彩りをパプリカに頼りすぎる私、どうにか違う食材でフォローしたいと考えています。昨日は週末なので、一昨日のラタトウイユをリメイクして、豆を入れてカレーを作りました。
半額シールが貼られていたむきエビとソテー用のアオリイカの野菜炒めをしました。ポイントは最後にナンプラーを振りかけることです。野菜炒めに奥深い風味が加わります。
そして、鴨の燻製のサラダです。
昼過ぎから、安倍総理の辞職がニュースで流れました。先日、在籍最長記録が更新されたばかりでしたが、突然の幕引きに拍子抜けしています。
思えば前回の時も、やり逃げみたいに突然やめられたのでした。そうでもしないとやめられないからなのか。
問題は次々ありましたが、長く在籍されたのは、次を担うリーダーが出てこなかったことが原因です。
今の彼は体調不良なので、院政する余裕はないでしょうが、こんな最悪の時に、国を任される新しい総理大臣に同情します。よほど強い意志と信念がなければ、色々な人の言動に流されます。新しいリーダーにはその時立ち止まって、今の自分の行動は、親に恥ずかしい行いになっていないかを考えて欲しいと思います。親が悲しむことはすべきではないのです。
組織に属する人間は様々で、まとめるのは難しいことです。カリスマ性が要求されると一般的に言われていますが、私はそうは思いません。
高校時代の友人たちは、リーダーにふさわしい人物が何人もいます。
その中で、当時一緒に頑張った生徒会の副会長の男子は、今は、ある会社の社長になりました。業績を上げるノルマを課せられて就任しました。
その時の高校の生徒会は、先生方から
「よくまああれだけ優秀でガッツのある生徒を集めたなあ」
と褒められました。メンバーは三年前に亡くなった生徒会長と彼の頑張りで集めました。
「リーダー自身が優秀でなくても、周りが優秀なら、組織は上手くいくと、あの時気がついたんだ。それは今に生きている」
と彼は話します。彼は、一人一人の能力を信頼して、細かいところには口出しせずにいました。言いたい放題言い合う時もあったけど、それだけなんでも言える関係は絆が深まりました。
彼の立派なことは、人が嫌がる仕事を苦にせず、問題があるときは自分が泥をかぶって生きたきたこと。時には理不尽さの中にあり、それでも耐えて、乗り越えました。常に周りの人が生きやすいように努力する人間です。それは他の人にない彼の素晴らしさです。そして友人である私の誇りです
会社は、以前より上向いてきたようです。ただまたコロナの影響で、大変とは思いますが、仲間を信頼して大切にする彼だから、きっと乗り切ることでしょう。
生徒会当時、私は、ほとんど仕事らしい仕事はなく、コピー取りと資料をまとめてパンチで穴を開けて、ファイルに綴じることばかりしていました。穴を開ける位置をずらさずきちんと整理するように皆にうるさく言うのと、飲み物や食べ物を差し入れするのが主な仕事でした。決して能力の高くない私を見捨てないのも彼の優しさでした。
国を任されるリーダーと、高校の生徒会を比べるのはおこがましいとは思います。でも、高校生の方がずっと純粋で真っ直ぐなので、大人が見習うべきだと思います。