どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

確たる想像も無いままに

2016年10月31日 | 日記
ビデオを返却後 家を見に行く

階段用の板(タモ)が届いていた

毎日の上り下りに使うので 少し贅沢した^^

これがつけば 二階に上がるのに今までの梯子を使わないでも済むようになる

断熱材も入ったし 次は壁のボードかな

床には養生シートが張ってあるので 最後まで見ることが出来ないのが残念


週末の映画鑑賞でダルダルしていたので 今日は少し真面目に家のことをする

明日 現地で打ち合わせなので 質問事項もまとめておく

退職してから初めての夏が過ぎ 二度目の秋を迎えたことになるのだが あまりにバタバタとしていたせいか 不思議と昨年の実感がまるでないことに最近気が付いた

とにかく片付けの日々だったものなぁ

区の粗大ごみ券を いったいどれだけ買ったことか 

布や衣類のリサイクルゴミは指定の場所まで運び ゴミの日を忘れることも無くせっせと出し続けた

僅かにしかならないと知りつつも本を売ったのは せめて誰かの手に渡って読んでもらえたらと思っただけのこと

本が好きな人にとっては たとえ古本であっても 安く手に入れて読めるのはありがたいことのはずだから


この一週間ほど急に 毎日のようにリサイクルの会社から電話がかかってくるようになった

そういう時期なのだろうか それとも収集品が不足しているのだろうか

何もありません とだけ言うのもいかにも迷惑そうに聞こえると思い(実際は迷惑なのだが) 家の新築にあたって全て整理したので何もありません と言うことにした

嘘では無い

本当にもう何も無いのだ

それほどに捨ててきたのだから


そのままガチャンと電話を切るところもあれば そうでしたか それではもう何もありませんね 失礼しました と答える会社もある

こうした会社の中には いざ訪問してもらうと買い取りどころか これは処理するのに有料になるとか あるいは本人がリサイクルに出すつもりの無いものを値踏みし なんとか手に入れようとするところもあるというから 気をつけた方が良い

リサイクルで出そうとするものは 本来は自分にとっては不要であり ゴミと同じと覚悟しておくべきだ

もらってくれるのであれば有り難い 何かに役に立てば幸いだ くらいに思っていてちょうど良い


空白のような去年の秋から一年が過ぎ 家なき子の私はまだまだ宙ぶらりんの気持ちがする

それでも とにもかくにも 私に任された親の後始末だけは確かにした

一年後 今年の秋の記憶はどうなっているのだろうか

確たる想像も無いままに 秋が深まっていく

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またまた映画の日

2016年10月30日 | 日記
ビデオを返しに行って 今度は3枚借りてきた

ひとつは ロブ・ライナーの人生3部作のひとつ『最高の人生のはじめ方』

『最高の人生の見つけ方』はすでにネットで見たが 『最高の人生のつくり方』はまだ見ていない


当然のごとく 原題はこのような3部作形式にはなっていない

『The Bucket List』 

これが『最高の人生のはじめ方』の原題であり 「死ぬまでにやりたいことリスト」といった意味になる

「kick the bucket」は「死ぬ=くたばる」(自殺する時にロープをかけてバケツの上に乗り それを蹴飛ばして死ぬことかららしい)

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主役で 面白くないはずはない


今回見た『~はじめ方』の原題は「ベル島のマジック」といったもので モーガン・フリーマンが主役である

『ドライビング Miss デイジー』で彼を知ったが 『ショーシャンクの空に』ですっかり好きになった

ちなみにこれは私の大好きな映画で まさに映画の面白さをパンパンに詰めたものとして 強く心に残っている作品でもある


今日借りた別の一枚『ラストベガス』にも 子供の頃からの仲間4人組のうちの一人として出演している

(昨日は3人組について書いたが 『スタンド・バイ・ミー』も『スリーパーズ』も4人組の話)

