六月八日に合評いただく痛い小説は、本当に痛くて、ハッピーエンドなのにどうやっても読後感が悪いものになりました。
いつもなのですが、気が滅入ってくると、田舎料理が食べたくなります。
骨まで柔らかく炊いた鰯の煮付け、かぼちゃとなすと厚揚げの煮物、キャベツときゅうりの浅漬け、冬瓜のスープを作りました。
映えません。 あえて映えることに反発すら持つようになりました。しかし味は良いので救われます。 こんな投げやりな盛り付けは、食欲が湧かず、ダメです。真似しないでください。
読後感の悪さをどう解消するのか?他クラスの友人が、テーマを確認してプロットを見直しましょう。あれこれ盛りだくさんにエピソードを入れていませんか?
おっしゃる通り、エピソード入れすぎ、あれこれ言いたいことを詰め込み過ぎておりました。
じゃあ、どう修正する? うーん。そうなるとごく普通の話になってしまうんです。それでいいのか?
合評会では適切なご指摘をいただきました。皆様が丁寧に読んでくださっていることに何よりも感謝しています。
終わった後、チューターを囲んでクラスの方とお茶をしました。
何かの話で私が自分の主人の話になりました。
「そういえば、主人には、田村正和のお面をつけてもらいたいと思うこともありましたが、彼は顔が大きく横からはみ出すので問題があると諦めました。そんな主人に、朝起きて目があった途端、私の顔を見て『でかい顔!』と言われてしまいました。あなただけには言われたくないと怒りがこみ上げました」
と言うと、
皆さんが
「その話がいい、それを小説に書いたらどうですか」
と言われてしまいました。
面白い話はあるんですけど、それをどう入れたらいいのでしょうね。