時間というものは誰の上にも平等に流れていく
ただ それは物理的なことに過ぎない
あらゆるものに対する喪失感から 時が止まってしまったかのような日々を送っている人
不条理な理由で真っ暗な闇の中で膝小僧を抱えて過ごした人 自分の未来は無いという大きな失望感を抱きながら生きている人
あまりに大きな肉体的 精神的疲労感から 時の流れを感じることもなく日々が流れていく人もいるだろう
無限の時も 我が身に関しては有限なもの
時の終わりを迎えた人も有名無名に限らず 今年も数多くおられたことだろう
朝が来て 外気に触れる
その季節の その日が持つ光と湿り気と匂いを感じる
日が落ちて夜になる
暖かい空気に包まれる日もあれば まとわりつくような熱気を感じる日 また 冷気に思わず首を縮める日もあるが 一日の終わりに月や星があろうが無かろうが 夜空を見上げる時に感じる一瞬の安堵感
決して 胸を張って日々充実した生活を送っているとは言えないが 過去を振り返り 今を生き 未来に思いを馳せることができるということが どれだけ幸せなことかと思う
憎悪と嫌悪と報復だけに命を懸ける人 人を蔑み あらゆる手段の暴力を振るうことで我が身の優位性を証明し 利益を求め 保身に走る人
その人たちは たまたまそうした環境と運命の中に生まれ育ってしまったに過ぎないと思っている
個人に何の責任も無いと言ってるわけではない
ただ 責任とは自分が感じて受け止めるものであり 感じもしない責任を取らせることは誰にもできない
世界中でその功績が讃えられ 愛される人もいるが 私は その恩恵に感謝こそすれ 誰もがそうであれとは思わない
名も無き普通の人々が普通に自分なりの人生を歩み 家族であれ 友人であれ 知人であれ 一期一会の人であれ 思想や意見の違いこそあっても 互いに感謝しあい 尊重しあい 理解しようと努力する世界であって欲しいと思うが 残念ながら神は極めて未発達な高等動物しか作れなかった
それは 非常に未熟な自分自身を見ればよくわかる
今年 幸せだったと思った人は それが自分の努力の賜物だと決して驕ってはならないし 我が身の幸せの陰に泣く人もいたかもしれないことを忘れてはいけない
誰もが自分のために生き 自分が思い描く幸せを求め 理想を抱いて生きているし またそうであって欲しい
その当然な権利が平等に守られ 自らそれに責任と自覚を持って行動し またそれが人の悲しみや苦痛を減らしてより多くの人に幸福をもたらすものとなるように 自分の出来る範囲でそれに向かい 同時にそれが正当に認められる社会や世界であって欲しいと思う
ひとりひとりの力は限りなく小さい
来年も悲しいことだが 自然災害も 悲しい事故も 邪悪な犯罪も 死に至らしめる病も そして戦争も 世界中で起こるだろう
ひとは学習し その積み重ねで発展してきたが 時としてそこからは何も学ばずに あるいは忘れて 同じことを繰り返す
正義という名のもとに行われること 自分が行うことであっても常に懐疑的であり またその正当性を声高に主張したり誰に押し付けたりすることもせずに たとえ金科玉条などというものなど存在しないとしても それでも誰もが「正しい」言葉で自由に考え 発言し 相手の言葉を「正しい」姿勢で聴き 人としてのお互いの尊厳を大切にしながら行動する社会であって欲しいと思う
大晦日にいったい何を思ってこんなことを書いたのか自分でもよくわからないのだが 自分自身への戒めと反省と 少々の理想があったかもしれない
時に人は その出口の無いほどの深い悲しみや底なしの絶望感で満たされることもあり それが人生というものだなどと訳知り顔で軽々しく言えたものでは無いことは十分承知しているが それでも今この世界で生きている人が良い年を迎えられますようにと 非常に青臭く馬鹿馬鹿しく 安っぽくきこえても仕方の無いことを 恥ずかしさも隠して今年最後の日記としてこっそり書いておく
では これからおせち料理でイッパイといきますか
