どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

秋の仕業

2017年09月30日 | 日記
この家で暮らすこの最初の一年は 私が初めて経験する光や風ばかりであり 以前の家と比べてしまうことも多い

夏の暑さも 秋の光が家に差し込む様子も 今はもう誰とも共有することなく ひとりで味わっている

私が引っ越しをしたのが 母の命日の前日

翌日から私の新しい生活が始まったことになるけれど ということは 連れ合いを亡くした父も私と同じようにこの時から 新しい生活の中で同じ季節を過ごしていたことになる

次第に暖かくなり迎える春の光 初夏の風や猛暑の真夏の昼下がり そしてやっと夜風が涼しくなる初秋の空気

ひとりになった新しい生活の中で 日々 何を思い 何を感じながら この時を過ごしていたのだろう

一人が寂しいなんて今更思ったりはしないけれど 段々と日の入りが早くなり 黄昏時は人恋しくなると言った叔母の言葉を思い出したりすると ふとそんなことを考えてしまって 少しオセンチな気分になったりもするのは これも秋の仕業だろうか

 
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爽やかな秋の日

2017年09月29日 | 日記
いつやって来るのかと恐れていた残暑をほとんど感じないまま 9月が終わろうとしている

ほぼ毎日習慣のように入れていた冷房を はっきりと決意するという意識も持たないまま自然とオフにすることが多くなり やがては 冷房を入れていた日々のことさえ忘れたかのように 頭の中からは消えてしまう

そしてそれと入れ替わりに 今度はある日突然便器の冷たさを感じ そうだったと思い出すのだ

便座の暖房を入れていた日々があったことを

まだタオルケット一枚で寝ているのだが 昨日今日あたりから目が覚めると少し寒さを感じるようになった

毛布か薄掛けにする日も近い

季節の変わり目はこんな風にして 忍び足だったり 突然の来客のようにだったりしながら それでも確実にやってくる 

しばらくTシャツ一枚に冷たい麦茶といった同じ生活スタイルで過ごしてきたというのに ある頃を境に ほんの一週間か10日の間にあれよあれよと言う間に変わっていく

この季節の変わり目というものを幾度となく越えてきたというのに 私にはいつもとても不思議に思える

今日も爽やかな日で そりゃそうだ もうすぐ10月なのだから秋が深まっていくのも当然と実感した

この爽やかという言葉 季語としては秋に使うもので 清々しいは初夏の季語なのだそうだ

雰囲気としてはどちらも晴天の青空で湿度低し 気温はそこそこというイメージで 類語ではあるけれど ニュアンスは多少違うようにも思える

清々しいは 文字からも涼しげな感じが受け取られて 今の時期に使うのには少し寒く感じてしまうかもしれないしね 

日常会話においてはどちらでも良いのだろうけれど 時候の挨拶などの時には気をつけたほうが良いそうだ

そんなことを 今日 知った

  
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一年前は

2017年09月28日 | 日記
朝から予報通りの雨

今日は一日家から出なくても良いように 昨日のうちに今日の食材も買ってある

少し気が早いけれど 鍋料理にする予定である

すでにRのつく月になっているので 牡蠣も買ってある

白菜は残ってしまうので 明日はそれをけんちんに使ってしまおう

いったんはすっかり雨も上がり わずかに晴れ間も見えたのに 再び雨になってしまった

そういえば 昨年の今日は上棟式だった

小雨が時々降る日だったことを覚えている

退職以降 家の片付け 土地の売却と引越し 家の新築と止まることなく進み続けてやっと辿りついた上棟式

ここまで来て これで半分終わったかなと思えた 

あれから1年 ちゃんと時は流れた

不安なことも沢山あったけれど 今はみなさんのおかげでこうして無事に日々過ごしています







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これで良いのだあ!

2017年09月27日 | 日記
手元に読む本があると嬉しいけれど 家から出なくなってしまうのが困ったところ

朝散歩が無くなったので 出来るだけ用事を作っては少しでも歩くようにと考えている

今日は100円ショップに行って 傘立てに使えそうな物は無いか見てきた

すでにマグネットフックは買ってある

強力な磁石だとはがし辛い時があるけれど これは工夫されていて簡単に取り外すことができるようになっている

全部で1000円ほどで試作品が出来上がった

あとは雨の日に試してみるだけ


運動不足になるのを承知の上で 午後はやっぱり読書

佐野洋子の『問題があります』

時々 はっとするほど近しい感情を抱く文章に出会うことがある

好きなのかどうか 自分でもはっきりとはわからないけれど 読んでいると妙な心地良さを感じるのは 彼女の文章が正直だからだろうか

あのボーヴォワールに「でも私あんたと気が合わんわ。」 なんて言ってしまうところでは 思わずぷっと吹いてしまった

生きていることに関しても この世にはさしたる用もなけれど死ぬまで生きていなければならず 時々 ああ生きているなと実感できれば上々 だから何なのだをつみ重ねることだ なんて言うあたりもね

そうそう これで良いのだあ!
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読書ノート

2017年09月26日 | 日記
朝から早起き

なんといっても夜は9時過ぎには寝てしまうのだから どうしたって4時には目が覚める

しかも最近は 途中で一度目を覚ますことが多くなった

トイレに起きるのではなく 暑いとか寒いとか喉が渇いた 怖い夢を見た といったことも無く つまりは熟睡できる時間が短くなったようで これが老化というものなのか それとも日中の疲労不足なのか

家事を早めに終わらせて図書館に行く

貸出期間はたった2週間なのに また欲張って7冊借りてくる

図書館で独自に作っている「読書ノート」をもらってきた

48冊しか記入することができない薄い小冊子だけれど 表紙の柄の3種類のうち森のイラストのものが可愛いなあと思ったので 無料に釣られてついつい・・・

大人には物足りないものだけれど 子供には使って欲しいかな 

本は 読みっぱなしにしないことも大事だし

なんて思いつつ家に帰ってよくよく見たら ノートの裏表紙に「こどもと本のひろば」とあった

・・・完全子供用じゃん・・・恥ずかしい~ ばかばかばか・・・あぁ・・・


これから2か月は何をするのにも良い季節になる

読書の秋だけでなく 少し動く秋にもしようと思っている





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