季節が動き始めたとなれば 人も動かねばならない
ただし 家の中で
いつもの洗濯に加えて キッチンマットを追加
冬にお世話になったニットのビーニー3点も手洗いする
家事が苦手で嫌いという人もいるだろうが 私は比較的好きな方だ
家庭的であるとか綺麗好きだとかは全然関係無くて 誰に言われることもなく 誰のためでもなく 義務でもなく自主的に自分の裁量でやることだから 責任のある仕事をするのとはまるで違って ただただ自己満足の世界だと私は思っている
ラジオで聞いた話
徘徊が始まった老母が 午後二時になると決まって外に出ようとする
よくよく考えてみると それはかつて幼稚園から帰ってくる息子を迎えに行く時間だった
おそらくその母親にとっては その頃が一番輝いていた時代だったのではないかと
私の母が中年になった頃 どんな雑談からだったか 子供の世話に忙しくしていた頃 その時は大変だったが今にして思うとあんな頃が一番良かったのかも ということを言ったことがある
あれだけのことをする体力と意欲に満ちていた我が身の若さ 手を離れた子供の成長への複雑な思い
将来 自分が今の状態をそんな風に追想する日が来るとは その時母は決して想像さえできなかっただろう
大変な時を後から振り返った時に 後悔とともに懐かしさでいっぱいになることもあるが そうなった時に初めて過去の日々がきらめき出す
さて 今回のことはどうなるのだろうか
夏日目前まで気温が上がった 4月最後の日