他にマイケル・ダグラスやロバート・デ・ニーロ ケヴィン・クラインと顔ぶれは良いのだが・・・

ただお気楽に楽しめるものであり 映画にはそれもまたあっていい


最後の一枚は『セッション』

一流のジャズドラマーを目指す青年と 指導者との闘いの話というべきか

映画紹介をラジオで聞いた時から興味を持っていたのだが 見て損の無い映画だった

誰もが同じような感想を持ち 評価をするような映画では無いと思われるし 見終わって 面白かったとか 感動したといった単純な感想もありえないだろう


ジャズを良く知る人には 不満だらけかもしれない

こんな音楽教育など実際にはありえない設定で 今時こんな選曲をするか とも思ったのは確か
 
だが これはたまたま音楽を媒介としただけの 狂気と復讐と闘いの果ての昇華の話であると私には思えた

いや 二人が高みに上ったかどうかだって実のところ定かでは無い

ラストシーンで互いに憎悪する二人が一瞬ひとつになったのは 単に交差する一点で終わるのかもしれない

その交差点にしても 理解や愛があったとは 思いたいがそうも思えない

「やってやったぜ」 「お見事」 そんなところかもしれない

見る人それぞれで 色々な解釈があり 余韻を持たせる映画もまた心に残る


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レンタルで映画鑑賞 「きっと、うまくいく」

2016年10月29日 | 日記
歩いて数分のところの大型スーパーへと買い出しに出かけた

隣接して別の商業施設があり 映画館 飲食店 TSUTAYAなどが入っている

仮住まい後 ずっとこのTSUTAYAが気になっていたが 今日初めて入ってみた


映画館で映画を見なくなって久しい

理由は色々だが ミニシアター化したことと 時間予約制になったこともその一つでもある

チケットを買うのもめんどくさい

時折レンタルで見ることはあったが その店が無くなり そして私も忙しくなり 更には家の近所に無かったこともあり いつしか時折 ネットで無料配信の映画を見る程度になってしまった

映画ファンの足元にも及ばないが それでも昔はそこそこ見ていたし 嫌いなわけでもなく ラジオで映画紹介があったりすると耳だけは傾けて 記憶に留めていたりした

そして 次から次へと題名だけが残っていった


せっかくこんなに近くにあるところに仮住まいをし また時間もあるのだからと 前々から気にはしていた私を後押ししたのは 『PK』という映画を耳にしたから

検索したら過去の作品に 同じ監督・主演男優で『きっと、うまくいく』というものがあり それもなかなかの大ヒットだったという

それを見たくなった


今やボリウッドと命名されるほどにまでなったインド映画である

配信スタイルがどう変化しようとも 映画製作への人の熱意は廃れない

歌と踊りが無ければ観客は満足しないと言われるインド映画だが これに関していえば かなり抑えられている

それでも少し早回ししたけどね~^^


インドの最難関工科大学で出会った3人の男性の友情と10年後の人生 と書くと何やら重い感じになるが 原題は『3 Idiots(3バカ)』

昔『3バカ大将』というTV番組があった

子供の頃にファンになったハンフリー・ボガートの晩年のコメディー映画に『俺たちは天使じゃない』というのがある

彼の作品の中ではB級かもしれないが 私は好きだった

ラストのほうでチョイ役に 『ララミー牧場』でスリム役をしていたジョン・スミスが出てくるのだが それを見た時には子供ながらに大発見をしたような気持ちになった

私はこのボギーの映画を見た時 この『3バカ大将』を思い出し 絶対に彼らのイメージがあったはずだとずっと思い続けてきている(フランス人作家の戯曲を原作としているというから間違いかもしれないが 3人のキャラクターは似ている)

で 何が言いたいかというと バカは3人組と決まっているのか? と思ったというだけのこと

実際は 3人だとキャラクターとしてのまとまりが良いのだろうけれどね 

ずっこけ3人組もそうだし のび太・スネ夫・ジャイアンもやっぱり3人組だし

ちなみに邦題の『きっと、うまくいく』は 主人公でもあるランチョーの口癖であり 祈りの言葉でもあり 呪文とも信念とも思える言葉「Aal Izz Well」(アール イズ ウェル)のこと 

