どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

会議は踊る?

2010年02月21日 | 日記
先週は 社内で二度会議があった

世界のあちこちで 大規模な世界会議から果ては家族会議まで あらゆる集団が会議をしていることだろうが

不毛な会議というものも多いのだろうと思う


あれこれあった週末の金曜日

開放感に満たされながら家でのイッパイに酔いしれていたその最中に 突然 口の中に異物を感じた

それが何かを悟るまでの時間は 0.5秒くらいか

長い人生経験から得た学習能力の高さに 我ながら感心すると共に 

上昇中のエレベーターが 一気に最下階まで落ちていくような気分になった(シンドラー製だったのだろうか)


歯の詰め物が 取れた・・・・


昨日 仕方なく歯医者に行った

何も無くても毎年検診をしてもらい 歯の掃除もしてもらっていた

行かなくなって おそらく6年ほどになるか

お久しぶりですね と

えぇ 色々とあったもので・・・

(そもそも 何も問題が無いのに歯医者に行きたい人なんて この世のどこにいるものか)

そんなわけで せっかくの暖かい休日を中途半端に過ごすはめになった


人生は山あり谷あり なんていうけれど まさにその通りだ(私には それよりもむしろ タイトロープに近いが)

何度か書いているが 私は夏休みの宿題は早めに済ませて 後半をのんびりと過ごす

そして モラトリアムの春休みが一番好き

そんな子供だった

十分な備えこそが余裕を生むとも(それは 多少は真実だが)

だが 先日家事をやり溜めすることは出来ないと書いたように 人生の艱難辛苦を全て乗り越えて

余生をのんびり何事も無く過ごす なんていうのはほとんど不可能だということを 年々悟らされている

若い頃の苦労は買ったとしても それで余裕の人生が送れるとは限っちゃ居ないのだ

結局は 今するべき事 今しか出来ない事 今だから出来る事 それらを総合的に考慮して決断するしかないし

それは 死ぬまで続くのだ


と たかが歯医者に通うはめになっただけで 大げさな話ではあるが おそらく長丁場になるし 実に憂鬱なもんだ

まぁ いい

これから一人で会議を開き その最中(さなか)にいかにして徘徊を実行させるかを検討しよう

よくあるように 不毛かもしれない

これも まぁいい 「会議は踊る」だ(あるいは 会議は飲んだくれる?)
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これはまたこれで

2010年02月14日 | 日記
暖かい冬の陽射しを背中に浴びながら本の整理をしていたら ビールが飲みたくなっちまった

図書館の整理じゃない 自分の本だ

身銭を切って買う本は 幾つかは期待はずれっていうのもあるけれど 少なくとも吟味し 検討した上でのものばかり

貧乏な私には当然だが 子供の頃からの癖でもあるしね

そう だから どれも手に取ると なんか可愛くって いとおしくって そんな奴ばっかりなんだ

ついついページを繰って ニンマリしちゃった

なんていい趣味してるんだって!(どうぞ 笑ってくださいな)

昔はこまめに読書録もつけてたんだけど 最近は読みっぱなしだ

申し訳ない気がするね 本にもさ


よく言われる ヤクザ映画を見たあとは 誰でも主人公になったような気持ちで 肩で風切って歩く なんて話

あれに似てて 私もかなり影響を受ける

単純なんだね 

だから あれも笑えない

東海林さだおなんか 心を鬼にして買わないし 読まないようにしてるのだが 実にいい

小沢昭一なんかも 秀逸だ


私の文は 一文がそう長くない

昔だが それは 性格というか 呼吸というか まぁ気質だろうね それと関係してるって話をきいたことがある

習った覚えがある四大気質とか クレッチマーのなんか 思い出す

一文が長くて 接続詞なんかがバンバン入って そうでもあるのだけど ああでもあって云々・・・

どこまで続くんだ~ っての

養老さんの本を読んだ時 この人は虫取りなんかでは相当粘るんだろうけど やっぱり理系の人なんだな と感じた

私は やっぱり気短なんだと思う

ブレスが短いことからしても 長生きはしないだろうなぁ~(笑)


