牛蒡

11月最後の日

今日明日は　カレンダーが残り１枚になったこと　今年もあと一か月になってしまったことを　色々な思いで話す人が多いことだろう

掃除や洗濯の記録や予定を書き込んでいるキッチンのカレンダーの11月を破り取ったら　すっかり軽くなってゆらりと揺れた

 

昨日買い出しに出かけたので　今日は家事に追われる

明日は牛肉と牛蒡の味噌煮を作る予定

大好物なのだが　お砂糖を使うのであまり作ることがない料理だ

この牛肉と牛蒡の組み合わせって　いったい誰が考えたのかと心から感心する

この時の牛蒡はささがきではなくて　我が家は乱切りにしたものを使う（ちなみに金平牛蒡の時にはマッチ棒のように切る）

 

自分で料理をするようになったのは20代も後半からで　それまでは目玉焼きさえ作ったことが無かった

母から習ったり　料理教室で学ぶということはしなかったが　それでも子供の頃から食器を並べたりする時になんとなく台所に立つ母の仕草を見たり　ちょっとした話を聞いたりしたことが大きく役に立った

先日　若いとはいえ30歳くらいにはなっているだろうか　アナウンサーが　牛蒡の皮は剥くのではなくて包丁の背のほうでこそぎ落とすのだと初めて知った　と話すのを聞いてびっくりした

きっと子供の頃は習い事や塾で忙しくて　料理が出来上がるところなんか見る暇も無かったのだろう

泥付き牛蒡は少し手がかかるが　あの独特のにおいをかぐとそんなこともすっかり忘れてしまう

それにしても食べることしか楽しみがないのかね　自分

ノン（Non）！

食べること「も」楽しみなのである

柿

お腹を壊してからあまり歩いていなかったので　今日は隣駅往復

行きに実の生る家の主　発見

例の柿の木はたった一個の実を残すのみで（鳥のために残したのか？）　枯葉もほぼ落ちてしまったようだ

その落ち葉を掃いているのは良いが　なんとくわえたばこではないの

あかんな～　それにここは公道だし・・・

 

奇麗で安くて美味しそうな野菜があると　ついつい買ってしまう

肉や魚は値段も質もほぼ変わりないが　野菜は大きく変わるからだ

時々　こんなに出来が悪いのにこの値段なの？と　悲しくなる時もあるくらいだ

だから　野菜室が満杯だとちょっと焦るけれど　どれからいこうかと思ってにんまりしてしまう

 

帰りに家の前でお向かいの奥さんに会ったので　挨拶をして家に入ろうとしたら　柿を沢山もらったのでもしよかったらと

ごめんなさい　私　柿が苦手なもので

日頃挨拶程度のお付き合いなので　遠慮しているのかと思われたようで　本当にいいの？と念を押されたが・・・

本当です！私　柿は嫌いです！と　心の中で叫んで　丁重にお断りした

人生で口にしたのは２度あったかどうか

あの正体の知れぬ　野菜のような微妙な味が　どうしても私には美味とは思えず　勘弁してくださーい

落ち着け

どうやらお腹も落ち着いてきたようだ

図書館に予約した本を受け取りに行く

外は暖かく　少し前に感じた初冬の空気は微塵もない

今日は体調を試すようにビールを飲んでみる

うん！問題は無さそうだ

今週末はもう12月

時間はたっぷりあるのに　そしてやるべき事が多くあるわけでもないのに　急かされているような気持ちになるのは何故なのか

落ち着け　落ち着けと言い聞かす

思うばかりでやらずにいるのではなく　毎日少しずつね

 

病気のデパート先輩から電話あり

そろりそろりと様子を見ながらの通常営業

まだ腸が本調子ではなさそうだが　まずまず

昼食を終え　片付けも済んだところで　日が傾くまでにはまだ少しあるしと本を読もうとしていたところに電話が鳴った

表示を見ると　例の病気のデパート先輩

案の定　少し前に検査入院をしていたらしい

食事でもしようと誘ってはくれるのだが　何しろ彼は週に３回は透析をする体だし　外に出る時は車椅子生活らしく　天候のことも考慮するとなかなか実行にうつせずにいる

私とて彼の地元に行かなくてはならず　もう夜の飲み会は無理になってきているので　なおのことだ

とりあえずはこの冬を超えて　暖かくなってからということになった

奥さんが亡くなられてからは日中家に一人だから　退屈しのぎなのだろうが　こうして忘れずに電話をかけてきてくれるのはありがたい

還暦前から病院と付き合っている人だが　来年は喜寿だから盛大にお祝いするのだと張り切っている

「憎まれっ子　なんとやらですね」と　可愛げのない後輩は笑って告げた

何か　お祝いでも考えようかな　

今秋 初暖房

昨夜は時々お腹の不具合を感じながら眠ったが　起きた時にはほとんど胃の気持ち悪さも　お腹の痛さもおさまっていた

それでも今秋一番の冷え込みになるというし　朝の気温がどんどん下がってくるので　体調のことも考えてエアコンの暖房を入れた

お初の暖房になる

多分良くなってきているのだろうとは思うのだが　今日もお腹に優しい食事をして午後からは横になる

天気の悪さも幸いして　体調が悪いせいかよく眠れる

そういえば　あの暑かった日の夕方　氷を入れた無糖のアイスコーヒーにアイスクリームを浮かべて食べたんだよね

あれがいけなかったのかなあ・・・

明日　問題が無さそうなら通常営業に戻るつもりだけれど　やってみなければわからない

健康とは　忍び足でやってきた輩に　ある日突然奪われるものだから