英語表記すれば「All Is Well」のことである


3バカとあるが 主人公ランチョーは首席で卒業するほどの優秀な生徒である

エリート学生が集う中 優越感と裕福な生活だけを求めての学業成績や就職などは意味が無いと考えるような若者で それが友人二人の人生も巻き込んでいく

多少のドタバタもある青春映画になっており 私たちが通常インドから連想するような空気はほとんどみられない

それでも貧富の差は確かにあるとわかるし インドの教育事情もみえてくる

格別素晴らしい映像ショットや 強烈に訴えたいものがあるわけでもなく(というかそうした強烈さをあえて好まなかったのかも)涙無くしては見られないといった感動作品でもないが 伏線が絡むあたりはなかなかよくできている

明るくハッピーエンドなのも インドの人の好みなのかもしれない


映画は 本を読んだり 絵画を見たり 旅をしたりするのと同じでしょせんは娯楽である(人生の楽しみとも言えるけれど 私はそもそも人生は最高の暇つぶしと思っているので^^)

映像の美しさを楽しんだり 主人公や俳優に憧れたり 感動したり 時に学んだり 考えたり 観賞の仕方なんて人ぞれぞれで良い

つまらない映画も批評家に酷評されるものもあるが 大事なのは自分

淀川さんは 職業上 常に素晴らしい映画とばかりに出会えるわけではなかったが そんな時でも どこか一つ 何かを見つけるようにしていると言っておられたと思う

知識や経験 鑑賞力や理解力 想像力や感受性といった いわば すべての自分の能力のサイズや資質にかかっていると思うと 限界と同時に無限も感じる

そういえば いやぁ 映画って本当に面白いですね なんて言っていた人もいたっけなあ

さあ 明日は何を借りてこようかな

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あああ さぶっ!

2016年10月28日 | 日記
昨夜 というよりもすでに今日 朝の4時ごろに寝るようなことをして こんな時は両親の目を思わず覆いたくなる(とっくに目は瞑ったままだけれど)

朝 目が覚めたら 暗かった 

何時かと思ったら7:45

私にしては珍しいことだが これもたまにはいいか


懺悔というわけでもないけれど 今日はキッチンを少し念入りに掃除する

包丁も研いだ^^

楽ちんな事もめんどくさい事も同じようにやってくる  

特に私は一人親方だから 得意なことも不得意なことも全て請け負うことになる


IEのお気に入りを整理し 失われたページや不要なものは削除し だらだらと羅列していたものを全てファイルにいれた

久しぶりにデフラグもかけた


今日は雨のせいもあって 少し冷え込む

ついこの間 やっと秋めいてきたと思ったら もう晩秋に入ろうとしている

行楽だ 紅葉だと言っているうちに冬がこっそりやってくる

冬に罪も恨みも無いけれど やっぱり冬は好きになれない

夏の暑さはやる気を失くすけれど 冬の寒さは全てを奪っていく気がする

あああ さぶっ!

今日は ぬくぬくお布団の中で!

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これも当たり!

2016年10月27日 | 日記
サッシが入った!と書いたのは先週の金曜日のこと

月曜に家を見に行き 帰りがけに家の外を何気なく見て ふと 外枠はあんな色だっただろうか と思った

内側は 一階と二階の色を変えたため しっかりチェックした

だが 外はさほど気にしなかったのだ

家に帰って仕様書を見たら 確かにオータムブラウンという濃いめの茶色になっている

ついていたのは ベージュとグレーが混ざったような色だった

はて あれをそう呼ぶのか? いやいや 見本を見たけれどそんな感じでは無かったはずと思うが これは初期の段階から決めたために 私も自信が無い

ネットで検索して色を見るが どう考えても 光りの加減を差し引いたってあの色にはならないだろうと思い もう一度出かけて棟梁に伝える

棟梁も 納品された物の色の名前までは知らない


その色はシャイングレーといって 今は一番人気とされてる

私も ついてしまったものは もうこのままでいいかなあって・・・・なんちゅういい加減な私^^

確かに 茶と緑の家という ちっともモダンでも最近のトレンドでもないけれど 私なりのはっきりとしたイメージがあって決めたのは事実

だがこうして見ると白っぽい窓枠もすっきりと綺麗におさまるし どちらかというと上品で落ち着いた雰囲気にもなり ただこれがはたして私の選んだ色なのかどうかだけは確かめておきたかった


