年が明けてまず初めに待ち望むのは 夜明けが早くなること
次は 暖かくなること
そして その次がこのゴールデン・ウィークだ
初日の昨日 天気は上々
といったら もうこれしかない
腰が引けることには 覚悟を決めてえいっと考えるより早くやってしまわないと億劫になるものだ
会社のそばの落葉樹が もう春だというのに少しも葉をつけない
それでもよくよく見れば ぽつぽつと芽吹いているのにある日気が付く
それがいつどうしたのか ほんの短い間に爽やかな緑の枝となり 木蔭を作るまでになる
この日のためにあの幹の中でしっかりと成長の力を蓄えていたのだろう
感動するよりも前に庭の草を想像してしまうとは
洗濯を済ませて 9時に庭に出る
3月に一度やったおかげで だからこんなか でもこの程度にはなるのか といった微妙な様子
根絶やしにしてしまいたいと思ったこともある
だが なぜか出来ない
最近では これはこれで良い時間だと思えるまでになった
腹を括れば 見方も変わる
草取りをしていて かつて ある民族を根絶やしにしようと考えたちょび髭の小男がいたことを思い出す
そのあとに考えたのは 最近のニュース
核兵器の非人道性に関する共同声明に 日本政府が賛同を拒否したというものである
いかなる場合であっても未来永劫 核兵器を使うことなどあってはならない
子供でもわかる話だ
やられたらやり返すこともある とでも言いたいのだろうか
こっちにはつよ~い武器(もしくは当てにならない味方)があるんだからな 何かしたらお見舞いしてやるぜ と威嚇でもしたいのだろうか
それとも それを持っている友達に遠慮してのことなのか
使用を決断した施政者だけがお見舞いを被るというのであれば 一向構わない
だがそれは 静かに暮らす普通の人々の希望や喜びを奪い 長きにわたる深い苦しみと悲しみを与えることになるだけだ
それどころか 憎悪が新たな悲しみを生み出すことにもなりかねない
安保政策と相いれないと言うならば それが間違っているのだ
そんなもので守られている一国の平和とは何なのか
たとえ核兵器を使われることがあっても こちらからは決して使うことは無い
それで仮に根絶やしにされることがあったとしても(そんなことは無いだろうが) 人間としての尊厳を守った国として存続できる
世界でたった一つの核兵器による被爆国日本が世界に向けた発信がこれかと・・・・
過去に亡くなられた方々に申し訳ないばかりか 現在と未来の日本の普通の人々の平和を奪いかねない決断
どっちつかずの お茶を濁した生ぬるい言葉だけの平和なんて要らない
正しく腹を括れば 見え方も違ってくるものだ
草取りは昼過ぎに終了
シャワーを浴びて買い出しに行く
スーパーが普段の土曜よりも空いているところをみると 皆さん お出かけなのだろう
連休の仕事はまだまだ続く
滅多に無い後書き:
私は、政治と経済には疎いノンポリだ。それでも昨今の日本のあり方には失望が増すばかりだ。
かつて私や母が朝食の支度をしている時に、父が朝刊を読みながら、おいおい、誰々がこんなことを言ってるぞ、まったく何考えているんだかと、こちらは話半分でいい加減な相槌をうっていたものだが、このニュースを知ったら父はなんと言うだろうかと思わずにはいられなかった。
戦地に行き、捕虜にもなり、やっと復員船に乗って東京に戻る最中に見た日本の焼野原。東京もしかりだった。戦地では、仲が良く、頼りにもなる自分の兄の戦死を知らされた。戦友や立派な上官の死も、他国の人の死も経験した。
とりわけ怒ったニュースが平和に関するものだったのは、戦争というつまらぬものの代償があまりに、あまりに大きかったからだと、戦争体験の無い戦後生まれの私でも十分に理解できる。
次は 暖かくなること
そして その次がこのゴールデン・ウィークだ
初日の昨日 天気は上々
といったら もうこれしかない
腰が引けることには 覚悟を決めてえいっと考えるより早くやってしまわないと億劫になるものだ
会社のそばの落葉樹が もう春だというのに少しも葉をつけない
それでもよくよく見れば ぽつぽつと芽吹いているのにある日気が付く
それがいつどうしたのか ほんの短い間に爽やかな緑の枝となり 木蔭を作るまでになる
この日のためにあの幹の中でしっかりと成長の力を蓄えていたのだろう
感動するよりも前に庭の草を想像してしまうとは
洗濯を済ませて 9時に庭に出る
3月に一度やったおかげで だからこんなか でもこの程度にはなるのか といった微妙な様子
根絶やしにしてしまいたいと思ったこともある
だが なぜか出来ない
最近では これはこれで良い時間だと思えるまでになった
腹を括れば 見方も変わる
草取りをしていて かつて ある民族を根絶やしにしようと考えたちょび髭の小男がいたことを思い出す
そのあとに考えたのは 最近のニュース
核兵器の非人道性に関する共同声明に 日本政府が賛同を拒否したというものである
いかなる場合であっても未来永劫 核兵器を使うことなどあってはならない
子供でもわかる話だ
やられたらやり返すこともある とでも言いたいのだろうか
こっちにはつよ~い武器(もしくは当てにならない味方)があるんだからな 何かしたらお見舞いしてやるぜ と威嚇でもしたいのだろうか
それとも それを持っている友達に遠慮してのことなのか
使用を決断した施政者だけがお見舞いを被るというのであれば 一向構わない
だがそれは 静かに暮らす普通の人々の希望や喜びを奪い 長きにわたる深い苦しみと悲しみを与えることになるだけだ
それどころか 憎悪が新たな悲しみを生み出すことにもなりかねない
安保政策と相いれないと言うならば それが間違っているのだ
そんなもので守られている一国の平和とは何なのか
たとえ核兵器を使われることがあっても こちらからは決して使うことは無い
それで仮に根絶やしにされることがあったとしても(そんなことは無いだろうが) 人間としての尊厳を守った国として存続できる
世界でたった一つの核兵器による被爆国日本が世界に向けた発信がこれかと・・・・
過去に亡くなられた方々に申し訳ないばかりか 現在と未来の日本の普通の人々の平和を奪いかねない決断
どっちつかずの お茶を濁した生ぬるい言葉だけの平和なんて要らない
正しく腹を括れば 見え方も違ってくるものだ
草取りは昼過ぎに終了
シャワーを浴びて買い出しに行く
スーパーが普段の土曜よりも空いているところをみると 皆さん お出かけなのだろう
連休の仕事はまだまだ続く
滅多に無い後書き:
私は、政治と経済には疎いノンポリだ。それでも昨今の日本のあり方には失望が増すばかりだ。
かつて私や母が朝食の支度をしている時に、父が朝刊を読みながら、おいおい、誰々がこんなことを言ってるぞ、まったく何考えているんだかと、こちらは話半分でいい加減な相槌をうっていたものだが、このニュースを知ったら父はなんと言うだろうかと思わずにはいられなかった。
戦地に行き、捕虜にもなり、やっと復員船に乗って東京に戻る最中に見た日本の焼野原。東京もしかりだった。戦地では、仲が良く、頼りにもなる自分の兄の戦死を知らされた。戦友や立派な上官の死も、他国の人の死も経験した。
とりわけ怒ったニュースが平和に関するものだったのは、戦争というつまらぬものの代償があまりに、あまりに大きかったからだと、戦争体験の無い戦後生まれの私でも十分に理解できる。