連日報道されていた角界の暴行事件は、加害者の日馬富士が引退を表明して幕を閉じそうです。
暴力はいかなる理由があろうとダメです。
この言葉、長い間ぞんざいにに扱われていたように思います。
先輩に殴られて人は成長するもの
理不尽さに耐えて人は成長するもの
違うと思います。
今年の初めに紹介した、恩師の古希をお祝いして出版された記念誌に友人の随想録が載せられております。そこには、大学の部活において、自分の代で、理不尽な上下関係の強要をやめさせた話が書かれてあります。
新入りの時に、人間扱いされずに過ごし、それに耐えた後、上の学年になり、同じように新入りをいじめるということを繰り返してしまうことに疑問を感じたのです。
人間は弱いですから、自分が耐えた辛さを、同様に後輩にも味わってもらうのが当たり前そうでないと辛さを耐えた自分が悲しすぎると誰もが思ってしまうのです。おそらくそれがこれまでの角界の中で起きていたのかもしれません。
友人が立派だったのは自分が辛い思いをしたのだから、後輩には同じ思いをさせたくないとその負の連鎖を絶ったことです。
当たり前のようにやって来たことの中には、正しいこともあれば、理不尽なこともあるのです。理不尽なことは、勇気を持ってやめることができる人は立派です。
私も、そういう人に少しでも近づきたいと思います。
画像は、小豆島の宿で出してくださった、おやつです。
和三盆クッキー、ゆずのケーキ、ゴマタレのみたらし団子、キウイのアイスクリーム
スタッフの方の手作りです。心がこもっていて美味しくいただきました。お料理も一品一品丁寧に食材の説明もしていただきました。細部にわたるまでの気配りとおもてなしに、ひたすら感動して過ごしています。
リフレッシュが十分できましたので、西宮に帰って頑張ります。