そして昨日の事 電話があった

あはははははは やっぱり間違ってた~~~~(笑い事じゃないけれど^^)

どうやら発注の時の 何度かのやり取りの途中で変わってしまったらしい

その両方に責任があるといえばあるのだが やはりこちらの最終確認のミスだと

お客様の意向が第一だから 交換させてもらいたいという

一番心配するのは それで躯体に対するダメージが無いかということだったが それは問題無いというので それではお願いしますと伝えた

電話を切ってから 損失も大きいだろうと思うと私も気が重くなり ビールを飲みながら 壁の色とサッシの色を見比べ これでもいいか いややっぱりだめかと 検討してみた

他の色であれば絶対に交換してもらうけれど これもそう悪くないしなあなんて思いながら飲んでも さっぱり酔えない


私は 一言も不平も不満も文句も言わなかった

どうしてそうなってしまったのかもわかったし 人がミスを犯すことは十分承知している

確認につぐ確認だけがそれを減らすことができる

そうは言わなかったが 現場監督も来ていたのだし 本当に仕様書通りのものになっているかどうかをチェックする必要があったし それが仕事だろうと思う

発注した人は別の人であり まさかその人が間違えるとも思わず だから届いたものがちゃんと取り付けられていればそれで良いと思ってしまうのだろう

発注した人の責任だと言いたいところだろうが 果たしてそうだろうか

今回の損失は部材だけに限らず 大工の手間もある

やり直しの仕事は 無からの仕事よりも手間もかかり やる気にも影響する

そして施主の気持ち

これから先 大丈夫か?といった不信感だって残るかもしれない


とはいえ 自分が仕事をしていた時のことを思い出すと とても他人のミスを責めることは出来ない

起きる時は起きる けれど 起こしてはいけない

あの頃の緊張感と 何度も確認した日々が思い出される

自分ひとりのことであれば やっちゃった~で済むが 仕事はそうはいかない

責任は会社の内外の関係者すべてに及ぶ

嫌な事を思いだし ますます醒めていくばかり

と また電話が鳴り 今現地に居るのですが今後の説明をしたいので そちらにお伺いしたいと

それなら私がそちらに行きます ビール飲んじゃってますけれど~~ ってなわけで 説明を受けに


完全にこちらのミスですし 社長とも話しましたが お客様が喜んでくれるようにするのが一番大事なことなので 取り替えさせていただきますと(まあ 当たり前と言えば当たり前なのだけれど・・・)

しかし どこの社長も同じこと言うなぁ^^ 

でも大事なのは日々の仕事に慣れずに 確認することなのじゃよ とは思ったが胸の内

私のさまざまな損失に関する心配も そう言ってくださるだけでありがたいとも また今の段階で指摘してくださって本当に良かった とも言われた

頻繁に通っていて良かった~~~


しかし 納品ミスの話はネットでも幾つか見たけれど やっぱりここにもあった~~

これはブログネタになるぞ とまでは思わなかったが(してるけど~) 決して100%人任せにしてはいけないことを悟った

損失は誰が被るのであれ 無い方が良いに決まっている

誰に責任があるとかは二の次

人はミスからは絶対に逃れられないと知ったうえで ミスを犯した時にはどのように対処するか そしてそれをなくすためにはどう改善させていくか

これは 仕事に関係無く 誰にでもあてはまる事

今日は缶コーヒー一箱持って 家を見に行く

私があれでも良いと言えばやり直しにならなかったのに ごめんなさいね と

しかし 大工さんにも当たりだったけれど こんなことにも当たりが出るとはね~^^

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