そうそう 文体に影響は受けるんだけど 結局のところ 自分なりのところに落ち着く

っていうか 無理だしね


徘徊の予定はあるんだけど 残念ながら その見学は第三週と第四週の土曜日

祝日があったばかりで 本当はこの週末はチャンスだったんだよね

家事っていうのは 幾らでも溜めることはできるけど やり溜めっていうのはできない

毎日のことで 来週分もやっちまおうってわけにはいかないんだ

それを 心底悟った

だから 中途半端な昼下がり こうして飲んでる

これはまたこれで ご機嫌なんだけどね
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贅沢のおすそ分け―サンキュー・ブックの一冊

2010年02月11日 | 日記
ある作家が 暖炉の前で《彼》と話をしている

「暖炉の火って いいなあ」と《彼》が言う

話は 仕事のことから ふと贅沢ということに及ぶ


《彼》が ロバート・ミッチャムの家に遊びに行った時の事だ

部屋に入ると ビンビンに冷房が効いていて なんと暖炉には火がはいっている

それが三室もだ

本人は 庭のプールサイドで日光浴

客に ただ暖炉の火を見せるだけのためになんて まさに贅沢

だが 心憎いばかりで 決して嫌味な贅沢ではないと《彼》も作家も言う


次に マイク・ハマーシリーズで有名なミッキー・スピレインとジョン・ウェインの話に及ぶ

ある日 ジョン・ウェインがジャガーに乗ってやってきた

スピレインが口笛を鳴らして「かっこいい車!」と褒めると なんとなんとだ

「Thank you took」と言って 車をくれたのだそうだ

スピレインは「サンキュー・カー」と名付けて 街に女の子を拾いに行く時は(こういう言い方がハマーなのだが^^)

今でも この相当古い車で行くのだそうだ


別の人が 《彼》が昔 ロスまで日帰りで行ったことも贅沢なことじゃないかと話し始める

友人への誕生日プレゼントにと選んだ一揃いのものは ロスでなら手に入ると知った《彼》は

それだけのためにロスへ行ったのだという


話は続き 作家は ラスベガスまで一度は引退したアリの試合を見に行ったことを思い出す

試合の数日前に 初めは見る気のなかった試合をどうしても見たくなって チケットの無いまま飛んだのだった

だが 現地でもチケットは手に入らなかった

知人に電話で頼み込んだが 完売状態だった

がっかりした作家に もう一晩待ってくれと

そうして「ある人」から チケットが譲られた


作家はノンフィクションのライターだが 試合は個人的に見るつもりで それを記事にする気はなかった

だが 深夜 ホテルに戻るとあちこちの部屋から タイプライターをカタカタと打つ音が聞こえてくる

それは ライターとしての彼の職業魂に火をつけたのかもしれない

作家は このチケットを譲ってくれた人のためにだけ 一部始終を語る手紙を書くことにした

試合を見るためにだけラスベガスに行き たった一人のためにだけ観戦記を書いたことも 

また贅沢なことだったのではないかと作家は思う 

そして あの時のチケットこそが自分にとっての「サンキュー・カー」だったのではないかとも


そのチケットを譲ってくれた「ある人」こそ 今 暖炉の前で話している《彼》なのだ

そして この最後の一文がまたまた心憎いのだ


「暖炉の火って いいなあ」

と高倉健がまた言った


沢木耕太郎の昔の作品だが こんなのに触れるだけでも 贅沢のおすそ分けのような気がして ワクワクしてくる

サンキュー・ブックの一冊だな
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心の中の鋏を下ろした訳は

2010年02月07日 | 日記
以前に比べればかなり減ったが それでも通勤電車の中でのヘッドフォンからの音漏れには閉口することがある

鋏でコードをブチンと切ってやろうか そんな衝動に駆られるのは 私だけだろうか

たとえ弁償するはめになっても 一度くらいは思い知らせてやりたいものだと いつも思っている

それなのに 何を聴いているのか ついつい気になってしまうのも 悲しい性

ほとんどはJ-POPと呼ばれるジャンルで 顔も名前も知らない 似たような音ばかり

どうせなら 私の好みの音でも流してくれればいいのに と思う

それが不愉快でiPodも買ったのが 最近はそれも面倒で持ち歩かなくなってしまった


先日も まあ 二日に一度ぐらいはあるのだが あった

ところが 隣の岩のような大柄の男性から漏れてくるこの音が ちょっと耳慣れないものだった

サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」で初めて知った楽器 ケーナを使った曲だったのだ

明らかに南米の それもおそらくは最近のご当地のポップスではないかと察した

悟られないように さりげなく顔を見上げて 納得した

まさに インカ帝国の末裔のようなルックスだったからだ

その歌手のファンなのか 故郷を懐かしんでなのかはわからないが 微笑ましい気持ちになって

心の中の鋏を下ろした^^(特別待遇だぞ!)


