娘が大阪泉州の水ナスを買ってきてくれのぬか漬けにした。水々しい。最高!
ある方の発言である。
最近の学生は、一流大学に在籍していても、自分の頭で考えられないバカばっかりとおっしゃっている。
本当に?
だいたいバカの定義ってなに?
勉強を怠けていて、物を知らない人?
常に前向きに知識を得ようと努力できない人?
知識を身につけることばかりに偏り、考えようとしない人?
一体どんな人がバカなんだろう?
卒業大学の偏差値ランクを考慮すると、
おそらく私はバカの部類
ということは
本来の意味では、偏差値の低い学校を出ている人?
バカの定義は難しい。どんな人がバカなの?
過去に
お前たちはバカだ。だから頑張れ。
色々な人に言われたけれど、腹が立たなかった。なぜなら、それは全くの真実で、本当に自分は未熟で物事を真剣に見つめず、努力もしていなかったからだ。頑張ってほしいと言う気持ちの現れだった。バカにされたのではなく、未熟さを指摘されたと捉えた。
ただその一言から、自分のバカさと向き合った気がした。色々な方にバカを脱するお手伝いをしていただいた。昔は、それが愛情表現だった気がする。
バカでなくなるのはいつなのか?
これは難しい。誰にも判断なんてできないと。もちろんバカと向き合う私はまだバカのまま。
最近20代の若い方と知り合うことができたのだけど、みんな私より立派である。何がすごいって、まずプライベートと仕事をきっちり分けて、仕事は仕事と捉えて、淡々とこなしているところ。極端な、パワハラやセクハラは除外して考えると、仕事の上では、上司や職場に多くを求めることをせず、今の環境を受容して、仕事に向かうのだ。プライベートは、自分の趣味の時間に使う。
今は文学という同じ趣味でお付き合いしている人が多いのだけど、若い方は個性が光っている。文章がみずみずしくて、発想も面白い。そして合評のコメントも、隅々まで真面目に読んでくださっていて、鋭い指摘をしてくれる。たまたま出会った人がそうなのかもしれないけれど、バカなどと呼ぶのはとっても失礼である。むしろ尊敬に値する。
母が参加させていただいた、注文を間違えるレストランを担当してくださった学生さんも、計画から実行に移すまで、畳み掛けるように、アイデアを出し、地域の協力を募り、自分たちの力を出し尽くす。これを誰がバカと呼ぶだろう。
3年寝たろうはずっとバカだと思われていた。でも実はそうではなかった。寝ている間に実力をつけ、力を溜めていたのだ。
バカに見えても、実際は思慮深く、考えをめぐらしているために、無反応に見えることもあるかもしれない。見えないところで、色々な活動をして学んでいる可能性もある。
一部の人の、その時に出会った時の印象だけで、バカと呼んで良いのだろうか?
一部を見ただけでは、その人のことの全てがわかるわけではない。
だけど簡単に、ある集団を総称して、偉いとかバカだとか冷ややかに言うのは間違っている。
おそらく、それをいう方々は、自身の持論を展開するために、一部の学生がバカでなくてはならないのだ、と私は認識している。
では、バカとは一体誰のことだろうか?
私は
バカとは、人をバカ呼ばわりする人のことだと思う。
昔の人も言ってました。
バカ言うもんがバカ
と