皇帝ダリアの君〜希望編の朗読と演奏会には、多くの皆様がご参加くださいました。
開演にあたり、多方面に渡って皆様のご協力を得ました。皇帝ダリアの美しい映像は、後輩のMさんが提供してくださいました。また、物語の舞台である津摩の入江の高台の家も最後にイメージ以上のインパクトだったようです。なんと司会者のTさんが早朝に出向いて入江の写真を撮ってくださっていました。
そして、フルートとソプラノで協力くださり、オープニングは、浜千鳥を演奏していただきました。この曲は、祖母が毎朝、市内に流れる浜千鳥の、メロディーと共に歌っていたのです。
実家の思い出を綴りながら始まりました。
ティータイムは皇帝ダリアをイメージしたアイシングクッキーと苺ババロアです
苺をふんだんに使って作りました。親戚の子たちが上手に飾り付けをしてくれました。
皇帝ダリアの君に〜希望編のお話は、まっすぐに生きようと必死で頑張っていた女性の主人公が、絶望して、崖から身を投げようとした時に、声が聞こえて来て、その声によって自殺を踏みとどまるところから始まります。
そして主人公はその声の主に会うべく、島根に旅立ちます。声の主は果たしてどうなったのでしょうか。声の主の住む津摩の入江の高台の家とは?
ご参加くださった皆様のほとんどは、涙されているようでした。
何故泣いてしまうのか、それは、主人公も声の主も、我々が忘れがちな純粋な心を持っているからではないでしょうか。
私は、ひたすら相手を思い続ける尊さを、この物語で表現したくて、書きました。それを、フランスシターの白井さんも、朗読者のHiromiさんも読み取ってくださって、原作以上に素晴らしいものにしてくださいました。
美しい皇帝ダリア、浜田の海の風景とそして、高台のお屋敷。映像がイメージを膨らませてくれました。
前日は、浜田の誇る海に沈む夕日も見ることができました。こうした風景は浜田の大切な宝物です。
高齢な母も楽しんでくれたようで、良かったです。忙しい思いを皆様にさせてしまい、私も慌てふためく一週間でしたが、親孝行ができて本当に良かったです。