ついに、あの我が心の故郷の体験村が10月から休業になります。原因はいくつかあります。指定管理業者による赤字経営が指摘され、その後いくつかの不正と呼ばれるものが露呈しました。これは不正というか、法令を熟知していなかったミスと言った方が良いと思います。その後、適切な指定管理業者が見つかるまで市の直営で経営されていました。市の直営は思うようにいきませんでした。それもほんの数ヶ月で判断されました。
浜田市民の中に、問題点の指摘をして発信する方がいらっしゃいます。それを後ろで応援する一部の人たちがいらっしゃいます。批判の仕方が激しいため、推進派のマインドが下がります。何か意見を言っても叩かれます。チェックと称して現地に赴き、重箱のすみを突くように問題箇所を見つけてはネットに配信する。体験村をなんとか立て直そうという人の足を引っ張り続けました。そういう人がいるだけで、頑張る気持ちは削がれていきます。
その結果、真面目に営業に携わった人は体調不良になる。そして周りの人は厄介なことに巻き込まれないために、静観するしかありません。真面目だけど、意見をうまく言えない人は、言えないまま。そして批判されるまま反論もできずにいました。経営を任された人は、十分な人員すらあてがわれず、人手不足の分をおぎない、雑用まで引き受けていました。本当に一生懸命働きました。それは誰も見て来ました。どんな人よりも、立て直そうと努力して、体に無理をしていました。あれで病院送りにならないわけはありません。しかも休業がほぼ確実のように知らされているのに、新聞は、彼の体調不良によるリタイアが原因で休業になったと取られるニュアンスで書きました。
結局、何もかも叩き潰したいという人々がどんどん勢いづき、赤字の数字を示し、攻撃は続きました。その結果、休業ということに決まりました。これで本当に良いのでしょうか。
あの美しい星が見える場所、自然に包まれて癒される場所。それは弥栄のみなさんが大切にしてこられた場所です。
弥栄という場所は限界集落があり、その中で真面目に農業に携わり、浜田の中心地に働きに出たりして、一生懸命働き続け、子育てをされて来た人々です。冬は雪が振ります。厳しい環境の中、助け合いとおもてなしの心があり、今週の30日には、70キロと100キロのマラソン大会が行われて、住民の皆様が沿道で応援されるとともに、地域の美味しい食材を工夫して色々な料理やスイーツをボランティアで提供されるのです。全国から、参加者はやって来ます。大会はずっと続けてこられました。それも体験村の休業とともに、来年の実施は難しいと言われています。
画像は、弥栄の奥で、韓国料理のお店のお料理です。美味しい地元食材を使った韓国のおばん菜です。これはサービスです。この後チゲや、チヂミや焼肉が出て来ます。この料理も心がこもっていて美味しくいただきました。東京からIターンでこられたご夫婦が頑張っていらっしゃいます。おもてなし十分なお店です。
http://hamagochi.com/shop_gaid/mannamu
焼肉を、えごまや地元のきゅうり甘長で食べる料理が特におすすめです。そう、マラソンではチヂミなどが沿道でランナーにふるまわれるそうです。
一つの赤字解消によって、別のところが影響を受け稼働できなくなります。その損失の部分は無視できません。まず何よりも、住んでいる人の心が疲弊していきます。それが一番の損失です。
休業イコール赤字ゼロにはならないことに誰も気がついていません。
コストというのは理論上は、本来は、その場所が十分に活用できた時に得られる利益で換算されるもの。実は休業というのはコストゼロではない、本来活用できて得られる人々が得る満足度が失われる部分がありますから、理論経済学的にはやはり赤字が存在します。
一部の批判的な、叩き潰すことが目的の人に、多くの心のある人がやられたままで良いのでしょうか。
弥栄の後、おそらく批判のターゲットは別のところに移っていきます。
こうして、攻撃を続け、次々と住んでいる人の心を、疲れさせ、元気を無くさせ、山陰の過疎の町はますます、暗く寂しいものになっていくのでしょうか。
これは神様の試練と受け止め、戦うべきなのでしょうか。
戦いを挑んでも、無駄だと諦めている人が多いのに驚きます。話をして分かり合えないということが本当にあるのでしょうか?神様に伺いたいです。
今の私は何もできません。だから、やはり心が豊かになる小説を書きます。そうやって浜田の人々を応援し続けます。
このブログをみて、批判を続けている人が、コメントを書いてくださるとありがたいです。私なりに意見を言わせていただくつもりです。
もし、このブログに、コメントをくだされば、全国には、私のブログを応援してくださる読者が多くいらっしゃるので、その方のグローバルな目で、何が正しいのか明らかにしていきたいとも思います。