母が作ってくれました。気合い入っています。
浜田の実家はのハレの料理はちらし寿司です。
ごちそうといえば、このちらし寿司でした。
居たってシンプルなレシピです。
昆布を入れてたきあげたご飯5合にたいして、すしめしは、酢が10%、砂糖10%、塩小さじ半分です。火にかけて砂糖を溶かして熱いうちに熱いごはんにまぜます。
具は、人参、ゴボウ 、各一本、干しいたけ5枚。あればれんこん、竹の子などです。ご飯を炊いているときにつくります。しいたけの戻し汁で、小さく切った具を、最初、ひたひた位に水を調整して、7分ていど煮て、半分程度火が通ってきたら、砂糖、醤油を控えめに入れます。さらに、火を弱めて、煮汁がなくなるまで、煮てゆきます。煮汁が半分以下なったときに味を調整します。煮汁がなくなったら火を止め、煮汁を落としてから具をまぜます。
最近、ずっと西宮で、膝が悪い母を、整形外科に毎日リハビリするために連れて行きます。スタッフや、周りの皆さんがとても親切にしてくださいます。ひとに迷惑かけたくない母にはとても辛いらしく、病院で知り合った同じようにリハビリに来ていらっしゃる同年代の方に、話を聞いてもらっていました。
その方は、脳梗塞と心筋梗塞を患い、奥さまと、ご近所の方のおかげでお元気になられたのだそうです。その方は、母に、
迷惑かけても良いじゃないですか。私も、病気をしたときは、色々なひとに助けていただきました。こうして今は元気になれたのだから、私は今は、皆さんに、恩返ししているところです。だから、今は気にしないで周りのひとに甘えてください。困ったときはおたがいさまです。元気になったらいくらでも恩返しできますよ。
母はつい数年前まで、本当に私より早足で、都会の駅の階段をさっさとかけ上がるぐらい元気でした。自分の体の衰えが誰よりも辛いのでしょう。でも、一昨日は、気合いを入れて、母の得意料理を披露してくれました。私も、はやくこの味をおぼえたいです。
老いと向き合う状況は決して楽ではないですが、心のきれいな方々に支えられていること日々感謝しています。