いわゆる洋楽一辺倒で育った私が 彼のように地球の裏側で暮らすことになったとしたら

果たして聴きたい日本の曲はあるだろうか

懐かしい曲や記憶に残る曲 名曲だと思うもののいくつかはある

けれども それだってよほどの事が無い限り 意識的に耳にすることはない

そんなことを考えながら 20分間 私からすれば民俗音楽に近い音を楽しませてもらった


だけど 二度目はあると思うなよ~~~
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人間味?人情味?♪雨に微笑を♪を聴きながら

2010年02月06日 | 日記
先日 蚕豆(空豆・天豆)を買った

鞘から出してパックに詰めてあるものは それよりも早く見かけていたが 鞘つきのものは今年のお初

早い 

あまりにも早い

季節の先取りもここまでいくと いかがなものかと思う

だが 好物なので買った

鞘を割ると 純白の綿にくるまって眠る赤子のような豆きょうだいが可愛く とても不思議な気がしてくる

多くは三つ子で 四つ子であっても一人は育ちが悪い

ところが 今回 ギチギチに詰まった五つ子を発見した

得したのかな^^


膝の痛みを抱えながら 静かに過ぎ去った一月だった

一週めは 激痛に耐えながら過ごし 週末に病院へと行った

二週目も 痛みが引くのを願いながら過ぎた

三週目に ようやくそれから開放されたと思ったら 今度は湿布にかぶれた

四週目にも まだ僅かな違和感が残ったまま 今もそれは変わらない

痛みとは違うので無視しているのだが 寒いこともあり 徘徊は検討中だ


会長は 一年に数回発売されるジャンボと呼ばれる宝くじを 長いこと買っている

高額当選はしていない(そうなったら 私にくれるという約束になっているのだが・・)

最高は1万円

換金したお金を そんなもん(金持ちは言うことが違う~!)俺はいらないからあげると私に言う

もらっても困るので 会長のお小遣いという袋にプールしてきた

それが6万円近くになった

どうするんですか 困りますよ 私だって 

じゃ 皆でイッパイやったらいい 安月給で働いているんだから

それが会長の答え


昨日は仕事が少なかった

社長は早めに上がり いそいそと食事に出かけた

今がチャンスだと思い 都合の良い人6人で中華料理を食べることにした

会社のすぐそばにあるこの店は 長嶋茂雄さんや宮崎駿夫さんの色紙も飾ってある ちょっと美味しい店だが

自腹では勇気も必要な店でもある

まぁ 色々な話が出て 楽しかった

会長がいかに皆に愛されているかということも 話題になった

誰にでも 長所も短所もある

会長も然りだ

それでも こうして愛される会長と 

その息子の社長が そう悪人というわけでもないのに少しも愛されない その違いはどこにあるのだろうか

人間味があるんだよね と 誰かが言った

簡単な言葉だが じゃ それってなんだと言われると 表現しにくい


今 ニール・セダカの「雨に微笑を」が流れている

おお!キャロル などで大ヒットを飛ばしていた彼も やがては落ち目になる

(ちなみに このキャロルとは当時ガールフレンドだったキャロル・キングのことであるのは有名)

そんな彼のカムバック曲ともいえる作品

名曲だと思う

今ではすっかりおじいちゃんになった彼だが とてもいい顔をしている


人間味の意味を問われて それを的確に言い表すことは私にはできない

ずっと ああでもない こうでもない と考えているが 答えは見つからない

もしかしたら 人間味といった彼の言葉は間違っていて 人情味ではなかったか


そんなことをあれこれ思いながら 遅れて出発した家事を 今 しているところ
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