政治の表舞台で活躍したヒラリーに対して、ノーを突きつけ、現政権に対する不満や、将来の不安が、トランプをリーダーにして、良き時代のアメリカに戻そうという動きになったのです。
我々は、幼い時から、自由で、誰にも成功のチャンスがある繁栄したアメリカは素晴らしくて、世界の片隅にある小さな日本はダメな国なんだ、もっとアメリカを見習うべきなんだと教えられて育った年代です。
でも、今はどうなんでしょうか?
冷静に見ると、日本は正確な地図であれば、それほど小さくはないし、勤勉で真面目な国民性で、教育も日本流のやり方で発展を遂げています。震災が続き、事故や悲惨な出来事があっても、困った人に手厚く、助け合っているではないだろうか?
今の日本は若い人に夢が持てない、非正規雇用が増えている。地域格差が広がっていると言われています。確かに大きな問題ですが。
その一方でこれを解消しようという動きがあるではないか?良い方向へ向かわせたいという動きがあるのだから、まだまだ捨てたものではないはずだ。
よくないのは、若い人に希望が持てなくなること。
本当に日本にいる若者は希望が持てないのだろうか?
私はほんの一部しか見ていないかもしれませんが、
我々は希望が持てなくなるようなマイナスの情報ばかりを気にしていないだろうか?
もっと、わずかな希望の中からでも、何か、将来につながる素晴らしいことを発見できるのではないだろうか?
こんな風に思うのです。
物事にはプラスの面とマイナスの面の両方が存在します。昔のアメリカは良いことばかりではなかったはずです。日本は悪い事ばかりでもなかったのです、両面をきちんと比較して、どうあるべきか判断が必要だったのです。
なんでも、いいとか悪いとか、はっきり決めつけずに、
プラス思考で生きて行くことにしたら、人生は楽しくなるはずと思うようになりました。
偉そうにお話ししましたが、私も、嫌になる程どん底を経験して多くの人から元気をもらえたから言えることなのかもしれません。
トランプ大統領誕生が決定してから、大方の予測に反して、株価が上昇しました。
まさに経済は人々の気持ちが後ろ向きの時に下降し、前向きの時に上昇するということを実地で学ぶことになりました。
家の近所は、紅葉真っ盛り、土曜日は河川敷を散歩しました。
最初の写真は、武庫川河川敷にある桜の木と武庫川女子大学甲子園会館(旧阪神ホテル)です。
そして
コスモスも満開でした。