せっかちな私の正月はすでに始まっている
ただ それは物理的なことに過ぎない
あらゆるものに対する喪失感から 時が止まってしまったかのような日々を送っている人
不条理な理由で真っ暗な闇の中で膝小僧を抱えて過ごした人 自分の未来は無いという大きな失望感を抱きながら生きている人
あまりに大きな肉体的 精神的疲労感から 時の流れを感じることもなく日々が流れていく人もいるだろう
無限の時も 我が身に関しては有限なもの
時の終わりを迎えた人も有名無名に限らず 今年も数多くおられたことだろう
朝が来て 外気に触れる
その季節の その日が持つ光と湿り気と匂いを感じる
日が落ちて夜になる
暖かい空気に包まれる日もあれば まとわりつくような熱気を感じる日 また 冷気に思わず首を縮める日もあるが 一日の終わりに月や星があろうが無かろうが 夜空を見上げる時に感じる一瞬の安堵感
決して 胸を張って日々充実した生活を送っているとは言えないが 過去を振り返り 今を生き 未来に思いを馳せることができるということが どれだけ幸せなことかと思う
憎悪と嫌悪と報復だけに命を懸ける人 人を蔑み あらゆる手段の暴力を振るうことで我が身の優位性を証明し 利益を求め 保身に走る人
その人たちは たまたまそうした環境と運命の中に生まれ育ってしまったに過ぎないと思っている
個人に何の責任も無いと言ってるわけではない
ただ 責任とは自分が感じて受け止めるものであり 感じもしない責任を取らせることは誰にもできない
世界中でその功績が讃えられ 愛される人もいるが 私は その恩恵に感謝こそすれ 誰もがそうであれとは思わない
名も無き普通の人々が普通に自分なりの人生を歩み 家族であれ 友人であれ 知人であれ 一期一会の人であれ 思想や意見の違いこそあっても 互いに感謝しあい 尊重しあい 理解しようと努力する世界であって欲しいと思うが 残念ながら神は極めて未発達な高等動物しか作れなかった
それは 非常に未熟な自分自身を見ればよくわかる
今年 幸せだったと思った人は それが自分の努力の賜物だと決して驕ってはならないし 我が身の幸せの陰に泣く人もいたかもしれないことを忘れてはいけない
誰もが自分のために生き 自分が思い描く幸せを求め 理想を抱いて生きているし またそうであって欲しい
その当然な権利が平等に守られ 自らそれに責任と自覚を持って行動し またそれが人の悲しみや苦痛を減らしてより多くの人に幸福をもたらすものとなるように 自分の出来る範囲でそれに向かい 同時にそれが正当に認められる社会や世界であって欲しいと思う
ひとりひとりの力は限りなく小さい
来年も悲しいことだが 自然災害も 悲しい事故も 邪悪な犯罪も 死に至らしめる病も そして戦争も 世界中で起こるだろう
ひとは学習し その積み重ねで発展してきたが 時としてそこからは何も学ばずに あるいは忘れて 同じことを繰り返す
正義という名のもとに行われること 自分が行うことであっても常に懐疑的であり またその正当性を声高に主張したり誰に押し付けたりすることもせずに たとえ金科玉条などというものなど存在しないとしても それでも誰もが「正しい」言葉で自由に考え 発言し 相手の言葉を「正しい」姿勢で聴き 人としてのお互いの尊厳を大切にしながら行動する社会であって欲しいと思う
大晦日にいったい何を思ってこんなことを書いたのか自分でもよくわからないのだが 自分自身への戒めと反省と 少々の理想があったかもしれない
時に人は その出口の無いほどの深い悲しみや底なしの絶望感で満たされることもあり それが人生というものだなどと訳知り顔で軽々しく言えたものでは無いことは十分承知しているが それでも今この世界で生きている人が良い年を迎えられますようにと 非常に青臭く馬鹿馬鹿しく 安っぽくきこえても仕方の無いことを 恥ずかしさも隠して今年最後の日記としてこっそり書いておく
では これからおせち料理でイッパイといきますか
せっかちな私の正月はすでに始まっている